をかしや きまぐれ草子

エコツアー・自然体験・人材育成研修など をご提供している 一般社団法人・よろず体験事務所 をかしや “まろ” と “たま” の きまぐれ日記。事務所は愛媛・今治。いとをかしな自然生活、をかしやあれこれ、を綴ります。
綴るのは、“たま” 時々 “まろ” で~す。
2015年1月6日
超実践型講座 しまプリ ステップアップコース!
~人と自然が和する未来へ~
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遅ればせながらあけましておめでとうございます!
たまに引き続き、超ひさびさにブログを書いている、マロです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。




さて、今年の主催事業第一弾はすでに本ブログでも紹介させてもらった
「狩猟合宿 〜島で猟師に命をまなべ!〜供 です。
http://gigax.jp/blog/wokasiya/categn1-304/



そして今回は第二弾のご紹介です。
その事業とは、

しまなみインタープリター講座 超実践ステップアップコース!


       
をかしやの看板事業「しまなみインタープリター講座」通称「しまプリ」の上級
コースです。本コースは実に二年ぶりの実施となります。
このニ年間は、「しまプリ アウトドア!」を実施してましたので。
http://gigax.jp/blog/wokasiya/categn1-379/

このステップアップコースは、参加者自身が体験プログラムを企画し実際に子ども達を集客、実施
し、ふりかえるまでをトータルで行う「ガチンコ講座」
主催事業としては久しぶりの、人材養成系のハイレベル講座となります。

私たちをかしやは、インタープリター入門講座や、プログラムデザイン(企画)、その他指導者養成講座を年間そうとうな本数実施しています。

しかし、インタープリテーションやプログラムデザインをいくら学んでも、繰り返しの実践の場がなければ決して身に付きません。
そのためこのコースでは、リアルな現場の技術を身につけるために、徹底して「実践」にこだわっ
ています。

具体的な事を書きます。

インタープリターをはじめとしてさまざまな養成講座をしていてみんなができない事。
たくさんあるのですが、これだけはおさえたいツボを5つあげます!
ちなみにこれは自然体験に限らず、旅行業などのツアー企画、イベント企画、グリーンツーリズム等企画全般に共通です。


1、「体験を通じて」伝えることができない。

インタープリターは、メッセージや大切な事をしゃべりません。
自分が話すのではなく、それを伝えるためにさまざまな「体験」をデザインし、それによって「伝わる」場をつくります。

これがみんなできない!大事なことを全部自分がしゃべってしまうんですよね・・・。


2、串(コンセプト)の通ったプログラム/企画をつくれない

だいたい多くの方は、「やること」から考えます。
こんなオモロい事をやろう!と。
それはそれで大切です。

しかし、それよりもっと大切なのは、それらの「やること」を貫いて一体感のある企画に仕立てるための串=コンセプトです。

コンセプトがあり、ちゃんとすべてを貫いていれば、どんな突拍子もない体験を入れたとしても全体の整合性が崩れる事はありません。

逆にコンセプトがしっかりしていないと体験と体験のつながりが曖昧で一体感がなくなります。
そして全体として「いったい何を伝えたいのか?」がわからなくなってしまいます。

特に、体験にインパクトがあればあるほど全体の印象が薄まるので要注意!

「あの体験は面白かった!でも、全体としてはさっぱり印象に残らん・・・」

こういう残念な結果を防ぐのが「コンセプト」という「串」なのです。


3、その場所「ならでは」の魅力をカタチにする事ができない

その場所(フィールド、地域)ごとに、必ず独自のものがあります。
企画とは、それらの地域「ならでは」の魅力を紡いでひとつのカタチにする作業です。
ところがこれができない。

理由は大きく二つあると思います。

ひとつめ。
そもそも地域の魅力、独自性に気づいていない。
地域に昔から住んでいる方に多いパターンですね。
とてもいい場所だったり、素晴らしい資源があったりするのに、そこに気づかない。
なんもかんも当たり前だと思ってる。
う〜ん、もったいない。

ふたつめ。
その場所「ならでは」のものを入れる必要性を認識していない。
グリーンツーリズムがその典型だと思います。
だいたいどこでも「ピザづくり」「収穫体験」「なんとか体験」等をいれてしまう。
よその地域と比べない。だからオリジナリティがない。

でも考えてみてください。

どこでも同じ事をやっているとしたらわざわざその地域に行きたいと思いますかねえ・・・。


4、体験を「絞り込む」ことができない

地域やフィールドにこだわりがあればあるほど、当然「させてあげたいこと」「伝えたい事」も多くなります。
そのまま企画するとどうなるか?

