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夏休み自然体験プログラム2020のお知らせ!

こんにちは。一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。

 

夏真っ盛りですね。いやー毎日暑い暑い!

 

今日は毎年恒例の「シャワートレッキング」のフィールド調査に行ってきました。

 

梅雨の大雨で川底が洗われて、めちゃくちゃ美しい渓相でした。地元鈍川(にぶかわ)渓谷でシャワートレッキングを初めて8年くらいになりますが、もしかしたら今年の鈍川は、今までで一番綺麗かもしれません。

 

はたから見ると同じに見えるかもしれませんが、実は川って毎年様子が変わるんです。自然は生きているんですね。

 

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さて本題です。今日は、毎年恒例の夏休み自然体験プログラムのお知らせです。

 

コロナウイルスが蔓延し、「密」を避けなければいけない今だからこそ、雄大な自然の中で思いっきり体を動かし、ココロも動かしちゃいましょう!ステイホームでちょっと重たくなった体も軽くなるかも!?

 

今年のプログラムは、先にあげた「シャワートレッキング」に加え、全くの新規プログラムがあります!

 

実に9年ぶり!  湯ノ浦ハイツ以来のホテルでの自然体験プログラムです。

 

奥道後自然体験2020夏!

 

会場となるのは奥道後 壱湯の守(いちゆのもり)」。山まるまる一つが敷地という、大自然に囲まれたホテルです。

まさに「松山の奥座敷」の異名にふさわしい場所です。

 

松山から車で20分程度ととてもアクセスが良いにも関わらず、雄大な自然に囲まれています。

 

そしてプログラムは二つ。

 

【朝の渓谷 ワクワク大冒険】 朝7:00〜8:00

物語の舞台は、かつて大蛇が住んでいたという湧ヶ淵(わきがふち)。
朝の澄んだ空気の中、「水」をテーマに川沿いの道を歩き「大蛇の淵」と最終目的地「聖なる洞窟」を目指します。
道中ではいくつかの「修行」を行い己の心身を鍛え「水の呼吸」を身につけていきます。呼吸を身につけ困難を乗り越えた最終目的地は聖なる「お不動さんの洞窟」。大蛇伝説を下敷きに、修行を通じて襲い来る困難を乗り越えよう!!

元気と勇気が「湧く」冒険奇譚プログラムです。

水の呼吸

 

【夜の森 ケダモノアドベンチャー】

夜の自然はケダモノたちの世界。
このプログラムでは「動物」をテーマに、通常味わうことのできない「夜の森」を体験します。

夜の森は、昼とは全く異なる表情を見せ、奥道後の森に潜む野生動物たちの気配を強く感じることができます。
道中ではいくつかの「修行」を実施します。キツネが獲物を取る動きを模し、音もなく忍び寄る「フォックスウォーク」や、夜目を鍛える「暗闇体験」。これらの修行により「ケダモノの呼吸」を身につけ、動物たちの世界へとさらに深く入っていきます。

五感を使って夜の自然を満喫するアドベンチャープログラムです。

ケダモノの呼吸

 

そしてすごいのが値段の設定。

 

両プログラムとも1,500円/人なのですが、実はこの料金には大露天風呂の温泉入浴券がついています。

「奥道後 壱湯の守」の温泉は西日本最大級の大露天風呂!もう、むちゃくちゃ広いです!!

 

少し前まで「ジャングル風呂」という、本当にジャングルのような森の中に温泉があって、子ども達に大人気でした。

 

数年前にリニューアルされ、めちゃくちゃ広くて綺麗な温泉となりました。

目の前には石手川が流れ、気分爽快です。

 

大露天風呂

 

そしてこの温泉入浴料が、通常1,100円するのです。

 

ということは、プログラム参加料金は実質400円!!!!!!

