をかしや10周年記念パーティーを開催しました。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
先週末の11月10日(土)、お世話になった皆様をお招きして、をかしや開業10周年記念パーティーを開催しました。
以前の記事でもお伝えした通り、私たち一般社団法人をかしやは、2008年9月5日に「よろず体験事務所をかしや」として開業しました。
その後2016年に一般社団法人として法人化、そして今年2018年9月5日で10周年を迎えることができました。
ところがそれからなにかと忙しくてできなかったのですが、ようやくパーティーを開催することができました。
会場となったのは、今治市郊外にある美味しいフレンチレストラン「ヌーヴェル・テロワール」さん。
ここは地産地消にこだわったお店です。
以前私たちが実施していた「百姓らいふのススメ〜有機・自然農講座〜」で講師としてお世話になった有機農業家「ちろりん農園」の西川さんをはじめ、きちんした生産者さんのお野菜がビュッフェでいただけるという、素晴らしいお店なのです。
さて、パーティーには今までの10年間でお世話になったさまざまなステークホルダーのみなさまにお越しいただきました。
開業して最初に立ち上げた森のようちえん「森のてらこや」に参加してくれた子ども達は今や中高生になっています。
をかしやの看板事業「しまなみインタープリター講座」のOBOGは実行委員会として加わってくれたり、パーティーの司会進行をしてくれたりしました。
みんな、本当にありがとう。
そのほかにも様々な事業でお世話になった方々や中小企業家同友会のみなさん、そして2年前から住まわせてもらい、祭りでお世話になっている地元鍋地集落のみなさんなど、総勢55名のみなさんにお越しいただきました。
パーティーのオープニングでは、私マロが簡単にご挨拶をさせていただき、その後ゲストのスピーチ。
スピーチは、私が開業当初お世話になったインキュベーションオフィス「IBIC」のマネージャーだったUさんにお願いしました。
10年前の開業当初、右も左もわからず、ネットワークも全くない私をあらゆる場所と人に繋いでくださった大恩人です。
Uさんがいなければ、今の一般社団法人をかしやはなかったといっても過言ではありません。
Uさんは普段どんな場でもスピーチを断ってらっしゃるそうなのですが、今回は特別にお言葉をいただけました。
本当にありがとうございました。大恩人なのに無茶振りしてすみません、、、。
そしてお待ちかね、乾杯からの食事と懇談タイム。
乾杯のご発声は、愛媛県中小企業家同友会でお世話になり、そしてこの9月からは環境経営事業部の立ち上げのお手伝いをさせていただいている「平野薬局」の平野会長からいただきました。
平野会長は、私たちが愛媛にきてから、公私ともにずっとお世話になっている大経営者さんなのです。
そして乾杯の後は美味しい食事。
いろんな人と楽しく話しながらじっくりといただきます。
お腹が落ち着いたら出し物です。
今回は出し物もたくさんありましたよ〜!
まずはしまなみインタープリター講座のOBが作ってくれたスライドショーとメッセージ。
全国のみんなが熱いメッセージを送ってくれました。
いつも講師をしてくれた18年来の同志、河野ヒロキチさん、村上まるこさんのトークショーと共に。
前出のちろりんさんと奥様の素敵な歌もありました。
心に響く、優しい歌でした。
「森のてらこや」初期メンバーによる「ママトークショー」もあり。
そしてパーティーのハイライトは、なんと太鼓と獅子舞。
鍋地のみなさんによるサプライズ演出。
突如太鼓の音が轟き、獅子舞が登場します!
未だかつて、フレンチレストランに獅子が舞ったことがあったでしょうか?
獅子はお店中を練り歩き、子どもという子ども、そして大人たちに噛みつきまくります。
獅子は縁起物、獅子に噛まれるとみんな幸せになれるのです。
獅子がみんなのところを訪れ、一通り舞ったあとはお花の奉納。
ご祝儀ですね。たくさんの方がお花をくださいました。
もちろん私たちをかしやもお花を奉納しましたよ。
お花を奉納すると、御礼の獅子舞です。
シャンシャンと、華麗に舞い踊ります。
獅子舞が踊ったあと、鍋地のこと、祭りのことを紹介していただきました。
そして私も鍋地の一員として鍋地Tシャツ来てみなさんに挨拶!
・・・この日最高に盛り上がった瞬間でした。
この後は、お楽しみの大抽選会があり、またもやサプライズでお米30キロのプレゼントも!!
大当たりしたのはなんとをかしやマネージャー「たま」の弟夫妻。
めっちゃ喜んでおりました!
さらにさらに、しまなみインタープリター講座五期生であり、高校野球で有名な元今治西高 元応援団長「もじゃ」くんによるフレーフレーのエール!!
とまあ、なんの集いかわからないほど盛りだくさんでめっちゃ盛り上がりました。
最後の締めのご挨拶は、いつもお世話になっている愛媛県中小企業家同友会今治支部長 渡部伸哉さまからいただきました。
と、このようにをかしや10周年パーティーは美味しく激しく楽しく、そして笑顔の絶えない会として最高に盛り上がりつつ終了いたしました。
参加していただいた皆様、そしてこのブログをご覧いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
をかしやはこれからもこの先10年、20年と活動を続けていきます。
今後とも変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします!!
