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伊予市愛護班役員さんの研修

おはようございます。

理事でインタープリターでアニマルコミュニケータ―の たま(菊間裕子)です。

 

5月28日(日)は、伊予市愛護班連合会役員研修 のお仕事をいただき、行ってまいりました。

主催は伊予市愛護班連絡協議会さん、事務局は伊予市教育委員会社会教育課さん。

場所は、伊予市内の えひめ森林公園 です。

 

数年前から、郡中校区愛護班連絡協議会さんの、夏のキャンププログラムを実施させていただきましたが、

そのご縁です。

 

オーダーは、夏のキャンプなどで使えるネイチャーゲームを知りたいとのこと。

私たちは、さまざまな自然体験プログラムにおいて、

五感や感性を使った遊び・ワークを実施しています。

参加者のみなさんご自身が、

自然からの学び、気づきを得られたり、お互いの感性から学べるようにしているのです。

 

研修時間は3時間。

まずは、みなさんにこの自然遊びを思いっきり体験していただくことにしました。

まずその楽しさ、自然とあそぶ視点、を知っていただく必要があるからです^^。

 

 

みなさんで集まる研修、というのは初めてだったそうで、

はじめはみなさん緊張されて、いったい何をやるんだろう…と不安な感じビリビリ…。

でしたが、

いざ遊びを始めたら、にこにこ、会話もはずんで、とっても楽しいふんいきに早変わり。

はっぱじゃんけんで遊んだり、探しもの遊びをしたり、匂い当て、静かに木の下でゴロン・・・

みなさんにとって初めてのことがいっぱいです。

 

「こんなにじっくり自然を見たことがなかった!」

この場所にはいろんな木があるので、五感を使いながら木もご紹介。

いろんな感覚を使って、みんなの感性の違い、さまざまな自然を発見することができました。

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こういった研修などで、五感を使った自然遊びを体験した方々は、

初めて持つ視点に驚かれます。そして、遊び心を開いていかれます。

 

例えば葉っぱ一枚でも、さまざまな色や形があること、

意識してみれば、自然ととても楽しく遊べること。感性をとおしてみれば、自然がとても特別になること。

意識することで、自然からの発見や気づきはどんどん増えていくこと。

 

本日のみなさんも、「自然って奥深い」「自然の中の遊びは楽しい」

いろいろな思いが湧いてこられたようです。

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部屋にもどって体験をふりかえり、大切にしてほしいポイントをお話したり、Q&Aタイムを持ちました。

 

みなさんが活動の中で、こどもたちと

自然の楽しさ不思議さを発見してもらえますように。

自然の多様性、お互いの感性の多様性、から、みとめあう、関係が増えていきますように。

 

今回、ふだん別々に活動している各地区の方同士、和やかに交流もできました。

 

後日、とても楽しい研修だった、と聞きおよびました。

お役に立てて何よりでした^^。

 

10月には、愛媛県愛護班連絡協議会さんの研究大会にて お話をさせていただく予定です。


			
2017年06月02日

中学生職場体験 二日目

おはようございます。

理事でインタープリターでアニマルコミュニケーターの たま(菊間裕子)です。

 

緑が濃くなってきて、いきものも元気いっぱい。

ホタルがふわりと飛び交い、田んぼにはおたまじゃくし、それを食べに来た鷺の群れ。

さまざまなヘビにも出くわします。ムカデもしょっちゅう登場。

 

 

強いのは「草」。  モリモリと背を伸ばし、あっという間に地面が見えなくなって…。

ああ、刈らなきゃ…  何度も草刈りはたいへんですが、

ふと思います。

 

 

もし、草たちがいなかったら…。

土地は赤裸。 カラカラに乾いて、土に栄養が溜まることもなく、生き物が住む余地もなく…。

 

砂漠。

 

ということは、彼らは、何度刈られても、抜かれても、倒れても、

ひたすらに、ただ一心に、大地を緑で包もうとしているんだな。

 

そう思うと、草刈りはたいへんだけど、草はありがたい存在なのだな、

とも思えたこの春でした。

 

 

5月下旬はいろんなことがありました。

をかしやではツバメががんばって子育て中。5羽のヒナがすくすくと育っております。

が、5月末、母さんツバメがうちの猫に捕まり亡くなるという悲劇が起きてしまいました。

悲しくほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱいですが、

父さんツバメは、一羽になっても、ただ黙々と一生懸命に、朝から晩までこどもたちにエサを運んでいます。

その姿に、胸を打たれ、頭が下がります。

 

ヒナたちが無事育つことを心から願います。

そして、辛いこと苦しいことがあっても、私もがんばろう、という勇気を、

父さんツバメからいただきました。

 

 

さて、やっとお仕事の話。

 

地元の中学生が職場体験に来てくれた二日間。

1日目は事務作業と薪割などをやってもらい

2日目は、翌日の鈍川渓谷ツアーの下見に一緒に行きました。

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さまざまないきものに出会い、この日の自然のようすをチェックし、ツアーで紹介したいものをピックアップしていきました。

 

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彼が見つけた、恐竜のホネ!?

ではなく、大きなイノシシの頭骨です。

なぜ死んだのかはわかりませんが、ここで懸命に生きた命の亡骸です。

背骨や足の骨、毛も、辺りのあちこちに散らばって落ちていました。

このイノシシの亡骸は、たくさんの動物のお腹を満たしたことでしょう。

そして、土に、森に、還っていきます。

 

地元だけどあまり鈍川渓谷に来たことがなかった中学生の彼。

「こんなに大きいのがほんとにいるなんて、びっくりしました。」衝撃だったようです。

ほかにも美しい鳥や自然の美しさを発見し、地元の自然の豊かさを感じてくれました。

 

彼にいただいた職場体験お礼のお手紙には、

地元の自然の豊かさを知ったこと、

仕事は準備が9割だと知ったこと、自分も準備を嫌がらずできる人になりたい、ということが書いてありました。

職場体験が、彼の何かの役に立てれば、私たちは心から幸せです^^。

将来、インタープリターを目指すのかな。彼の未来を応援します。

 

新鮮な二日間でした。

 

 

そして思い出しました。私が大学生の時、

「インタープリターになりたいんです。ボランティアさせてください!」

と、初めて、姫路市自然観察の森の門をたたいた時のこと。

そこに勤める日本野鳥の会のレンジャーさんは、それから4年間、多くのことを教えてくれました。

それから、公益財団法人キープ協会環境教育事業部の実習生になったこと。

インタープリターを志してから、た~くさんの先輩たちに、仕事、人生、いっぱい学ばせていただいて、

今があるんだなあ。

 

改めて先輩方に感謝いたします。

 

 

 

 

2017年06月01日
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