2017夏休みプログラム レポート その1
こんにちは。
インタープリターでアニマルコミュニケーターの菊間たまです。
8月もまもなく終わりですね。
昼間はまだ暑いですが、朝夕涼しく、虫の声が日に日に響き、秋を感じるようになりました。
みなさまどんな夏を過ごされましたか。
をかしやの2017夏休み自然体験プログラム、8月20日までで終了しました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました^^!
夏のプログラムのようすをお伝えします。 今回は その1 です。
鈍川渓谷シャワートレッキングの記事は実施中にも書きましたが、
川は、ほんとうに涼しい!気持ちいい!
こどもも大人も、透明な水と遊び、自然体の素敵な笑顔になっていかれます。
川遊びが初めて、という方々は、はじめはとってもドキドキ、ちょっと怖かったり、川を歩くのもそろりそろり。
でも、2時間経つ頃には、すっかり自信に満ちた顔。
挑戦し、体で覚え、新しい自分になった方々。
川の自然を心から感じ、すっきり癒された方々。
みなさんそれぞれの川の自然との出会いがあったことと思います。
「ほんとうに、自然の中で遊ばせてもらってるんだ、と感じました。」
「こんなに透明な水のところはなかなかない。ほんとうにきれいだった。」
「この年になって、何かが出来たという喜び、感動を味わえるなんて幸せでした。」
「普段はケンカしている兄弟も、一致団結して励まし合いながら歩いてくれてうれしかったです。大人になっても兄弟仲良く助け合ってほしいから、今日みたいな経験を大切にしてほしい。」
「川の美しさにあらためて感動。また川に行きたいです。」
「普段しょっている余計なものを、川が洗い流してくれるんですね。」
今年は関西、東京、中四国のあちこちからも参加してくださる方が増えました。ありがとうございました。
自然は人の心を開き、力を呼び覚ましてくれます。
みなさんが本当に“イイ顔”をされる時、
私たちは、人を包んでくれた自然に対しとてもありがたい気持ちが湧いてきます。
今日も、人と自然をおつなぎできて、良かった^^。
親子サバイバル講座。
サバイバルが好き。 ロープワークが好き。
こどもにいろんな体験をさせてやりたい。 夏休みのいい体験に。
キャンプはまだやったことがない。 アウトドアはほぼ初めて。
経験値がいろんな参加者さんたち。
それぞれに合わせて、しっかりじっくり色んなロープワークを覚えてもらったり、
ゆっくり基本をマスターしてもらったりしました。
初めはむずかしいけど、できていく喜び。何度も何度も繰り返すたびに、自信がついてきます。
ロープ、シート、棒だけの、簡単な道具で、これだけで、屋根ができちゃうんだ!
家族協力してタープを張って、発見されたみなさんでした。
焚き火おこしの基本は、薪は細いものから太いものをくべていって、
火を“育てる”。 空気の通り道を作りながらくべる。
こちらは、けっこうみなさん苦戦したようです。
頼もしいお父さんの声で達成したこどもたち、
今回は火をよ~く大きくするところまでは行けなかったけど、初めてのチャレンジをがんばった経験を持ち帰ったご家族、
みなさんそれぞれの挑戦、体験を持ち帰ってくださいました。
この経験を思い出して、ぜひ、これからアウトドアでの活動をどんどんやっていただきたいです^^。
夜の海の宝探し~浜辺の生き物とウミホタルに会おう~。
日暮れ前の浜に集まったみなさん。夜の海で遊ぶなんて、初めて。
夜の海にはどんな宝があるのでしょう。
こどもも大人も、裸足で砂浜のやさしさにふれる。砂浜かけっこをすれば、みんなニコニコになりました。
砂に埋まれば、「あったかい!」「気持ちいい~」素直な声が聞こえてきます。
「わあ、海の水、あったかい。」
みなさんが楽しみにしていたウミホタルさんを呼ぶ仕掛けをセットするころ、
空はだんだんと蒼く染まってきます。
砂浜で好きな貝がらや自然のものを拾って、家族で自由な作品づくり。
空が藍色になり、暗くなったら、砂浜に、あの方々が現れる。
「あっ!」 「カニ!!!」
巣穴から出てきたスナガニさんたちと追いかけっこ。
わあわあ言いながら夢中になったあと、みんなで集めたバケツの中のカニさんは、、、
30匹以上!