やりきった!!萩ジオガイド養成講座
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
今日は10月24日。そして明日25日は満月ですが、なんでも今日の月の方が丸いとか。
確かにすっごく綺麗です。
みなさんは最近月をみましたか?
さて、先週末の20(土)、21日(日)に書けて、山口県萩市にて「萩ジオガイド養成講座」を実施してきました。
8月から始まったこの講座、ただの講座ではありません。
なんと、最終日の21日には、講座参加者がガイドとなり、ガチでお客さんを案内するのです!
そして、前日の20日までみんなはそのことを知らないという、、、、。
まあなんともハードな、ガチンコな講座なのです。
だって、その方が、現場を経験した方が圧倒的に力がつきますから。
で、その講座の様子を、等の萩ジオパーク推進協議会さんがフェイスブックに綴ってくれました。
一体どうなったのか?
以下、お読みくださいませ。
萩ジオガイド養成講座
「知識を伝える」から「感動が伝わる」へ
ひとりでも多くのお客様に萩ジオパークを楽しんでいただくための「ひとづくり」、萩ジオガイドを育成する講座を10/20・21の朝から晩までビッチリ二日間、今回も一般社団法人をかしやの菊間彰さんを講師に呼んで
研修しました。
最初に、事務局側から重大発表
「明日21日に20人のお客様を用意しています。皆さんにそのお客様を楽しませるツアーをしてもらいます。」
一同驚愕…。
中にはガイド未経験者もいる中、たった1日でプログラム作りです。
どんな構成にしよう。どんなアクティビティをする?皆で考えます。
そして、とにかくやってみよう!ということで練習です。
お客様との距離感は?ガイドの気を付ける視点はどこ?何を伝えたいの?
菊間講師の次から次へと出てくる技術を習得することに手一杯…。
でも、しっかりと着実に皆さん習得していき、何とか明日ツアーが出来そうな気配が、しかし、みんなはできるか不安…。
翌日、快晴のもと、ツアー参加者が続々と来訪。中には小学1年生や、台湾からの留学生、女子大生や観光関連業者まで、幅広いお客様が集まりました。
ガイドメンバーは班に分かれ、椿の枝分かれ一番多いのどれがを探すゲームや音探しゲーム、似顔絵づくりゲームなどたくさんのアクテビティを体験してもらいました。
どの班も、丁寧に優しく、お客さんひとりひとりの反応を見ながら素晴らしいアクティビティを展開していきました。
ツアー参加者からは、笑い声や真剣な眼差しでゲームに挑戦する顔が見られ、とても楽しんでおられました。
最後は、笠山の石切り場へ、好天の中、海を臨む最高のロケーション。腰を下ろし大地との繋がりを体感して終了しました。
お客様の反応は上々で、また来たいという声もいただきました。
実質たった1日の準備期間で、こんなに良い評価がいただけるとは!
自他ともに認める最高のツアーができました。
菊間さんからも「こんなスケジュールでツアー実践は初めて。でも、本当に素晴らしい出来だった。」とお褒めの言葉。
さあ、萩ジオパークが認定するジオガイドの誕生です!
これから、どんどん萩のジオパークが楽しめるツアーを展開します。ご期待ください。
秋の森を楽しもう。平成最後のきこり講座!!
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
またもや台風がきていますね。
今年はいったいどうしちゃったんでしょうか?
今回もすごく強く、大きな台風ですね。
どうか、被害が少ないことを祈ります。
ほんとうに、我々のライフスタイルを見直して、気候変動に対する影響を最小限にしなきゃいけませんね。
さて、きこり講座のご案内です。
この講座は3回シリーズで、第2回までは実施してきたのですが、7月の3回目は台風で延期になっていたのでした、嗚呼やっぱり台風。
ということで11月の3(土)4(日)に二日間連続で実施します。
泊まってもよし、通ってもよし。
会場は、をかしやのある鍋地集落の集会場と周辺の森林です。
夜はBBQとかアウトドアクッキングもして、秋の夜長を楽しんじゃいましょう。
山から切った木で「きこりのランタン」を灯せば雰囲気サイコーです。
二日間の詳しい内容はぜんぜん決めていません。
参加したみなさんと相談しながら決めて行きたいと思います。
基本的には、チェンソーを使って伐採したり、思いっきりチェンソー使い倒したり、メンテナンスの仕方覚えたり、草刈り機をつかったりメンテナンスの仕方覚えたり、薪割りしたり、そのための斧を使い比べてみたり、そんなことをしたいと思っています。
あ、あと今年はチェンソー製材機を導入したので切った木から板を取ることができます。
経験の有無は問いません。女子でも全然大丈夫です。
参考までに第一回と第二回の動画を載せておきます。
まずは伐採。
続いて製材。
楽しそうでしょ?
こんなことなかなかできまへんで。
そして、できるだけたくさんの人にきてもらいたいので、今回は参加費の割引をすることにしました。
二日間通って、宿泊費も込みで通常は6,000円なのですが、今回特別に4,800円に値下げします!