 

これは激安です。この夏の超絶おすすめプログラムです。

思いっきり自然の中で体験し、汗をかき、そのあとは温泉に入って疲れを癒し、ゆるんでいってください。

 

実施期間は8月8日(土)〜16日(日)までの約一週間。ただし、

※8/8、8/14は夜のみ開催、8/13、8/16は朝のみ開催なのでお気をつけください。

 

詳細と申し込みは下記特設サイトからお願いします。

 

自然体験のプロである私たちをかしやが、満を辞してお送りするホテルプログム。

ぜひ多くの方に体験してもらいたいと思っています。


 

続いては、おなじみシャワートレッキング。
夏の大人気プログラムです。

 

実は、今年はシャワトレを実施するかどうか相当悩みました。

 

明けない梅雨。

 

大雨による大増水。

 

おまけにコロナウイルスによる自粛ムード。

 

今年はやめておいた方が良いのではないか?
そんな考えが何度も頭をよぎりました。

 

しかし、今日鈍川に下見に行き、考えを改めました。
小4の次男も連れて行ったのですが、まずは写真をご覧ください。
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夏休みになってからというもの、「ヒマなんよー」を連発し、テレビを見まくるかゲームをするか、そんな毎日を過ごしている彼。

 

しかし、水を見ると顔つきが変わりました。小さな頃から川に通っているからというのもあるのですが、やはり美しい自然には子どもを夢中にさせるパワーがあります。流れに負けまいと踏ん張り、難所をいくつも超え、淵に飛び込み、ライダーキックをかまし、泳ぎまくる。

 

いつもとは打って変わって、心の底から楽しんでいるのが見て取れます。

 

難所に挑戦し、乗り越えるたびに子どもはどんどんたくましくなっていきます。

 

これは、私たちが毎年シャワートレッキングを通じて見てきたこと。

 

自然に接し、チャレンジすることで、子どもたちはものすごく成長することができるのです。

 

もちろん、それは大人に取っても同じ。自然は優しく、時に厳しいですが、誰に対しても平等に厳しい。

自然は決して「忖度」してくれません。だからこそそこに対峙すると、人は学んで対処法を身につけ、成長するのです。

 

私も飛び込んでみた。

私も飛び込んでみました。

※8/8、8/14は

そんなわけで、今年もシャワトレ実施します!

 

こんな時だからこそ、自然の中に出かけ、思いっきり体験し、学び、癒されてほしい。

それこそが、私たち自然体験活動の専門家が提供すべき価値ではないか。

 

そんな思いで実施することとしました。

 

詳細は以下の通りです。

 

今年も多くのみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

 

 

2020夏シャワトレチラシ

★シャワトレ!★
「鈍川渓谷シャワートレッキング」

親子シャワトレ

鈍川渓谷の清流の中をさかのぼっていく夏の冒険!

水の中を歩いたり、泳いだり、川の自然と涼しさを満喫!
キラキラ水しぶきをあびながら、川の爽やかトレッキング。
だから「シャワトレ」

ちょっとドキドキ、スリリングなポイントも、力を合わせて乗り越えよう!
この夏チャレンジしてみませんか!

毎年大好評です。

2020年 日程:
8月
10日(月・祝)
14日(金)
15日(土)満員となりました
16日(日)

時 間:13:00~2時間程度
集 合:今治市玉川町鈍川渓谷 ふれあいの森森林館 発着
対 象:小学1年生以上~一般(高校生以上は大人料金)
定 員:各回15名
参加費:親子2人3,000円

(家族追加 大人1,000円/人 こども800円/人)

大人(高校生以上)のみ参加 2,000円/人

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◇服装・持ち物:

服装・・・水着の上にTシャツ、ズボン(乾きやすく保温性のある化繊生地がおすすめ)
こどもさんは特に体が冷えやすいので、水着、ラッシュガードの上に、
化繊のTシャツやジャージ、フリースなど保温用の重ね着服を
お持ちいただくと安心です。タイツやズボンは脚を守ってくれます。

足元・・・スポーツサンダル(靴下着用)またはウォーターシューズか履きなれた
スニーカー(濡れてもよいもの) ※ビーチサンダル、クロックス不可

持ち物・・・飲み物、タオル、着替え、靴の替え、帽子、
水中メガネ(あるとより楽しい♪)など
※川の状態(水量)、コースによりますが、膝上~腰くらいの水深が多いです。
時折深いところもあり、泳いだりしますので、全身ザブンと濡れるつもりで
おいでください。

