をかしや きまぐれ草子
エコツアー・自然体験・人材育成研修など をご提供している 一般社団法人・よろず体験事務所 をかしや “まろ” と “たま” の きまぐれ日記。事務所は愛媛・今治。いとをかしな自然生活、をかしやあれこれ、を綴ります。
綴るのは、“たま” 時々 “まろ” で~す。
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2016年4月21日
改めて、インタープリテーションを考える その2
改めて、インタープリテーションを考える その2
~人と自然が和する未来へ~
☆こちらは2016年までの をかしや旧ブログです。 2017年からの新ブログはこちら
現在募集中の主催プログラムはこちら
こんにちは、マロです。
昨日よりシリーズで書いている記事「改めて、インタープリテーションを考える」。
今日はその第二回目です。
五月開講、しまなみインタープリター講座 第8期.
各回ごとの単発参加可能となりました!↓
http://wokasiya.jp/menu/shimanamiip.html
http://gigax.jp/blog/wokasiya/34663/
今回も過去記事をピックアップして、をかしやにおける、しまなみインタープリター講座やインタープリテーションの歴史を振り返ってみたいと思います。
「しまプリ」が始まったのは2009年7月。
この記事は、第1期第一回のレポートです。
しまプリ8年の歴史の中で、会場や内容はかなり変遷し、洗練されてきています。
現在のしまプリは、自然体験に限らず「コミュニケーション力」「企画力」「伝える力」を伝える総合講座として位置づけています。が、この頃はまだ自然体験色が強いですね。
日程も現在では「一泊二日×3回」というスタイルに落ち着いていますが、第3期までは「日帰り×5回」という形式でした。第1期の場所は、今治市地場産業振興センター。
初期の をかしや事務所があった場所です。
第1期の参加メンバーは15名。第2期も15名でした。
面白いもので、参加メンバーは今治在住者が多く、県外者は数名ほど。
期を重ねるごとに、県外者が増えてきます。
そして今では第1期メンバーは「伝説のしまプリ1期生」として語り継がれています。
まあ、語り継がれるだけでなく、忘年会やらさまざまな場所で今も顔を合わせているわけですが、、、。
そんなふうにずっとつながる強固なつながりが出来るのも、本講座の大きな魅力の一つでしょう。
ちなみに第3期からはほぼ県外メンバーとなったため、遠方からも参加しやすくなるように、翌年第4期から「一泊二日×3回」のスタイルに落ち着いたのでした。
そんな原点とも言えるしまプリ講座第1期、第一回のレポートをどうぞご覧ください。
まろです。
このブログでも以前から紹介してきましたが、6月21日(日)より
『しまなみインタ−プリター養成講座』がはじまりました。
『インタ−プリター』とは地域の自然や文化や歴史をわかりやすく伝える案内人のことです。
この講座はしまなみ地域初の本格的なインタープリター養成講座なのです。
ちょっと時間が経ってしまいましたが内容をレポートしたいと思います。
1. オリエンテーション
講座のはじめはオリエンテーションから。
講座を進めていく上で「目的」や「目標」そして基本となるグランドルールを確認することはとても大切です。
「目的」とは方向性をきめるもので、最終的な到達点=「的(まと)」をあらわします。
それに対して「目標」とは、その中でどこまで行くのかを示す目印=「標(しるべ)」なのです。
こういったことをはじめに全員で確認しました。
2. アイスブレイク
初対面のメンバーだと、なかなか打ち解けるのに時間がかかります。
中には「前日眠れなかった」という方も・・・。
そんなかたいフンイキをやわらかくするのが「アイスブレイク」。
いろんなゲームを通じてお互いのことを知っていきます。
この写真は「なぜこの講座を受けたか?」という質問に対して四つの選択肢からどれかを選ぶという「フォースドチョイス」。
選んだ理由をグループごとに共有し、それをインタビューしていきました。
たったの1時間でしたが、終了後はとってもうちとけた雰囲気になりました!
3. 講義 崋然体験活動とインタープリテーション
休憩のあとは講義です。
なぜ自然体験が必要なのか?
インタープリテーション、インタープリターとはなにか?