ぜひ体験しにきてください。
ひょっとしたら人生変わっちゃうかもしれませんよー。
以下、ご案内です。
きこり講座のご案内です。
「やまなみインタープリター講座」略して「やまプリ!」
林業体験やチェンソーの使い方、薪割りなどの体験を通じて「林業と森に関わるライフスタイル」について学ぶ講座です。
この講座の目的は「林業技術」を学ぶことではありません。
森林にまつわるさまざまな体験をして、日常生活の中で「木」や「森」を少し意識できるようになる事が目的です。
例えば、薪ストーブがあれば日常が少し豊かになりますよね。
あるいは、自分で切った木の輪切りをコースターや鍋敷きとして使えば、森のことをいつでも思い出せる。
そんな感じで「人生に少しの森を」スパイスとして加えよう!というのがこの講座です。
うん、スノーピークっぽいね。
そんな、山や森林のことを知る「やまプリ講座」。
内容もさることながらおすすめは講師陣です!
とにかく魅力的な講師が2人います。
みんなスーパーサイヤ人です。
仕事がめちゃ早い上に、人として魅力的です。
ぜひ彼らに会いに来てください!!
詳しくは過去ブログをご覧くださいませ!
講座の詳細は下記の通り。今年度残すところは最終回のみ。
ぜひ一緒に楽しみましょう!
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やまプリ講座 〜やまなみインタープリター講座〜
第三回(一泊二日、もしくは通い二日間)
・・・11月3日(土・祝)9:30~ 4日(日)17:00
定員:20名
会場:愛媛県今治市玉川町鍋地集落および集会場
こんな人にオススメ!:
高校生以上の
・森林や林業に興味のある人
・木を伐採して、その木で何かを作りたい人
・チェーンソーの扱い方、選び方を知りたい人
・チェーンソーの目立て(刃の研ぎ方)の仕方、目立てに超便利!な道具の選び方を知りたい人
・薪ストーブや、薪の扱い方、斧の選び方を学びたい人
・多様なひとびととの交流を楽しみたい人 ・・・などなど
参加費:6,000円のところ→ 割引で4,800円!!
※なんと宿泊費も込み!!食費は実費をワリカンです。
※ガク割、あります! 高大学生の参加費は3000円
講師:村瀬 宏之氏、江崎 賢二氏
申し込み方法:下記申し込みフォームからお申し込みください。
以上、やまプリのご案内でした。
たくさんの方の申し込み、お待ちしてますー!!
男女のお作法は歌舞伎から学んじゃおう。婚活セミナー@高知
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、またもや台風が来ていますね。
こちら愛媛では今まさに通り過ぎようとしているところ、すごい雨です。
なんとか無事に過ぎ去ってくれると良いのですが、、、。
さて、10月に実施するかなりレアでおすすめの婚活セミナーのご案内。
その名も「歌舞伎に学ぶあなたの魅せ方」。
高知県香南市での開催なのですが、香南市には「弁天座」という芝居小屋があります。
そして地元の皆さんが「土佐絵金歌舞伎」という地歌舞伎を伝承しています。
今回の婚活セミナーは、伝承会のみなさんに歌舞伎の所作を習いながら「男らしい」「女らしい」しぐさ、美しい身のこなしを学ぼう!というものです。
どうです?面白くありませんか?
昔から歌舞伎の世界では「男らしい所作」「女らしい所作」を重視し、技術を洗練させてきました。特に女形(おやま)の、伏し目がちの目線、歩幅を狭くゆったり動く仕草などは、もはや芸術的な領域といえます。
男性である女形(おんながた、おやま)が自らを女性らしく見せるために、「女性らしさ」を徹底的に追求して来たのです。
一方で歌舞伎は「男を男らしく」魅せます。
歌舞伎役者が勇ましく「見栄を切る」さまは誰が見てもキマってますよね!
こんなふうに、歌舞伎の稽古を通じて「男性をより男らしく」「女性をより女性らしく」魅せる方法を学びます。
男女平等、ジェンダーフリーの世の中ですが、異性にアプローチするのであれば「男らしさ」「女らしさ」を学ぶのは役に立つんじゃないかと思います。
そして、芝居小谷「弁天座」がまた魅力的なのです!
花道があり、枡席や桟敷席などを構えた本格的な造りの芝居小屋です。
この弁天座で、なんとあの市川海老蔵も歌舞伎を演じたそうです。
東京からもお客さんが来て大人気だったそうですよ。
実は私自身はぜーんぜん歌舞伎のこと知らなかったのですが、一昨年この弁天座を見て、ぜひ歌舞伎をテーマに婚活イベントをしたいと思い、このセミナーを企画しました。
そして今年7月の「絵金祭り」で弁天座の歌舞伎を初めて見たのですが、やっぱり素晴らしかったです。
他にもこの婚活セミナーにはこんな魅力があります。
・大人気!異性へのアプローチを学ぶミニセミナー
・昼食は全員で巻く超ロングな「恵方巻き」と高知名物どろめ汁
・午後にはお茶とまんじゅうをたべながら「二人羽織り」で楽しもう!