◇集合場所はこちら

より大きな地図で 鈍川渓谷 ふれあいの森森林館 を表示

※「鈍川渓谷シャワートレッキング」は、前日までにお申込ください。
※荒天・増水時は中止とさせていただきます。
※ご予約後はキャンセル料が発生します。

◇申込み先:申込フォーム
◇問合せ先:
メール mail@wokasiya.jp

電話 090-8322-9431
0898-55-3976
(留守の場合があります。留守番電話にご連絡先をいただければ折り返しご連絡いたします)

体験のようすは、
こちら過去記事・夏休みプログラムカテゴリーをさかのぼってご覧ください。
気持ちよさそうなイイ顔がいっぱい^^

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みなさんのご参加を心よりお待ちしています。
気持ちいい!と心から喜べる、自然とつながる瞬間を
一緒に体験しに行きましょう^^!

2020年08月07日

オンラインでファシリテーション研修をしました。

こんにちは。一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。

 

珍しく連投してみます。そして、本記事でちょうど200記事目となりました!これからもたまーに更新していきますので、末長くおつきあいくださいませ。

 

さて、本日のお題は「オンラインファシリテーション研修」です。

 

前回の記事でも書きましたが、私たちは自然体験やインタープリテーション、ファシリテーションなど主に「直接体験」を生業にしているため、コロナで大きな影響を受けました。が、そのまま手をこまねいていたわけではなく、新しいことにチャレンジしています。

 

 

先週と先々週は、経営者の勉強会である「愛媛県中小企業家同友会」のリーダーシップ研修の仕事でした。主に中堅社員さんやこれからリーダーを目指す人たちを対象に、毎年さまざまなテーマを設定して実施する研修です。今年のテーマは「ファシリテーション」。

 

中小企業家同友会では毎月例会(勉強会)があり、いろんな人の報告を聞いた後にグループディスカションを行います。しかし、そのディスカッションの進行がむずかしいという意見がたくさんありました。意見を引き出しつつ、うまーく場をファシリテートできる人の育成が急務!となっていたのです。

 

そこで4回連続で、ファシリテーター養成研修をすることとなりました。・・・これが今年1〜2月時点でのお話。

 

 

しかし、その後世界的なコロナショックがあり、集まって実施する研修ができなくなってしまいました。うーん。

そんなわけで急遽Zoomをつかった「オンラインファシリテーション研修」となったのでした。

 

オンラインリーダーシップ研修

 

Zoomを使ったコミュニケーションがあたりまえになって久しいですが、実はオンラインにはオンラインの「お作法」が必要です。そしてまだまだそれは一般的ではなく、結果として「1人だけ長々としゃべる、ほとんどの人はただ聞いているだけ」というミーティングになりがちです。

 

こうなるとつまらないので、飽きちゃうし、他のことをしたくなります。そして余計につまらなくなります。

 

これを私は「オンライン負のスパイラル」と呼んでいます。

 

この状況ではオンラインコミュニケーション自体が嫌いになってしまいます。だからこそ、オンラインファシリテーターが必要なのです。

 

オンライン負のスパイラル

オンライン負のスパイラル

 

 

さて、研修の最初はオリエンテーションからはじめます。私はリアル研修では、「KP法」という、A4の紙にキーワードを書いてホワイトボードに貼り出す形で説明することが多いです。今回はオンライン研修ですが、ホワイトボードと、パソコン据え付けではない専用のカメラを使って、KP法で実施してみました。意外とリアル研修同様に伝わるものです。

 

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ちなみにこの会場には事務局スタッフしかおらず、参加者はカメラの向こうにいるため、実際にはこんな状況で話しています。

 

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・・・なかなかシュールな絵柄ですね。

 

そして、参加者がみている画面ではこのようになっています。

 

オンライン負のスパイラルについて解説中。

オンライン負のスパイラルについて解説中。

 

オンラインでは、KP法だけではなくクリップボードと紙で解説することも多いもの。こういう場合はあえて手書きの方が伝わる気がしますね。バリバリのデジタルな世界だからこそ、アナログの良さが生きてきます。そしてクリップボードも大事。オンラインの場合、紙だけだと照明や光の状態によっては透けて文字が見えにくくなってしまうことがあります。

 

またオンライン研修では、一番はじめにグランドルールを設定するようにしています。私が設定する「お約束」は次の三つです。

 

・基本的に「ミュート」で。

・いつでも発言OK!

