北広島にて自然体験活動リーダー養成講座 その2
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、先週末に行われた自然体験活動リーダー養成講座。
今日の記事はその二日目です。
講座二日目の内容は、竹でつくる「竹んこテント」と、それを踏まえての安全管理。
竹んこテントは竹を切って割ってそれをつないで作る、小ぶりなテント風のもの。
子どもが入ったら相当楽しそうな感じ。
今回の研修全てに通じるのですが、できるだけ近場にある里山の「資源」を生かしてプログラムを組み立ててあります。竹んこテントもその一環。
ということで、近くの竹林に早速竹を切り出しに行きます。
そして竹を切り出して土居田屋に帰る途中、川にすごいものが!
川の中ほどに何か黒いものがいます。
見えるでしょうか?
拡大してみましょう。
特別天然記念物「オオサンショウウオ」です。
大きさは70〜80センチほどでしょうか。
でかい!
私はなんども北広島に通っていますが、初めて見ました。
全国的にはとても貴重な生き物ですが、中国産地には多いらしい。
いやー、いいもの見させてもらいました。
みんなでオオサンショウウオをみて大はしゃぎしたあとは、いよいよ竹んこテント作り。
竹を切り、
竹割り器で竹を割って、
割った竹にドリルで穴を開け、穴どうしをつないでいきます。
そして完成、竹んこテント!
なかなかいい眺めです。
昼食をとったあとは、午前の作業を振り返って、どこにリスクが潜んでいたかを洗い出すワーク。
そのあとは、自然体験活動の意義を知るための小講義を経て、講座の最後はフリップボードを使ってひとことふりかえり。
二日間の学びや気づきを全員で共有しました。
そんなふうにして、一泊二日の自然体験活動リーダー養成講座は無事終了しました。
今回は天気も良く、参加したメンバーも積極的で、そして何より、築120年を超える古民家を改修した集いの場「土居田屋(どいたや)」が良かった!
研修や講座は「なにをやるか」も大事ですが、「どこでやるか」「だれとやるか」も物凄く大事なのです。
第二回の講座は6月。
今から第二回目が楽しみです。
北広島にて自然体験活動リーダー養成講座。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、先週末は北広島町の大朝にて研修でした。
私はいろんな仕事をしていますが、今回は本業中の本業といえる自然体験活動のリーダー養成研修です。
広島の盟友、河野ヒロキチ氏の仕事に講師として加わるのです。
「しまプリ」とは逆のパターンですね。
スケジュールは一泊二日×2回。
今回と、6月にそれぞれ一泊二日で実施します。
さて、研修のはじまりは、オリエンテーションと、メンバーがお互いを知り合うことから。
全員で研修内容を確認し、そして緊張をほぐしてから、学びがはじまります。
研修会場は「土居田屋(どいたや)」という築120年を超える古民家。
私は何回も訪れていますが、とても落ち着く、良いところです。
まわりには、とてものどかな田園風景が広がっています。
また、適切な改修が加えられているので、雰囲気を壊さず、かつ快適性も保たれているのが研修施設として素晴らしいのです。
昼食を挟んで、午後から本格的に研修開始。
まず初日は、ロープワークや火おこし等、アウトドアスキルを身につけることを目指します。
ロープワークをいくつか覚え、それを使って実際にタープ(野外活動用の、布でできた屋根)を張ってみます。
タープは購入すると高価ですが、ホームセンターで売っているブルーシート(いろんな色がある)とロープワークを駆使すれば、わずか1000円程度で雨風をしのぐ屋根をつくることができるのです!
そしてこれって、アウトドアだけでなく災害時にもとても役に立つのです。
ということで練習開始。
ロープワーク=ロープの結び方は初めての人にとってはとても難しいもの。
わかりやすくレクチャーし、そのあとは実践あるのみです。
ロープワークは、とにかく繰り返し繰り返しやってみることがキモ。
教わっただけではすぐに忘れてしまいます。
そして幾つかの結びをマスターしたら、いざターピングにトライ!
既製品のタープであればポール=支えの棒も付いてくるのですが、なにせそこはホームセンターシート。
ポールなんであるわけない!
そこで、今回は近くの竹林に行き、竹を切り出すところから始めました。
できるだけ里山の資源を活用しながら、自分たちの力でカタチにしていきます。
そしてしばし奮闘ののち完成!
緑の山と青空に白いタープが映えます。
それから火おこしをし、起こした火でダッチオーブンクッキング!
ですが、私は指導していたため写真はなし。
夜は土居田屋で囲炉裏やたき火を囲み、楽しい宴の時間。
そうして研修初日の夜は更けていくのでした。
研修二日目に続く。