・参加者全員浴衣で参加!レンタル無料、着付けはスタッフにおまかせ!
・今なら早割で500円off!! 参加費4,000円→3,500円!!
とまあ、こんな感じの至れり尽くせり感です。
まず普段は体験できないことができます。
香南市の移住促進の一環でやってますので、全てが超おトクな設定になってます。
独身だったら俺が参加したいわー、ほんと。
ちなみに私はファシリテーター(進行役)として「着物」でみなさんをお迎えします!
ところで婚活というと、どうも参加しにくいし、恥ずかしいし、いやだなーというイメージもあるかと思います。
しかし今回は「婚活」と名がつくものの、基本的には「セミナー」なので、婚活イベントにつきものの「お見合い回転寿司」や「カップリングタイム」はありません。
25才から40才までの独身男女なら誰でも参加OK!です。
どうぞ気軽に参加していただきたいと思っています
高知はほんとにいいところですよ。
移住希望で高知が気になっている方にもおすすめです。
市川海老蔵も歩いた花道を、あなたも歩いて見ませんか?
ぜひ弁天座でお会いしましょう!!
詳細は下記香南市のサイトへどうぞ!
香南市婚活セミナー
「歌舞伎に学ぶあなたの魅せ方」
日時:平成30年10月28日(日曜日) 10:00~16:00 *受付時間 8:30~
場所:弁天座 〒781-5310 香南市赤岡町795番地
対象:25才〜40才までの独身男女
参加費:3500円
内容:
・アイスブレイク
・歌舞伎の「お芝居」をチョコット体験(演目:白波五人男)
・歌舞伎のワンシーンの練習(演目:千本桜)
~参加者全員で恵方巻を巻き、どろめ汁と一緒に堪能~
・いざ、実践!! 歌舞伎のワンシーン(演目:千本桜)
・カフェ&トーク
詳細・申し込み:
https://www.koishiyo.pref.kochi.lg.jp/event/event_preview.php?id=755
祝!萩ジオパーク認定!!
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間です。
昨日もお伝えしたとおり、私は今年度「萩ジオガイド養成講座」の講師をさせてもらっています。
維新の志士である高杉晋作や木戸孝允の生誕地がある城下町が有名な、山口県の萩市ですね。
で、かねてより萩では「萩ジオパーク構想」に基づいてジオパーク認定を目指しておりました。
「なんで城下町なのにジオパーク?」
と思う方もいるかもしれません。実はこれがすごく面白くて、萩の周辺は火山活動や溶岩で作られた場所が多いのです。
何を隠そう、萩城下町の屋敷の基礎石は、10キロほど離れた場所にある「笠山」という火山の溶岩なのです。
つまり、火山活動や溶岩がなければ、高杉晋作くんちもできなかったってことですよ!!
・・・いや、そんなことはないんでしょうけど、萩のまちなみや文化、食を語る上で、地質的な要素は無視できないのです。萩市では「維新とマグマの胎動の地」というキャッチフレーズをつけてとても上手に表現しています。
維新だけではなく、例えば萩は魚が美味しいのですが、それは海の底に小さな火山がたくさんあって”瀬”をつくっており、それが潮流を乱すことで好漁場となっているんだって!
萩焼の材料の土も火山由来なんだってさ!
萩ジオパーク推進協議会のサイトではそのへんをとてもわかりやすくまとめてくれてますね。
私も行ってみてびっくりしましたが、萩の周辺には特殊な地形の場所が多く、すごい絶景もありとても刺激的です。
と、このような特徴と活動が認められて、つい先日の9月20、萩ジオパークの
日本ジオパークネットワーク加盟(日本ジオパーク認定)が認められました。
やったー!おめでとうございます。
これでもっともっと面白くなりますね!
わたしも責任持ってガイド研修しなきゃいけませんね。
ガイドさんはそのまちの「顔」ですから。
以上萩ジオパーク認定!のお話でした。
うれしい報告。萩ジオガイド養成講座。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、先日とても嬉しいことがありましたのでご報告。
今年度、私は山口県の萩市にて「萩ジオガイド養成講座」に関わっています。
萩は1609年に毛利輝元が築城・開府し、約260年間城下町として栄えた町で、今でも往時の雰囲気が残されています。
なまこ壁や、萩藩が奨励したという夏みかんのある屋敷など、美しい景色がたくさんあります。
また、明治維新の志士である高杉晋作や木戸孝允の生誕地がある観光地としても有名ですね。
白い「なまこ壁」が特徴的な菊や横丁(写真提供:萩市)
夏みかんの甘酸っぱい香りが広がる旧家の敷地(写真提供:萩市)
そんな、すでに観光地として有名な萩ですが、幕末・歴史の魅力だけでなく、地球の成り立ちや、魚や野菜などの味覚や、萩焼や、その他ぜーんぶを萩の魅力として捉えて、伝えていこう!というのが「萩ジオパーク構想」です。
そして萩市が、萩ジオパーク構想に基づき、まずは本気でガイドを養成しよう!それも知識伝達型のガイドではなく、おじいちゃんや子どもや外国人など、どんなお客さんが来ても楽しんでいただける「体験型」のガイドを養成しよう!