などの基本的な「知識」をパワーポイントを使って学びました。
4. インタープリテーション体験
お昼をはさんで午後からは、外に出て「体験」してみます。
いくら知識を身につけても実際に体験してみなければ、インタープリテーションは決して理解できません。
場所はじばさんセンターすぐ脇の小さな散歩道。
「えっ、こんなところで自然体験?」と驚くような場所です。
でも街中でも、ちゃーんと質の高い自然体験は出来るんです。
例えば植え込みの葉っぱを使って「はっぱずもう」で遊んだり、
川の生き物をさがしたり。
ここの川は海に近いため、水生昆虫だけでなく、モクズガニやボラや鯉などいろんな生き物を見ることができました。
普段意識していませんが、ごく身近なところにもたくさんの「小さな世界」がひろがっているんです。
そんなことを体験することができました。
5.インタープリテーション論
屋内に戻って、体験して気づいたことをグループでシェアしました。
自然体験活動をするとき、体験したことをやりっぱなしにするのではなく、ふりかえって気づきを共有することがとてもたいせつです。
教えられたことよりも、自分で発見したことのほうがずっと「身につく」ものなのです。
そのあと、班ごとに発表し、最後にポイントを解説しました。
6. CONE指導者制度について
しまなみインタープリター養成講座は、受講することで全国統一資格「CONEリーダー」を取得することができます。
この時間は、CONE(自然体験活動推進協議会)という組織と、CONE指導者制度について学びました。
7. アンケートの記入とふりかえり
いよいよ本日最後です。まずはアンケートに記入しつつ自分自身のふりかえりを行い、そのあと全体でシェアしました。
アンケートを記入することで、新たな体験をして自分自身が感じたことや考えたことをじっくりとふりかえることができます。
そしてそれを発言という形でアウトプットすることで、さらに考えが深まるのです。
最後はみんなで感じたことを共有し、とても良い顔で終了することができました!
☆ 参加者の感想 ~アンケートより~ ☆
◆アイスブレイク、スゴクいいと思います。以降の姿勢が変わると思います。
◆年齢も職業も全然ちがう人があつまり、打ち解けるのに時間がかかるのかなと思い
ましたが、アイスブレイクを通じて皆さんの笑顔を見て、とても心がなごみました。
◆インタープリテーションは「説明」ではないことに驚きました。
しかし知識はないとできないなとも午後の体験を通して感じました。
◆講義を受けて「そうか~」と思ったことと、体験して「そうか~」と思ったことが
重なって、なるほどな~と思いました。
◆単なる説明ではない、本当のことをおもしろく、楽しく伝える事が自分には
苦手なので、インタープリテーションをもっと理解していきたい。
◆インタープリテーションのレベルに応じて、身近な自然を生かすも殺すもと
いうことになる。
○ 第一回をふりかえって ○
年齢も立場も違う受講生が集まってはじまったこの講座。
受講した理由もさまざまで、みなさんドキドキしながら参加されたようです。
でも、立場は違えど「伝える力を身につけたい」という思いはみんな同じ。
ともに一日学んでふりかえりが終わった頃にはすっかり打ち解けていました。
インタープリテーションとは単なる自然案内の技術ではありません。
自然や建物や商品など「見えるもの」を通じて、その背景にある生き物のつながりや歴史や物語など「見えないもの」を引き出し、伝える技術です。
そこには仕事やプライベートにも応用できる「伝える」ためのエッセンスがあります。
今回レポートした内容は、全5回中の1回目。
まだまだはじまったばかりで、今月12日には第2回目があります。
14人の仲間と一緒に、インタ−プリテーションについてじっくり学んでいきます。
これからどんなドラマが生まれるのか、とても楽しみです。
~人と自然が和する未来へ~
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昨日よりシリーズで書いている記事「改めて、インタープリテーションを考える」。
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五月開講、しまなみインタープリター講座 第8期.
各回ごとの単発参加可能となりました!↓
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今回も過去記事をピックアップして、をかしやにおける、しまなみインタープリター講座やインタープリテーションの歴史を振り返ってみたいと思います。
「しまプリ」が始まったのは2009年7月。
この記事は、第1期第一回のレポートです。
しまプリ8年の歴史の中で、会場や内容はかなり変遷し、洗練されてきています。
現在のしまプリは、自然体験に限らず「コミュニケーション力」「企画力」「伝える力」を伝える総合講座として位置づけています。が、この頃はまだ自然体験色が強いですね。
日程も現在では「一泊二日×3回」というスタイルに落ち着いていますが、第3期までは「日帰り×5回」という形式でした。第1期の場所は、今治市地場産業振興センター。
初期の をかしや事務所があった場所です。
第1期の参加メンバーは15名。第2期も15名でした。
面白いもので、参加メンバーは今治在住者が多く、県外者は数名ほど。
期を重ねるごとに、県外者が増えてきます。
そして今では第1期メンバーは「伝説のしまプリ1期生」として語り継がれています。
まあ、語り継がれるだけでなく、忘年会やらさまざまな場所で今も顔を合わせているわけですが、、、。
そんなふうにずっとつながる強固なつながりが出来るのも、本講座の大きな魅力の一つでしょう。
ちなみに第3期からはほぼ県外メンバーとなったため、遠方からも参加しやすくなるように、翌年第4期から「一泊二日×3回」のスタイルに落ち着いたのでした。
そんな原点とも言えるしまプリ講座第1期、第一回のレポートをどうぞご覧ください。
まろです。
このブログでも以前から紹介してきましたが、6月21日(日)より
『しまなみインタ−プリター養成講座』がはじまりました。
『インタ−プリター』とは地域の自然や文化や歴史をわかりやすく伝える案内人のことです。
この講座はしまなみ地域初の本格的なインタープリター養成講座なのです。
ちょっと時間が経ってしまいましたが内容をレポートしたいと思います。
1. オリエンテーション
講座のはじめはオリエンテーションから。
講座を進めていく上で「目的」や「目標」そして基本となるグランドルールを確認することはとても大切です。
「目的」とは方向性をきめるもので、最終的な到達点=「的(まと)」をあらわします。
それに対して「目標」とは、その中でどこまで行くのかを示す目印=「標(しるべ)」なのです。
こういったことをはじめに全員で確認しました。
2. アイスブレイク
初対面のメンバーだと、なかなか打ち解けるのに時間がかかります。
中には「前日眠れなかった」という方も・・・。
そんなかたいフンイキをやわらかくするのが「アイスブレイク」。
いろんなゲームを通じてお互いのことを知っていきます。
この写真は「なぜこの講座を受けたか?」という質問に対して四つの選択肢からどれかを選ぶという「フォースドチョイス」。
選んだ理由をグループごとに共有し、それをインタビューしていきました。
たったの1時間でしたが、終了後はとってもうちとけた雰囲気になりました!
