5年ぶりに復活!せとうちインタープリター講座。
こんにちは。一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。久しぶりの投稿となります。
連休も終わり、気持ちの良い初夏の陽気が続いていますが、みなさんお元気ですか?
私は連休中、1年ぶりにテレビに出演したり、友人たちとキャンプに出かけたりしていました。
この番組は南海放送のNews CH.4。アウトドア特集です。下記サイトからみられますのでぜひご覧ください。5分程度の特集です。
https://www.youtube.com/watch?v=U-BQZLiYVfs
キャンプも楽しかった〜。
さて、今回の投稿は、久しぶりの主催事業のお知らせです。
私たち 一般社団法人をかしやが最も得意とする「インタープリター養成講座」です!
インタープリターとは自然や文化やまちなみなどの案内人のこと。けれとも通常イメージするガイドとはちょっと違って、知識や情報を伝えることを主な目的としていません。
ガイドというとなんでも知っていて、知識豊富だけど、話し出したら止まらず、しゃべりまくる・・・。そんなイメージがあるかもしれません。しかしインタープリターは違います。知っていてもあえて言わないこともある。
インタープリターは「五感」と「体験」を使って、大人から子どもまでどんな人にもその場所の魅力を伝えていきます。一言で言うと「体験型のガイド」。そしてどんな場所でもどんな人にも楽しんでもらえるプロのエンターテイナーとしてのガイド。
わざわざしゃべらなくても「言わなくても伝わっちゃう」ガイド。それがインタープリターなのです。この技術と考え方は、およそコミュニケーションを必要とする全てに人に役立ちます。
私たち をかしやは、2009年〜2017年までの9期9年間、今治を舞台に「しまなみインタープリター講座」、略して「しまプリ」を実施してきました。参加者は四国からはもちろん、九州や新潟など全国からここ しまなみに集まってくれました。OBOGの数は200人以上に及びます。
年齢層は10代から60代まで、職種も学生から主婦、ガイド、サービス業、獣医、薬剤師、ホテルマン、経営者などなど枚挙にいとまがありません。
それだけあらゆる人に役立つ技術だということでしょう。
しかし2018年以降、主催でのインタープリター講座は実施しておらず、受託事業として、依頼があった場合のみ全国に出張して講座を実施してきました。
昨年度だけでも、五島列島、佐世保、大分豊後大野、札幌、小樽、萩、そして筑波山と、全国でインタープリテーションをお伝えしてきました。
そしてそれらのノウハウを詰め込んで、5年ぶりに満を持して開催するのがこの講座。
「せとうちインタープリター講座」です。
会場は愛媛のおとなり、香川県多度津町。瀬戸大橋からも近く、本州からもアクセスの良い場所です。
今治しまなみ地域から、瀬戸内海全域に広げる。
そんな意味を込めて「せとうちインタープリター講座」と名付けました。
略して「せとプリ」。
しまプリを実施してなかった5年間で、世の中にもいろんな変化がありました。
変化の一つは、アウトドアブームの到来でしょう。私は今治に来て15年目になりますが、今まで今治のキャンプ場は、週末でもない限りほとんど貸切でした。
しかし今は違います。
たとえ平日でも冬でも、どのキャンプ場にいってもキャンパーがいます。
コロナウイルスの影響もあり、密を避けられるアウトドアやキャンプは、今や大人気となっています。
今回の「せとプリ」では、この部分も取り入れています。
講座の第二回では、実際にキャンプをしながら火起こし、ロープワーク、ターピング、刃物の使い方、アウトドアクッキングなどを学んでいきたいと思います。
一緒にアウトドアを満喫しながら、楽しく学んでいきましょう!
そしてこの5年間での一番大きな変化は、なんと言っても新型コロナウイルスの大流行でしょう。
これにより、人々は密を避けるようになり、旅行業界や飲食業界も大打撃を受けました。私たちも仕事の全てがキャンセルになった時期もありました。
しかし悪いことばかりではありません。密を避ける必要性から、Zoomをはじめとするオンライン技術が飛躍的に上がりました。
私たちもオンラインでさまざまな事業を行いました。
そして当然
も何度も実施しました。オンライン技術と同時に、私たちの研修技術も飛躍的に上がったと言えるかもしれません。
今回の「せとプリ」には、しまプリになかったオンライン技術も学べるよう設計されています。オンラインをうまく使いこなせば、どんなに遠くの相手にも伝えることができます。
つまり「距離」を越えることができる。
あるいは録画して編集した「動画」を使って伝えることができれば「時間」すら超えることができる。
コロナと共に、これらの技術が一般化し、飛躍的に向上したのが、この5年間での一番大きな変化でしょう。
それに合わせ、せとプリのカリキュラムも大幅にアップデートしてあり、動画編集やオンラインで伝える技術「オンラインインタープリテーション」もしっかり学ぶことができます。
たぶんオンラインインタープリテーションをきちんと学べる講座は、日本でこの「せとプリ」だけだと思います。
そんなこんなで最先端の技術と、たくさんの魅力のつまった「せとうちインタープリター講座」略してせとプリ。
一泊二日×三回というスケジュールで実施します。
全国からの参加を想定しているため、開始時間は少し遅め、終了時間は少し早めで設定してあります。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。
6月25日、いよいよ開講です!!