・リアクションは大げさに

 

オンラインのお約束

オンラインのお約束

 

こんなシンプルなグランドルールがあるだけで、場の雰囲気は全く違ったものになります。みんなが安心できるのです。

 

この研修は今のところ第二回まで実施したのですが、第一回目ではまず「オンラインコミュニケーションを楽しむ」ことをゴールとしました。

 

オンラインで使えるアイスブレイク(打ちとけ合いのゲーム)を全員でいくつか体験し、「ブレイクアウトルーム」という小部屋機能を使って少人数で「デートゲーム」をしました。お題はこんな感じ。これをあらかじめ考えてもらい、何人かで話し合うのです。

 

リアル研修でよくつかう定番のアイスブレイクなのですが、オンラインでも全くリアル同様に実施できました。

 

デートゲームお題

そのあとは「オンラインのお作法」を確認したのち、再びブレイクアウトルームに分かれて少人数での話し合い。そうして2時間の研修はあっという間に終了したのでした。

 

 

第二回の研修のテーマは「やってみよう!オンラインファシリテーション」

 

第一回の内容をさらに深め、全員が15分のオンラインファシリテーションに挑みました。

まずは最初に、前回のおさらいも兼ねてオンラインの「お作法」を確認!これ、大事です。

 

そしてすぐに4人組のブレイクアウトルームに分かれ、1人15分のファシリテーションにチャレンジ。お題は参加者が自由に設定し、15分の場の進行をしたあと、5分間で振り返り。途中一度休憩を入れて、4人それぞれが、それぞれのやり方でファシリテーター役を勤めました。

 

4人の進行を体験することで、自然と「ファシリテーターの存在、やりかたにより、場が全く違ったものになる。」ということを体験することができました。

 

そしてここでとても大切なのが「休憩」。リアル研修とは異なり、オンラインでは1時間に一回、10分程度の休憩は必ず入れた方がいいようです。ブレイクアウト機能を使うことでまた違っては来るのですが、基本的にオンラインでのコミュニケーションはものすごく疲れます。おそらく、情報がほとんど視覚からしか入ってこないために、他の情報を得るために脳が全力で回転しているのだと思います。

 

なので、1時間に一回程度は休憩を入れた方が良いみたい。ちょっと休憩してお茶飲んだり、甘いもの食べたり、体を動かしたりしてリラックスする。こう言った「スキマ時間」の設計がオンラインではものすごく重要だと感じています。

 

休憩や飲み物はとても大事!

休憩はとても大事!

 

全員がオンラインファシリテーションを体験し、ふりかえりも終えたら再び全員が集まり、感想の共有。みなさん「オンラインでもここまでできるのか!」と新鮮なオドロキがあった様子。楽しい時間を過ごし、たくさんの気づきがあった、あっという間の2時間20分でした。

 

当初予定では、オンラインだと長丁場はきついので2時間の予定でいました。しかし思いのほか話がはずみ、みなさん良い顔をされているので全員に了解を取った上で延長させてもらいました。しっかりと研修するなら、オンラインでも2時間半くらいは欲しいですねえ。

 

 

このようにして、二回のオンラインファシリテーション研修が無事終了。私としても大きなチャレンジで、十分な準備をして臨みました。そして終わってみれば、新しい発見と学びがたくさんあった研修でした。私もめちゃ疲れたけど楽しかった!!

 

前回投稿した「そのへんにある野草を採って食べてみようの会 in Zoom」に続き、オンラインの大きな可能性を感じた二日間でした。

 

 

オンラインでの研修に興味がある方は、ぜひご連絡くださいませ。

 

 

以上オンラインファシリテーション研修のレポートでした。

 

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2020年07月15日
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