をかしや きまぐれ草子
エコツアー・自然体験・人材育成研修など をご提供している 一般社団法人・よろず体験事務所 をかしや “まろ” と “たま” の きまぐれ日記。事務所は愛媛・今治。いとをかしな自然生活、をかしやあれこれ、を綴ります。
綴るのは、“たま” 時々 “まろ” で~す。
綴るのは、“たま” 時々 “まろ” で~す。
2015年12月30日
狩猟合宿in大三島 ~島で猟師に命を学べ!~
狩猟合宿in大三島 ~島で猟師に命を学べ!~
~人と自然が和する未来へ~
☆こちらは2016年までの をかしや旧ブログです。 2017年からの新ブログはこちら
現在募集中の主催プログラムはこちら
大変ご無沙汰しております。
マロです。
今年も残すところあと二日となりました。
今年は暖冬で暖かい日が多いですが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
をかしやにとっての2015年は、困難に見舞われた年でした。
2年近くかけて整備してきた古民家撤退の一件は、私たちにとって非常に悔しく虚しく、ダメージの大きかった出来事でした。
しかし、多くのみなさんの暖かい励ましのおかげで、なんとか乗り切ることができました。
今まで培ってきた「絆」のありがたさが身にしみた一年でもありました。
みなさま本当に、ありがとうございました。
そしてをかしやは、年明けすぐに一般社団法人となります。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
さて、昨年一昨年と大人気だった狩猟合宿、今年も開催します。
「狩猟合宿in大三島~島で猟師に命をまなべ!~ 掘
本事業では一泊二日でワナ猟を体験し、
イノシシまるごと一頭を参加者自身の手で解体します。
講師は30代の猟師「なべちゃん」こと渡邉 秀典氏。
彼から猟と解体作業の手ほどきをうけ、実践します。
ミカン農家、そして罠猟師である渡邉氏。
獣害問題と向き合い、何とかすべくイノシシを捕り、
そのイノシシの「命」を肉として活かしつつ地域を元気にしようと奮闘し、
島で様々な動きを作りだしています。
そんな渡邉氏の思いと姿勢にふれながら、
人と獣の関わりを考えていきましょう。
以下、昨年のようすです。
一日目。イノシシの棲む山や獣害現場のみかん畑で、
イノシシのこん跡や通り道を知り、わなを仕掛けてみました。
夜はシシ肉をたっぷり味わい大宴会!メイン会場は、しまなみ海道大三島にある、廃校を利用した宿泊施設。広〜い調理室で、料理もみんなで作ります!猪鍋に焼き肉にシシづくしです!
そしてなんといってもハイライトは通称「モンハン焼き!」
シシのモモ肉の丸焼きなのですが、そのビジュアルがゲーム「モンスターハンター」に出てくる肉の丸焼きにそっくりなのです。みんなで「リアルモンハン焼き」を味わいます。
どうすかこのシズル感!!シェフなべちゃんが切り分けてくれます!
もう、このモンハン焼き食べるだけでも、この合宿にくる甲斐あった!
とみんな言ってましたね。それほどうまい!
なんせなべちゃんのシシ肉は下処理が完璧なので、臭みが全くないのです!
それどころかしまなみのシシたちはみかんをたらふく食っているので、肉からほのかにみかんの香りがするのです。鼻が良い人ならわかるかも。
そしてシシづくしの御馳走に舌鼓を打ちながら、県内外からのいろんな人が楽しく交流し盛り上がるのでした。
二日目。イノシシの解体に挑みます。みなさん真剣。
動物 が 肉 になっていきます。
その日の朝、罠にかかり解体場に運ばれたイノシシも目撃しました。
二日間の体験を振り返る時間。感じたことをみんなで語り合いました。
狩猟合宿にさんかされたメンバーには、その後狩猟免許を取得した方も多いです。
それぞれの地で活動を始められているようです。
「狩猟に興味あるけどどうしたらいいかわからない」
という方にもオススメです!
さて、以下は一昨年、第一回狩猟合宿のご案内文から、本事業の魅力について*********
本事業の魅力はズバリ、渡邉氏の魅力にあります。
もともと、渡邉氏は猟師ではありませんでした。現在もそうですが、本職はミカン農家です。今日、農業は楽な商売ではありません。しかし大学時代にまちづくり、地域おこしを学び、各地の農産物直売所を研究していた彼は、直販を手がければ農業でも「イケル!」と判断します。そして卒業後地元大三島に戻り、柑橘の農業後継者として就農します。
その当時、島にはほとんどイノシシはいませんでした。
しかし、広島と愛媛にまたがる瀬戸内の島々をつなぐ「しまなみ海道」ができると状況は一変します。見る見るうちに島にイノシシが増え、丹精こめたミカンが食い荒らされるようになったのです。つまり、橋をわたってイノシシが島にやってくるようになったのです!
