をかしや きまぐれ草子

エコツアー・自然体験・人材育成研修など をご提供している 一般社団法人・よろず体験事務所 をかしや “まろ” と “たま” の きまぐれ日記。事務所は愛媛・今治。いとをかしな自然生活、をかしやあれこれ、を綴ります。
綴るのは、“たま” 時々 “まろ” で~す。
2010年9月29日
海士町にいってきました。
~人と自然が和する未来へ~
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ども、まろです。

先日、隠岐ノ島の『海士町(あまちょう)』に行ってきましたのでレポートしたいと思います。

みなさんは海士町ってどんなところか知ってますか?

海士町は、島根県の沖合に浮かぶ隠岐諸島のひとつです。
面積33.5平方キロの小さな島に人口2500人あまりが暮らす典型的な過疎の島です。
大きさとしてはしまなみ海道の大三島の半分程度ですね。

が、ココは今地域おこしの先進地として全国的に注目されています。

島特産の「さざえ」を使ったサザエカレーや岩ガキ「春香」など地域の特産物をブランディングしたり、都会との交流事業を多く仕掛けたりしています。

その結果、なんと五年間で230人!ものIターン、Uターン者が島に移住しているのです。
→ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2742
ちなみにこの記事に出ている岩本悠さんも阿部さんも今回のミーティングの参加者でした。

で、今回のしごとは、海士町教育委員会の主催で行われる「ふるさと環境ミーティング」のファシリテーターです。ワークショップの進行役ですね。

私が担当した分科会は「環境保全型交流プログラムづくり」

海士は自然が豊かなところですが、その自然を楽しむだけでなく、環境を「保全」しつつ、島内外の人が「交流」し、島に人を呼べるプログラムを考えよう!
というものです。

うーむ、ム、ムズカシイ・・・あせあせ(飛び散る汗)

まあとにかく、そんな集いのお手伝いをしてきました。


海士町教委の主催であるため、開会式では海士町長の挨拶がありました。



こちらは全体の進行役をされた川島 憲志さん。
スーパーファシリテーターです。



事業全体のコーディネートをされたのは広島の「人間科学研究所」所長の志賀 誠治さん。こちらも私たちのアコガレのスーパーなお方ですムード


海士の自然や文化、産業を知るためのバスツアーもありました。



さすが離島、ダイナミックな景色です。



しかしよく見ると、いろんな国からの漂着ゴミがあったりします。
こういった問題を島内外の人々がいっしょに考えるのが今回の趣旨なのです。


さて、私たちの分科会。
天気もいいので、まずは外に出てみんなの思いや背景を共有しました。







その後漂流ゴミや竹害など環境問題の現場を見学、それぞれの感想を共有し、この日は終了となりました。


さて翌日。いよいよ「環境保全型交流プログラム」を作っていきます。

まずはプログラムの作り方を学びます。企画のイロハです。
企画する上で一番大事なのが「コンセプト」
今回はコンセプトワークをメインに進めていきました。



その後はいよいよプログラム作り。
企画はいつもそうですが、コンセプトが決まるまではなかなかシンドイがく~(落胆した顔)
産みの苦しみの時間です。





しかし、ひとたびコンセプトが決まってしまえばあとはどんどんすすんでいくもの。
アイデアを模造紙に落として形にします。





そしていよいよ発表!
二日間の成果をプレゼンします。



反応は上々でしたよグッド(上向き矢印)

今回みんなでつくったプログラム、非常にレベルの高いものだったと思います。
地域を元気にするには、地元の人の経験や知識、そして外のメンバーの斬新な発想の両方が必要なんだな~とつくづく感じました。

ワークショップの最後は分科会メンバー全員で写真撮影です。
どーですか、メンバーのこの表情exclamation&question





そしてその夜は大懇親会!
海鮮バーベキューに舌鼓です。
海士町の方も参加してくださいました。


こちらは海士町の佃教育長。


左側の陽気な方は、なんと副町長でするんるん

うーん、海士ってスゴいexclamation×2
小さな自治体だからこそ、地域住民もIターンも行政のトップも一丸となって、地域のためにがんばっているんだな~と感じました。それこそが海士町の強さの秘訣ですね。


日が変わって最終日。
私たちはもう一泊しましたが、ミーティング参加者は島を離れる日です。
このときも海士のスゴさを実感しました。

だってミーティングに関わったみんなが総出で見送りに来てくれるんです。



なかなか感動的な光景でしたよぴかぴか(新しい)

ちなみにフェリーは鬼太郎フェリーです。
水木しげるゆかりの境港発着ですから。



こうして「海士町ふるさと環境ミーティング」は無事修了したのでした。





今回海士町という『地域』にかかわらせてもらってたくさんの学びがありました。

地域を作っているのは、そこに「住む人=地の人」であるということ。
立場に関わらず、地域構成員のみんなが関わるのが大事だということ。
そして地域の人だけでなく「外の人=風の人」の存在の大切さ。


たくさんの学びや気づきを得て、これをぜひえひめに還元したいと思ったのでした。

多くの出会いとご縁に感謝です!


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更新 2010年9月30日 11:04:31


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