というのが「萩ジオガイド養成講座」です。私はこれの主任講師をさせてもらっています。
ジオパーク構想と、初回講座の様子はこちらをどうぞ。
高知の室戸ジオパーク時代から一緒に仕事させてもらっている専門員の白井さんがわかりやすく紹介してます。
で、うれしかったこととは、この講座に参加してださった方が、先日山口新聞に感想を投稿してくれたこと。
とても楽しんでくださったようです。
こういうのが実施した側としては一番ウレシいですね。
しかもブラタモリと並べて書いてくれてるし!!
ぜひぜひご覧くださいませー。
ガイド連載記事「まち独自の魅力の見つけ方」
こんにちは。一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間です。
さて、いつの間にやらすっかり秋になりましたね。
秋といえば秋祭り!
私たちの集落では、10月に盛大な秋祭りが催されるので、すでに準備が始まっております。
今治独特の「継ぎ獅子」を披露するため、週に3回、練習に勤しんでおります。
さて、以前からお伝えしていますが、私は観光系WEBサイトで毎月ガイド手法の連載をさせてもらっています。
連載タイトルは
「小さなまちのどこにでもある資源を魅力あるストーリーに変え、伝えるための12のコツ 」
です。
毎月ガイドに必要な技術や心構えについてお伝えさせてもらっています。
そしてまた新しい記事が掲載されましたのでお知らせ。
今回の内容は
「~ステップ3 ガイドのためのフィールド調査 事前に確認しておきたい4つのポイントとは?~」
ガイドする際に必要なフィールド調査の視点をお伝えしています。
今回は「まち」がテーマなのですが、まちだけではなく自然でも歴史でも文化のガイドでも基本は同じ。
ぜひご覧くださいませ。
https://kankou-redesign.jp/pov/7537/
そして本ブログでは、連載第二回に当たる前回の記事を掲載したいと思います。
以下、よろしければどうぞご覧くださいませ。
連載 小さなまちのどこにでもある資源を魅力あるストーリーに変え、伝えるための12のコツ ~ステップ2 まち独自の魅力の見つけ方~
じっくり歩いて、まちの魅力を探そう(愛媛県今治のまち)
観光まちづくりの現場の方が実践するための「ノウハウ」と「あり方、心構え」に関する連載記事です。知識ばかりでずっとしゃべっているガイドではなく、参加者がのびのびと楽しみながら、そのまちを好きになっていくためのガイド手法をお伝えしていきます。ガイドがどうやって参加者にまちを楽しんでもらうか。そのためにやるべきことはどのようなことかについて、12ステップで解説します。
みなさんこんにちは。愛媛県今治市を拠点に、ガイド活動やガイド養成研修を生業にしている菊間です。ガイド手法やガイドの心構えに関する本記事、2回目となる今回のテーマは「まち独自の魅力の見つけ方」です。どんなまちにもそのまち「ならでは」の魅力があります。その見つけ方を一緒に考えていきましょう。
十分な下見と調査
まちの魅力を見つけるために必要なことは、なんと言っても「下見」です。予備調査ですね。まずはまちを歩いてみましょう。そしてまちを見て、雰囲気を感じてみましょう。どのまちにもそのまち「ならでは」のことがあるはず。それを感じることが大切です。そのまちにしかないものは何か、よそと違ったところは何かを探っていきます。
この時一番わかりやすいのは「景観」、見た目です。まずはじっくり見て、特徴的な景観を探してみましょう。たとえば以下のような視点で見ると良いでしょう。
このような視点を持って、まちをぶらぶらと歩いて見ましょう。まずは車でざっと流しても良いかもしれません。きっといろんなことが見えてくるはずです。私も以前、こんなことがありました。
愛媛県の宇和島市を訪れたときのことです。まずは車で市内に入ったのですが、走っているうちに不思議なことに気づきました。なぜか道がまっすぐではなく、曲がっていたり折れ曲がっていたりして、なかなか目的地にたどり着けないのです。
不思議に思って、まちの歴史をひもといてみて謎がとけました。宇和島は、現存12天守の一つ「宇和島城」を中心に築かれたまちです。(現存12天守とは江戸時代以前つくられたお城(天守)のこと)。そして宇和島城とその縄張り(敷地)は、築城の名手、藤堂高虎により築かれました。
特徴は、通常四角形の城の縄張りが、なんと五角形に設計されていること。これにより、攻め入る敵を混乱させ、迷わせる効果があります。四角形だと思い込んで迷ってしまうのです。城の縄張りが五角形なのは珍しく、有名なのは星型要塞として知られる函館の五稜郭くらいでしょう。
宇和島のまちは、その五角形の縄張りを元につくられています。だからどうしても迷ってしまうのです。今から400年以上前につくられた城の設計が、今のまちなみに反映されているってすごいことだと思いませんか?