「メガ盛り企画」になります。

伝えたいことが多すぎて、詰め込みすぎてしまう。
で、全体として何を伝えたいのかわからなくなる。
参加者はクタクタに疲れて「もうお腹いっぱい」となってしまう。

皆さんがもしお金を払うとしたら、そんな弾丸ツアーみたいな企画に参加したいですか?
その企画、いったい誰のためのものですか?
参加者のため?
あるいは企画者の自己満足のため?

企画をする上でものすごく大事な事は「盛る事」ではなく「削ぐ事」です。

つまり、本当に伝えたい事、「これだけは譲れない体験」だけに絞り込む。
すると、参加者にとって、とてもゆったりとリラックスした状態となり、伝えたい事も「スッ」と自然に入ってくるようになるのです。


5、活動(アクティビティー)と活動の間のつなぎ=ブリッジができない

これは現場での話。アクティビティー(活動)自体はそこそこ面白い。
それらを束ねた「プログラム」もそこそこ整合性がとれている。
しかし、活動と活動の間がぶつ切りで、全体として一体感がない。

うーん、残念。惜しい。


・・・こういった事を、実際に企画、広報、実践する仲で、ひとつひとつ確認し学んで行くのが本講座

しまプリ講座 超実践ステップアップコース!

です。

なので対象としては、

○基礎的な事は学んだが、それを実践する場が欲しい方。
○常日頃から企画に悩む現役インタープリターや自然学校職員。
○旅行業関係者
○グリーンツーリムに関わる人
○地域おこし協力隊など、地域活性化に関わる人

などの
「なにかをきちんとクワダテて一発やらかしたい人、そのやり方を学びたい人」
です。

なお、本講座はNEALインストラクター対応講座のため、対象は上記のような経験者、もしくは
NEALリーダー取得者に限らせていただきます。


企画や現場での腕をみがきたい、熱意ある方のご応募をおまちしております。

ちなみに過去のステップアップコースの記事はこちら
⇒ http://gigax.jp/blog/wokasiya/21936/

***********************************
「しまなみインタープリター講座 超実践ステップアップコース!」

期 日 :一泊二日×2回連続コース
     第一回:「プログラム企画」
             2015年2月14日(土)13時~15日 (日)16時頃解散
     第二回:「準備と実践、ふりかえり」 
             2015年3月14日(土)13時~15日 (日)16時頃解散 
場 所 :愛媛県今治市朝倉 をかしや古民家および周辺フィールド
内 容 :○その場所「ならでは」の魅力を活かしたプログラム企画
     ○「場」をまわすためのインタープリテーションとファシリテーション
     ○参加者を集めるための広報戦略
     ○メンバー間の、フェイスブックやメールでの詳細詰め
     ○プログラム実施準備
     ○現場でのインタープリテーション、ファシリテーションとアクティビティ間の
      「ブリッジ=つなぎ」を意識したPG実施
     ○ふりかえり
対 象 :18歳以上の
      ・NEALリーダー
      ・学んだ事をちゃんと実践したい方
      ・もっと成長したい現役インタープリターや自然学校職員
      ・新規フィールドでの魅力的なPG実施のプロセスを学びたい方
      ・旅行業関係者、グリーンツーリズム関連の方、地域おこし協力隊員   など
定 員 :15名
参加費 :24,800円(NEALインストラクター登録費は別途)
     ※懇親会費は別途、1,000円程度です。
その他 :交通手段等詳細はお問い合わせください
申込締切:2月4日(水)
申込:しまプリのページ 申込フォーム有り~人と自然が和する未来へ~
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更新 2015年1月9日 08:30:47


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