獣害のひどさに耐えかねた渡邉氏は決断します。
「やられっぱなしでいられるか!倍返しだ!」
そしてワナ猟免許を取得し、地元猟友会と連携し、シシ猟を行うようになります。しかし、害獣駆除のための猟は、ただ撃って埋めるだけ。彼は次第にそこに疑問を抱くようになります。
「命を奪ったからには精一杯美味しく食べてやるのが野生のルールではないか?
害獣だから殺されて、食べられもせず捨てられるなんてまっとうな死に方じゃない。」
そこで、猪肉を販売するためのさまざまな取り組みをはじめます。仲間と一緒に「しまなみイノシシ活用隊」を結成し、廃校の給食センターを食肉処理施設にするために行政に働きかけ、猪肉をソーセージやハムに加工し「あらくれポーク」という名前を付けブランディングし、独自の販路を開拓していきます。
現在も、イノシシの命を無駄にしないため、関わってくれる仲間の人件費を捻出するため、地域を元気にするため、さまざまな取り組みをしています。特にこの冬の時期は、昼はミカン農家、夜はシシ肉解体業者として、まさしく「シシ奮迅」の活躍をしています。
この取り組みはつい先日の愛媛新聞にも取り上げられています。(2013.12)
猟と解体もさることながら、そんな彼の「生き様」からまなぶところも大きいかと思います。
合宿の詳細は下記の通りです。
ご縁のある方のご参加をお待ちしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「狩猟合宿in大三島 ~島で猟師に命をまなべ!掘
期 日 :2016年 1月30(土)11時 ~31日 (日)16時頃解散
場 所 :愛媛県今治市(大三島) 今治市しまなみふれあい交流館
(しまなみふれあい交流館を拠点に、島内を移動しながら活動します)
内 容 :○人と自然の関わりについて考えよう! のワーク
○イノシシを捕るためのワナを仕掛けてみよう!
○ケモノの肉は美味い!猪肉を満喫ながらの大懇親会
○シシはかかっているか?翌朝、ワナを確認しに行く!
○丸ごと一頭、イノシシを解体する
・・・などなど
※自然相手なのでワナにイノシシが必ずかかるとは限りません。
それを見越して、解体するイノシシはあらかじめ準備しておきます。
血抜きと内臓抜きだけしてある大三島産の野生イノシシです。
対 象 :16歳以上の
・狩猟、野生動物に興味のある方
・自然や環境、アウトドアが好きな人
・人と「命」との関わりに関心のある方
・なべちゃんや、をかしやの取り組みが気になる人
定 員 :15名
参加費 :19,800円(宿泊、モモ肉丸焼き=モンハン焼き等、猪肉満喫の食費込み!)
※懇親会費は別途、1,000円程度です。
申込締切:2016年1月24日(日) ※好評終了しました。
2017年2月開催のいのししまつり お問い合わせお申し込みはこちらへ
その他 :解体した猪肉は実費にて販売します。
自分で解体したシシ肉をお土産にもって帰れます!
************************************~人と自然が和する未来へ~
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2年近くかけて整備してきた古民家撤退の一件は、私たちにとって非常に悔しく虚しく、ダメージの大きかった出来事でした。
しかし、多くのみなさんの暖かい励ましのおかげで、なんとか乗り切ることができました。
今まで培ってきた「絆」のありがたさが身にしみた一年でもありました。
みなさま本当に、ありがとうございました。
そしてをかしやは、年明けすぐに一般社団法人となります。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
さて、昨年一昨年と大人気だった狩猟合宿、今年も開催します。
「狩猟合宿in大三島~島で猟師に命をまなべ!~ 掘
本事業では一泊二日でワナ猟を体験し、
イノシシまるごと一頭を参加者自身の手で解体します。
講師は30代の猟師「なべちゃん」こと渡邉 秀典氏。
彼から猟と解体作業の手ほどきをうけ、実践します。
ミカン農家、そして罠猟師である渡邉氏。
獣害問題と向き合い、何とかすべくイノシシを捕り、
そのイノシシの「命」を肉として活かしつつ地域を元気にしようと奮闘し、
島で様々な動きを作りだしています。
そんな渡邉氏の思いと姿勢にふれながら、
人と獣の関わりを考えていきましょう。
以下、昨年のようすです。
一日目。イノシシの棲む山や獣害現場のみかん畑で、
イノシシのこん跡や通り道を知り、わなを仕掛けてみました。
夜はシシ肉をたっぷり味わい大宴会!メイン会場は、しまなみ海道大三島にある、廃校を利用した宿泊施設。広〜い調理室で、料理もみんなで作ります!猪鍋に焼き肉にシシづくしです!
そしてなんといってもハイライトは通称「モンハン焼き!」
シシのモモ肉の丸焼きなのですが、そのビジュアルがゲーム「モンスターハンター」に出てくる肉の丸焼きにそっくりなのです。みんなで「リアルモンハン焼き」を味わいます。
どうすかこのシズル感!!シェフなべちゃんが切り分けてくれます!