国内に現存している12の天守のうちの一つである「宇和島城天守」 写真提供:宇和島市
新鮮な太刀魚を3枚におろし、竹に巻いて秘伝のタレをつけて焼いた宇和島名物「太刀魚の巻き焼き」。甘辛い香りが食欲をそそる 写真提供:宇和島市
五感を使って感じよう
そのまち「ならでは」の特徴は、景観だけに限りません。音を聞いたり、においを嗅いだり、あるいは名物料理を味わってみたり。「五感」をつかってまちをまるごと感じてみましょう。せせらぎや風鈴の音を聞けば、それだけで「涼」を感じるものです。五感の中でも特に、においや味覚は記憶に鮮明に残るので、うまくガイドに生かすことができればまちの良き思い出として残すことができます。
四季折々の良さを探そう
その場所、その時「ならでは」を探そう
また、その場所ならではの特徴を探すのと同時に「その時」ならではを探すのも重要です。日本には美しい四季があります。その土地の自然とまちなみは、四季折々の姿で訪れる人を楽しませてくれます。
ガイドをする季節はいつでしょうか? 花の咲き誇る春? 日差しが眩しい夏? あるいは紅葉の美しい秋? それとも雪景色の冬でしょうか? 季節に応じて、その場所「ならでは」の良さがあるはずです。その季節を映し出す、そのまちの一番良いところを探してみましょう。他の場所とは違った良さを発見できることでしょう。
工夫と配慮で、雨の日も楽しく
そして、こうした大きな季節変化とは別に、日々の小さな変化や移ろいも気にしてみましょう。たとえば、雨の日なのか晴れの日なのか、風があるのかないのかによってもそのまちの魅力やその伝え方は変わってきます。多くの場合、雨のガイドツアーはガイドもお客さんもテンションが下がりがちですが、雨にふさわしいルートを選び、雨を生かしたツアー内容にすることで、晴れの日以上に楽しいツアーにすることも可能です。
日差しの向きや影も重要です。これはまた改めて詳しく伝えますが、優秀なガイドは日差しや影を常に意識しています。基本的な考え方としては、夏や暖かい季節はお客さんに影に入ってもらい、冬の寒い季節はお客さんが日向にいられるような気遣いをします。そしてお客さんが眩しくないように、自分が太陽に向かって、あるいは日差しを横から受ける向きに立ち位置をとります。太陽を背にするのは厳禁です、お客さんが眩しくなってしまいますから。
ということは、午前のツアーと午後のツアーではガイドの立ち位置は違うことになります。
このように、優秀なガイドは常に「その場所」「その時」ならではの魅力が伝わる場所やルートや向きをえらび、お客さんに配慮してガイドをしているのです。
それでもそのまちの魅力が見つからない時は……
このように具体的なポイントをあげても、どうしてもそのまち「ならでは」の魅力が見つからない、という場合もあるかもしれません。特に生まれ育ったり、自分の住んでいるまちの魅力は見つけられないかもしれません。これは意外とよくあることです。なぜならば、自分の身近な場所の魅力には、人はなかなか気づきにくいものだから。
私はいろんな場所に行ってガイドや研修をしています。すると、すぐにそのまち「ならでは」の魅力に気づくことができます。それは私が「よそ者」だからです。フレッシュな気持ちと視点を持ってまちを眺めるので、すぐにそのまち「ならでは」の魅力に気づくことができます。
しかし、地元の人に話を聞くとそのまちの良さが全然出てこないことがあります。それどころか「こんなまちのどこが良いのか?」と聞かれることすらあります。しかしこれは、そのまちに魅力がないのではなく、全てが「当たり前」になってしまっているだけです。そうでない人に意見を聞けば、きっとそのまちの魅力が見えてきます。
町おこしで必要な存在として「若者、ばか者、よそ者」が大事であるとよく言われます。フレッシュな視点を持ち、既成概念にとらわれない大胆な発想ができ、客観的に物事を見ることができる存在が必要、という意味です。もし自分のまちの魅力がわからなくなったら、そんな人たちに聞いてみると良いでしょう。外から来た観光客や移住者、若者、子どもなどに意見を聞いてみるのです。きっと自分たちが「当たり前」と思っていたモノ、コトの中にこそ、その場所ならではの宝が潜んでいることに気づくはずです。
また、いくつかの他のまちを見て、自分のまちと比べてみるのもよいかもしれません。外国に行ったり外国人と交流することでかえって日本のことが見えてくるように、よそのまちを見ることで自分のまちの魅力が見えてくることでしょう。
おかげさまで10周年を迎えることができました!!
みなさんこんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
いつの間にか夏が去り、めっきり秋めいて来ましたがいかがお過ごしでしょうか。
今年は本当に異常気象と災害が多いですね。
愛媛でも大変な被害があった7月豪雨にはじまり、つい先日の台風21号の襲来。
関西空港が海水に浸かるなんて、誰が予想できたでしょう?
関西方面の皆さんは大丈夫だったでしょうか?
