佐世保での研修三日目「インタープリテーション実習」
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
今日は、先週末に佐世保で行われた研修のもようをレポートしたいと思います。
研修や講座のはじめに「チェックイン」という作業をします。
参加メンバーがお互いに知り合い、場になじめるよう、ひとことずつコメントしてもらいます。
そのあとは「アイスブレイク」。
打ちとけ合いの遊びです。
この研修も3日めなので、本来の意味ではアイスブレイクは必要ありません。
しかし、お互いにいろんな「ワザ」を披露し合い、学びを深めるために、参加メンバーに実施してもらいました。
若い二人は元気な体操を。
さわやかで楽しい内容です。
実際に仕事でストレッチを教えている方のストレッチのため、とても気持ちよく、体がすっきり目覚める内容となりました。
とくに、声がけと参加者への気遣いがすばらしい!
さすがプロ!
そのあとは、外に出て「インタープリテーション」というガイド手法の体験。
先週も体験していますが、今週は10分という短い時間でも体験を通じて「伝わる」手法を実践します。
先週は非常に寒〜い天候で、おまけに街中の児童公園で実施しました。
しかし今週は寒さも緩み、広い会場には自然がいっぱい。
なので、今回は小手先の技術を弄せず、その自然を体を使って思いっきり感じられる内容にしました。
一人になり、思い思いの場所に行き、シートを敷いて寝転がってもらいました。
天気がよく、とても気持ちがいい。
そのあと車座になって、それぞれの感想を言い合ったりしました。
いやー、楽しかった。
景色も最高でした!
体験のあとは、部屋に戻ってスライドを用いた小講義。
「インタープリテーション」という「体験を通じて伝わる」手法の解説です。
インタープリテーションはガイドの手法ですが、「しゃべって伝える」のではありません。
むしろできるだけしゃべらないことが大事です。
なぜならば、ガイドがしゃべるということは、お客さんが自分で主体的に見たり聞いたり感じたり、気づいたりする時間を「奪う」ことになるからです。
だから、ガイドがしゃべる時間はできるだけ短いほうが良い。
そのために私たちインタープリターは、「体験」を用意します。
インタープリテーションとは「伝わる」ための「体験」をデザインする技術なのです。
このように、私たちの研修は「実践」と「理論」の両方を大事にしています。
さて、講義のあとは昼食をとり、いよいよみなさんの番!
実際に「伝わる」体験を考え、10分間で実践してもらいます。
グループごとに野外に出て下見と調査をしたり、どんな体験にしようか考えたりします。
そしていよいよ実践!
参加メンバーをお客さんに見立て、10分間の体験を実施します。
グループごとに様々な工夫を凝らした体験をするのですが、どのグループもとても面白かった!
例えばこのグループ。
三人組になり、真ん中の人は目をつぶり、両脇の二人がサポート。
そしてゆっくりと歩きながら、五感を使ってお日様の光を探す、というもの。
寒い冬だからこそ、お日様のありがたさが身にしみますね。
冬ならでの、とても良い体験でした。
実習が終わったらふりかえり。
参加メンバーからもらったコメントをグループメンバーで読み込み、次実施するとしたらどのように改善するかを考え、発表します。
そして最後は今日1日のふりかえり。
今日1日の感想や、気づきを一言で紙に書き、全員で共有します。
このようにして、研修三日目も無事終了となりました。
研修が終わったらやはり懇親会。
リラックスして交流を深められる、良い時間です。
佐世保は魚が美味しく、米軍基地があるため「外人バー」もあり、とても楽しい町でした。
それでは、また!
ただいま、不便キャンプ実施中。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて。
ただいまキャンプ中です。
どんなキャンプかというと、電気も水道もガスも何もない築100年の古民家で、薪や火を使いこなして過ごしてみよう!というアナログなキャンプ。
その名も
「不便キャンプ2017 薪を使いこなす」です。
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この真冬のさむーい季節に電気もガスもないところで「知恵」と「技術」を駆使して楽しく過ごしてみよう!という試みです。
平日の二日間というスケジュールにもかかわらず、遠くは石川県や東京、埼玉からもメンバーが集っています。しかも11名も。
会場は、淡路島にある築100年の古民家「琴屋」。
不便な生活はたいへんです。
暖を取るために火をおこしたり、調理するためにロケットストーブに火をつけなければいけません。
ああ不便。
薪を確保するためにわざわざチェーンソーで刻んで(玉切りという)、斧で割らなければいけません。
ああ不便。
薪を割ったら運んで薪だなに積まなきゃなんないし。
夜の食事用にチェンソーで「スウェディッシュトーチ」も作ったりしなければいけません。
ああ不便。
でも、焚き火を囲んで、淡路島産のタコを茹でたり。
ロケットストーブ囲んで談笑したり。
さらにこれから夜の時間は、地元の美味しいもんを食べて、宴会やるだけだったりします。
うーん、不便ってなんて楽しいんだ!
ということで、不便だけど楽しいキャンプの夜がはじまるのです。