もう、このモンハン焼き食べるだけでも、この合宿にくる甲斐あった!
とみんな言ってましたね。それほどうまい!
なんせなべちゃんのシシ肉は下処理が完璧なので、臭みが全くないのです!
それどころかしまなみのシシたちはみかんをたらふく食っているので、肉からほのかにみかんの香りがするのです。鼻が良い人ならわかるかも。
そしてシシづくしの御馳走に舌鼓を打ちながら、県内外からのいろんな人が楽しく交流し盛り上がるのでした。
二日目。イノシシの解体に挑みます。みなさん真剣。
動物 が 肉 になっていきます。
その日の朝、罠にかかり解体場に運ばれたイノシシも目撃しました。
二日間の体験を振り返る時間。感じたことをみんなで語り合いました。
狩猟合宿にさんかされたメンバーには、その後狩猟免許を取得した方も多いです。
それぞれの地で活動を始められているようです。
「狩猟に興味あるけどどうしたらいいかわからない」
という方にもオススメです!
さて、以下は一昨年、第一回狩猟合宿のご案内文から、本事業の魅力について*********
本事業の魅力はズバリ、渡邉氏の魅力にあります。
もともと、渡邉氏は猟師ではありませんでした。現在もそうですが、本職はミカン農家です。今日、農業は楽な商売ではありません。しかし大学時代にまちづくり、地域おこしを学び、各地の農産物直売所を研究していた彼は、直販を手がければ農業でも「イケル!」と判断します。そして卒業後地元大三島に戻り、柑橘の農業後継者として就農します。
その当時、島にはほとんどイノシシはいませんでした。
しかし、広島と愛媛にまたがる瀬戸内の島々をつなぐ「しまなみ海道」ができると状況は一変します。見る見るうちに島にイノシシが増え、丹精こめたミカンが食い荒らされるようになったのです。つまり、橋をわたってイノシシが島にやってくるようになったのです!
獣害のひどさに耐えかねた渡邉氏は決断します。
「やられっぱなしでいられるか!倍返しだ!」
そしてワナ猟免許を取得し、地元猟友会と連携し、シシ猟を行うようになります。しかし、害獣駆除のための猟は、ただ撃って埋めるだけ。彼は次第にそこに疑問を抱くようになります。
「命を奪ったからには精一杯美味しく食べてやるのが野生のルールではないか?
害獣だから殺されて、食べられもせず捨てられるなんてまっとうな死に方じゃない。」
そこで、猪肉を販売するためのさまざまな取り組みをはじめます。仲間と一緒に「しまなみイノシシ活用隊」を結成し、廃校の給食センターを食肉処理施設にするために行政に働きかけ、猪肉をソーセージやハムに加工し「あらくれポーク」という名前を付けブランディングし、独自の販路を開拓していきます。
現在も、イノシシの命を無駄にしないため、関わってくれる仲間の人件費を捻出するため、地域を元気にするため、さまざまな取り組みをしています。特にこの冬の時期は、昼はミカン農家、夜はシシ肉解体業者として、まさしく「シシ奮迅」の活躍をしています。
この取り組みはつい先日の愛媛新聞にも取り上げられています。(2013.12)
猟と解体もさることながら、そんな彼の「生き様」からまなぶところも大きいかと思います。
合宿の詳細は下記の通りです。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「狩猟合宿in大三島 ~島で猟師に命をまなべ!掘
期 日 :2016年 1月30(土)11時 ~31日 (日)16時頃解散
場 所 :愛媛県今治市(大三島) 今治市しまなみふれあい交流館
(しまなみふれあい交流館を拠点に、島内を移動しながら活動します)
内 容 :○人と自然の関わりについて考えよう! のワーク
○イノシシを捕るためのワナを仕掛けてみよう!
○ケモノの肉は美味い!猪肉を満喫ながらの大懇親会
○シシはかかっているか?翌朝、ワナを確認しに行く!
○丸ごと一頭、イノシシを解体する
・・・などなど
※自然相手なのでワナにイノシシが必ずかかるとは限りません。
それを見越して、解体するイノシシはあらかじめ準備しておきます。
血抜きと内臓抜きだけしてある大三島産の野生イノシシです。
対 象 :16歳以上の
・狩猟、野生動物に興味のある方
・自然や環境、アウトドアが好きな人
・人と「命」との関わりに関心のある方
・なべちゃんや、をかしやの取り組みが気になる人
定 員 :15名
参加費 :19,800円(宿泊、モモ肉丸焼き=モンハン焼き等、猪肉満喫の食費込み!)
※懇親会費は別途、1,000円程度です。
申込締切:2016年1月24日(日) ※好評終了しました。
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その他 :解体した猪肉は実費にて販売します。
自分で解体したシシ肉をお土産にもって帰れます!
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更新 2017年1月6日 21:49:42