そして今日は北海道で震度7の地震、、、。
なんだか、自然の猛威の前に、ただ立ち尽くすしかないような気持ちになります。
やはり、人間は自然にはかなわない。
謙虚になって、人間の活動が地球温暖化や異常気象に影響を与えてることを、そろそろ本気で考えた方が良いのではないでしょうか。
ともかく、どうか皆さんが無事でありますように。
さて、昨日9月5日をもちまして、私たちをかしやは設立10周年を迎えることができました。この場を借りてご報告いたします。
いやー、長かった。本当に長かった。
10年はやはり長いです。
私は10年前の2月、右も左もわからない愛媛にIターン移住者としてやって来ました。そして半年間の準備期間を経て、現在の一般社団法人のもととなる「よろず体験事務所をかしや」を立ち上げました。
個人事業として8年間経営し、2年前に現在の「一般社団法人をかしや」として法人化しました。
こう書くと簡単ですが、じっさいにはそれほど簡単ではありませんでした。なんせ、愛媛ではほとんど誰もやっていない業態なので、何度も何度も経営の危機がありました。
それでもその度になんとか歯を食いしばり、そして影になり日向になり支えてくださるみなさまの助けもあり、ここまで生き延びることができました。
まさに「生き延びる」「サバイブする」という表現がぴったりだと感じます。
それだけに、10周年は私にとって感慨深いものがあります。
「おれを変えたのは周年だ!」
全然関係ありませんが、この京浜急行の固定観念にとらわれない柔軟性はすごいと思います。これはまず地方では出ない発想ですね、、、。
10年のうちに、業務内容もかなり変遷して来ました。
一番最初に手がけた事業は「森のてらこや」。
月に一回というイベントスタイルで、毎月毎月実施してきた「森のようちえん」です。
その頃に参加してくれた子達は、今や中学生や高校生になっています。
すごく優しく、気遣いのできる人に育っているのがとても嬉しいですね。
詳しい内容はをかしや旧ブログをどうぞ!
http://gigax.jp/blog/wokasiya/categn2-165/
この子達が今や中高生。
そして真ん中の子は、今は五年生になったをかしや家の長男です。
時の経つのは早い!
その後をかしやの看板事業である「しまなみインタープリター講座」を立ち上げました。
この事業は現在まで続いておりOBOGは全国に160人以上、昨年は出張編として遠く山形や愛知でも実施しました。
開業当初は自然体験やエコツアーなど「自然体験系」の仕事が多かったのですが、婚活イベントや地域活性化プログムなどが増え、そして研修が増えていきました。今では自然体験よりも、研修が主なコンテンツになっています。
特にここ数年は自然だけではない、ジオパークや歴史、まちなみなどのガイド養成研修に加え、企業研修や企画研修、ファシリテーションの仕事が増えて来ました。
少しづつ、仕事の範囲が広がっていき、それに伴いさまざまな場所に呼んでいただけるようになりました。
現在では四国全域はもちろん、中国地方や九州からもお声がけいただいています。
本当にありがたいことです。
私たちはこれからも、状況やニーズに合わせて業務内容を変化させる柔軟性を持ち、多くの場所で多くの方のお役に立ちたいと思っています。
そして同時に大事なことは、私たちをかしやの専門家としてのベースは「自然体験型環境教育」であるということです。
自然体験の仕事は少なくなり、屋内で行う研修やファシリテーションも増えて来ましたが、私たちのベースはあくまで「自然」や「環境」や「アウトドア」に根ざしたものです。
ホームページにも掲げていますが、私たちをかしやの経営理念は
「私たちは、自然体験と対話を通じて、人と人、人と自然をつなぐコミュニケーションコンサルタントです。自然への畏敬の念を持ち、自分の頭で考え、判断、行動できる人を育むことを使命とします。」
というもの。
異常気象が日常になり、災害が頻発するいまだからこそ、「自然から学ぶ」というスタンスや「畏敬の念」を忘れてはいけないと思っています。
私たちは、次の10年をめざしてこれからも活動を続けていきます。
今後とも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
をかしや夏レポート 自然体験&ガイド養成研修
残暑お見舞い申し上げます。 菊間たまです。
みなさまお元気でお過ごしですか。
昨日から二十四節気の 「処暑」
毎年感じますが、
お盆過ぎたら暑さがやわらぎ、秋の気配がぐっと増してきますね。
夜には秋の虫たちがコーラスを始め、
緑の“いが栗”がころころ落ちてるのを見つける。
団体で渡りの準備しているようなツバメたち。
秋の風の匂いが待ち遠しくなる。
みなさんはどんな秋の気配を感じますか^^?