3. 講義 崋然体験活動とインタープリテーション
休憩のあとは講義です。
なぜ自然体験が必要なのか?
インタープリテーション、インタープリターとはなにか?
などの基本的な「知識」をパワーポイントを使って学びました。
4. インタープリテーション体験
お昼をはさんで午後からは、外に出て「体験」してみます。
いくら知識を身につけても実際に体験してみなければ、インタープリテーションは決して理解できません。
場所はじばさんセンターすぐ脇の小さな散歩道。
「えっ、こんなところで自然体験?」と驚くような場所です。
でも街中でも、ちゃーんと質の高い自然体験は出来るんです。
例えば植え込みの葉っぱを使って「はっぱずもう」で遊んだり、
川の生き物をさがしたり。
ここの川は海に近いため、水生昆虫だけでなく、モクズガニやボラや鯉などいろんな生き物を見ることができました。
普段意識していませんが、ごく身近なところにもたくさんの「小さな世界」がひろがっているんです。
そんなことを体験することができました。
5.インタープリテーション論
屋内に戻って、体験して気づいたことをグループでシェアしました。
自然体験活動をするとき、体験したことをやりっぱなしにするのではなく、ふりかえって気づきを共有することがとてもたいせつです。
教えられたことよりも、自分で発見したことのほうがずっと「身につく」ものなのです。
そのあと、班ごとに発表し、最後にポイントを解説しました。
6. CONE指導者制度について
しまなみインタープリター養成講座は、受講することで全国統一資格「CONEリーダー」を取得することができます。
この時間は、CONE(自然体験活動推進協議会)という組織と、CONE指導者制度について学びました。
7. アンケートの記入とふりかえり
いよいよ本日最後です。まずはアンケートに記入しつつ自分自身のふりかえりを行い、そのあと全体でシェアしました。
アンケートを記入することで、新たな体験をして自分自身が感じたことや考えたことをじっくりとふりかえることができます。
そしてそれを発言という形でアウトプットすることで、さらに考えが深まるのです。
最後はみんなで感じたことを共有し、とても良い顔で終了することができました!
☆ 参加者の感想 ~アンケートより~ ☆
◆アイスブレイク、スゴクいいと思います。以降の姿勢が変わると思います。
◆年齢も職業も全然ちがう人があつまり、打ち解けるのに時間がかかるのかなと思い
ましたが、アイスブレイクを通じて皆さんの笑顔を見て、とても心がなごみました。
◆インタープリテーションは「説明」ではないことに驚きました。
しかし知識はないとできないなとも午後の体験を通して感じました。
◆講義を受けて「そうか~」と思ったことと、体験して「そうか~」と思ったことが
重なって、なるほどな~と思いました。
◆単なる説明ではない、本当のことをおもしろく、楽しく伝える事が自分には
苦手なので、インタープリテーションをもっと理解していきたい。
◆インタープリテーションのレベルに応じて、身近な自然を生かすも殺すもと
いうことになる。
○ 第一回をふりかえって ○
年齢も立場も違う受講生が集まってはじまったこの講座。
受講した理由もさまざまで、みなさんドキドキしながら参加されたようです。
でも、立場は違えど「伝える力を身につけたい」という思いはみんな同じ。
ともに一日学んでふりかえりが終わった頃にはすっかり打ち解けていました。
インタープリテーションとは単なる自然案内の技術ではありません。
自然や建物や商品など「見えるもの」を通じて、その背景にある生き物のつながりや歴史や物語など「見えないもの」を引き出し、伝える技術です。
そこには仕事やプライベートにも応用できる「伝える」ためのエッセンスがあります。
今回レポートした内容は、全5回中の1回目。
まだまだはじまったばかりで、今月12日には第2回目があります。
14人の仲間と一緒に、インタ−プリテーションについてじっくり学んでいきます。
これからどんなドラマが生まれるのか、とても楽しみです。
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更新 2016年4月21日 12:28:19