バケツのなかが、もう、うじゃうじゃ!明るい時はぜんぜんいなかったのに、夜の海に息づく命に、みんなびっくりでした。
大興奮タイムのあとは、お待ちかねのウミホタルさん。
「うわあ~~~~~!」 「きれい~~~~~~!!」
青い光に見とれ、青く染まる手にドキドキ。じっくりじっくり対面しました。
砂の上にこぼれたウミホタルさんたちは、さながら散りばめた星のよう。
美しい青い光を発するこの生き物は、大切な、ちいさな海のお掃除屋さんでした。
星空と波の音に包まれた夜。
夜の海には、ワクワクする発見、美しいいのちの宝物がいっぱい でした。
感性が目覚めるツアー2
をかしや インタープリターでアニマルコミュニケーターの 菊間たまです。
みなさんどんな夏をお過ごしでしょうか。
降りすぎる雨の地域もあれば、
こちら今治では梅雨から雨が少なく、川の水がなかなか増えません。
豪雨の被害に遭われた地域の方々には、心からお見舞いを申し上げます。
地球温暖化が進むとさらに真夏日が増え、豪雨が増えるようです。
こどもたちへつなぐ未来の地球が、暮らしやすくありますように、
あらためて、人の暮らしと自然とのかかわりを、みんなで考えていきたいですね。
今治市蒼社川では、
去年はアユがたくさんいましたが、今年は非常に少ないようです。
川の水が少ないため天然アユが河口から上流に上がってこれず、
また、浅い水の中でサギやウに食べられてしまいます。
厳しい状況でも、命をつないでいってほしいなと思います。
さてさて、夏休みプログラムのお知らせで、
レポートが遅れましたが、
「感性が目覚めるツアー」
大人のための癒し時間、6月24日(土)も実施しました。
今回は、川のせせらぎにふれることをメインに、ゆったりと感じる時間を持ちました。
大きな石は、心地いいベッド。
真ん中に、ちょうど背中がフィットするくぼみがあるんです。
こんな石を見つけたら、さわってみる。寝てみる。
1億歳の石。地球上の、私たちの大先輩ですね。
大きな石は、静かに自然に溶け込み、聴き入るすばらしさを教えてくれるのです。
この石もね、いいんですよ。
これは、石の下にかくれんぼしている魚をじっと見ているところ。

藻の中には、小さな魚のこどもたち。
オタマジャクシが大きな口を開けてモジョ、モジョ、と苔を食べていました。
サワガニが石の間からこっそり顔を出したり、
小さな水族館は、静かな気持ちで見入るとたくさんの発見があります。
いい香りがすると思ったら、夏の花、ネムノキの花。
ふんわりとした優しいピンクの花は、夏の始めの森に彩を与えてくれ、
そして、近くで匂うととても素敵な香りがします。
想像力を働かせて石と遊んでみました。
これは、歯!
真ん中の丸い石、パン生地にしか見えなくなっちゃたんですって^^。
たしかに!いい発酵具合。
ドキッとする発見もありました。
立派なオスジカの頭の骨。
流れの中からこちらに視線を投げかけていました。
みんなハッとして見入りました。
それぞれに胸に響くものがありました。
こちらは、渓流の歌手、カジカガエルのこども。
石にそっくりな色と、平べったい体が特徴です。
シカの頭の近くに現れました。
生まれる命、大地に還る命、自然にはいつも命のドラマがあります。
川を後にし、森の中へ入ると、最後にまた素敵な出会いが。
なんとセミの幼虫が、この日羽化しようと、穴から出てくるところでした。
貴重な出会い。
がんばってね、幸運を、と願わずにいられませんね。
それぞれに、ゆっくり自然を見つめ、心と体でゆったり遊び、
感じることにフォーカスしたツアーでした。
たくさん出会いがありました。
次回は8月11日(金・祝)。
夏の森で、川で、みなさんが自然から感じるものは、、、。
その日の自然との出会いを楽しみに。
参加メンバーお待ちしています。