せとうちインタープリター講座
日 程: 2022年6月〜9月、一泊二日×三回 初日11:00〜二日目16:00頃
第一回:6月25(土)〜26(日)「インタープリテーション」
第二回:7月23(土)〜24(日)「ソロ・グループキャンプと野外技術」
第三回:9月 3(土)〜4(日)「オンライン・インタープリテーション」
会 場:「海岸寺」および周辺フィールド、山および海
(香川県仲多度郡多度津町西白方997 JR予讃線・海岸寺駅より北に200m)
参 加 費:三回連続・・・49,800円 ※宿泊、食事は別途、各回各3,000円程度
単発参加・・・20,000円 ※初回は全員参加、二回目以降単発参加可能
対 象:18歳以上の、ガイド、ガイドを目指す人、地域おこし協力隊など地域に関わる人、教育、サービス業、対人ビジネスなど、すべてのコミュニケーションにかかわる人
定 員: 15名程度
講 師: 絆創工房(はんそうこうぼう) 代表 松野 陽平
https://kinkinkikikin.com/profile
一般社団法人をかしや 代表理事 菊間 彰
申し込み:下記申し込みフォームからお願いします。
※本事業はセブンイレブン記念財団の助成を受けて実施します。
ただいまインターンシップ実施中!
こんにちは。一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
昨日より西日本では台風が猛威を振るっていますが、みなさんの地域では大丈夫でしょうか?
どうぞ無事に通り過ぎてくれますように。
さて、ただいま をかしやに、インターンの女子大学生Yさんが来てくれています。
全部で五日間で、今日が四日目。本来であればシャワートレッキングや、アウトドアプログラムのスタッフをしてもらう予定だったのですが、今年は新型コロナウイルスの影響でもともと申込が少ない上に、この台風・・・・。
現場仕事がなくなってしまい、もろもろの作業をしてもらっています。
せっかくなので、今日のブログはYさんに書いてもらおうと思います。
それではYさん、どうぞよろしくー!!
こんにちは。そしてはじめまして!
一般社団法人をかしやにて、インターンシップ研修中のYです。
このインターンシップは授業の一環として行われており、将来やりたい仕事の概要等を参考にこちらで受け入れていただきました。
将来やりたい仕事と言っても、観光を通じて自分が育った場所を盛り上げたいというぼんやりとした夢なのですが。
私は今治市が出身ですが、外から客観的に見て学びたいと思い県外の大学へ通っています。
そしてだんだんと就職活動が始まる中、夏休みを利用して愛媛でインターンシップをすることにしました。
観光業界でできたらいいなと考えていたのですが、このコロナ禍において観光業界は大きなダメージを受けているためインターンシップを開催する企業が減ってしまっています。
希望する仕事も具体的に見つけられていない中、この地域がもともと持つ魅力を伝えるお仕事をされているをかしやさんに興味を持ち、インターンシップを希望しました。
冒頭に観光を通じて地域を盛り上げたいとお話しましたが、より詳細にすると私がしたい事とは新しく娯楽施設を生み出すような観光開発ではなく、もともとある魅力を最大限に生かして住民が誇れるような街にすることだったのです。
をかしやさんが行っていることは私の夢に通じるものがあると感じたことが研修を希望した一番の理由です。
今回の研修では、普段お客さんと行っているようなアクティビティと他の事業のための事前準備のようなお仕事を体験させていただいています。
薪割りやシャワートレッキングの下見では体を最大限に使いました。
鈍川に下見に行った時には人と自然が共に生きていることを改めて実感しつつ、綺麗な水が流れる川に人が捨てたであろうゴミがいくつか落ちていることが残念に感じました。
自然の恵みを与えられて、自然の中で遊ぶからこそ、自然を大切にしていきたいです。
また、タープを張ったり焚火を自分でおこしたりもしました。
初めは苦戦しましたが、方法が理解できれば初心者でもできるのだとわかりました。
覚えておくとアウトドアだけでなく災害時にもきっと役に立つでしょう。
個人的にロープワークの結び方次第で役割が違うことがとても興味深かったので、他にも調べて実践してみようと思います!
こうしたアクティビティやワークショップを行う上で必要な資材の点検・確認、案内文のメール送信も行いました。
何か一つの取り組みをする際にはその前後にもやることがあり、その一連の流れすべてで一つの仕事が完了するのだと学びました。
こうした仕事の流れは大きな企業では分担して行われることも多いため、全体が見えにくいということもお話いただきました。
私は大学を卒業後はある程度大きな企業に就職するというありきたりな人生しか思い描くことが出来ずにいましたが、ここで学んだ仕事のかたちや生き方はそんな固定概念を崩し、今後のヒントを与えてくれました。
あともう一日、張り切って学んでいきたいと思います!
Yさんは自分のしたいことが明確で、若いのにぶれずに芯があると感じました。素晴らしい。
あと1日も、よろしくお願いしますねー!!
それでは、また!