といっても、日中はまだまだ陽射しが強いですね。
熱中症にもまだまだ気をつけてくださいね。
さて、本年の夏のプログラム、終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
今年は、主催事業は、
「鈍川渓谷シャワートレッキング」
「夜の海の宝探し いのちの輝き ウミホタル」を実施しました。
川も海も、やっぱり自然は奥深く美しい。
その中で、新たな世界を見つけたみなさん。
何度やってても、こちらも新鮮な発見に満ちた日々でした^^。
「シャワトレをきっかけに、愛媛の自然を満喫しています」
と、いただいたうれしいメッセージ。
自然の懐で、家族と過ごす喜びを見つけていただけました^^。
「夜の海の宝探し」では、次々出会ういろんなカニや生き物に驚き^^。
小さな虫も苦手だった子が、カニを自分でつかめるようになりました。
親御さんもびっくり。
“自然と友だちになれる”ドラマの2時間でした。
また、海では、7月の豪雨のため、
ウミホタルが激減するという事態が発生していました。
わずかに数匹のウミホタルに会うことができましたが、
彼らの青い光は、本当に懸命に生きる大切な「いのちの輝き」
命を繋ぎ、また戻ってきてくれることを願いました。
また、今年は夏休み前半、環境マイスターとして、
さまざまな団体さんの自然体験プログラムをオーダーいただきました。
今治市内、新居浜市内の愛護班さんの活動。
今治市たんぽぽ幼稚園さんのお泊り保育の中での活動。
東温市上林小学校さんの夏のキャンプでの活動。
鈍川渓谷や、竜岡・蒼社川上流の森のともだち農園さんのフィールド、
皿が嶺の上林森林公園 と、いろんな場所で、
自然を感じ関心を高められるよう、プログラムを実施させていただきました。
お泊り保育の翌日、園児さんが書いた絵日記には、
川へ入ったり、つるブランコで遊んだり、
プログラムで遊んだ自然との思い出がいーっぱいあふれ出てきたそうです。
先生方がビックリして喜んでおられたそうです^^。
リアルな自然との体験、心と体でめいっぱい感じられたからだと思います。
子どもたちと自然は、きっかけを通して磁石みたいにビビッと結びつくのです^^。
そして、電気のように、自然からのエネルギーが心と体に、ぎゅーん!と通るのですね。もちろん大人もですけどね。
素直でかわいい子どもたちと出会えて、私にとってもうれしいお仕事がいっぱいでした。
毎年お声掛けいただいている、
今治じばさんセンターさんの「バリバリものづくりおもしろフェスタ」にて
「水軍のびゅんびゅん弓矢づくり」も実施させていただきました。
毎年人気をいただきありがたいことです^^。
参加してくださったみなさん、朝早くから並んでいただきありがとうございました。
竹の弓矢と、弓矢筒(檀紙で作る袋)をじっくり作製しました。
みなさんのオリジナリティに感動しました!
貸切釣りプログラム。代表理事マロの愛する領域です^^。
こちらはすでに熱いレポートが上がっております。
また、代表理事マロ、ガイド養成等のお仕事も多数いただいていました。
河原学園さん 「観光系専門学校生のためのガイド&企画研修」
東温市にてガイドと企画の研修。古民家と地域をフィールドにした3日間の実践研修でした。
山口県萩市「萩ジオガイド養成講座」
~「知識を伝える」から「感動が伝わる」へ~ 8月と10月の3日間で講座を実施しています。
これまでもいろんな県でガイド養成講座に携わらせていただいてますが、
参加したガイドさんたち、目から鱗が落ちて「しゃべるだけではダメだ!」と、
講座をきっかけにガイド法の改善に意欲的に変わっていかれるそうです。
愛媛県東予地方局「TOYO歴史文化資源ガイド」養成講座
東予地域の産業遺産、歴史文化及び伝統産業等の地域資源を学び、
情報発信や観光ガイドなどを担う若い人材を育成するための講座。高校生たちが集い、学び合います。
今治城にて、若い豊かな感性で感じたことを、体験を通じて伝えるガイド法(インタープリテーション)を実践練習しました。
6月には、吉備中央町「日本版DMOスタッフのためのガイド&企画研修」にも行かせていただきました。
佐賀県伊万里市、広島県三原市など、これまでいろんな県で、みんながハッピーになるための、ガイド養成研修に携わらせていただいています。
すでに過去ブログにもありますが、
「観光Re:デザイン」という観光系のWEBサイトにて、ガイド技術、インタープリテーションに関する記事を6月より連載させていただいています。
タイトルは、「小さなまちのどこにでもある資源を魅力あるストーリーに変え、伝えるための12のコツ」
読みやすいと思いますのでよかったら覗いてみてください^^。
そしてそして、
「愛媛県中小企業家同友会 リーダーシップ研修」
7月から4回シリーズの研修講師をさせていただいておりました。
研修目的は、「ファシリテーションを学び、主体性と個性を引き出せるリーダーになる」
ファシリテーション初めて体験のみなさん、
とても生き生きとされていたそうです^^。
あんなことやったな~こんなことやったな~ と思い出しながら書いていたら、
長い長いレポートになってしまいました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました^^!
夏ももう少し。
どうぞお元気で楽しく過ごしてくださいね。
しまなみ海道にて、貸切釣りガイドツアー。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
昨日は貸切釣りガイドツアーでした。
をかしやは、普段は釣りのプログラムはやっていないのですが、オーダーがあればいつでも承っています。
去年の夏休みも二件ほど釣りガイドをしました。
あまり知られていないのですが、私たちをかしやは釣りだけではなく、オーダーしていただければほとんどなんでもやるのです。
さて、今回の釣りガイドのお客様は9年来の友人である「ガビーさん」ご一家。
をかしやは2009年から2011年にかけて三年間、「いまばり湯ノ浦ハイツ」というホテルで夏休みの自然体験プログラムを実施していました。その最初の年、2009年のプログラムに参加してくださったのがガビーさんご一家で、それ以来のお付き合いになります。
その時の記事はこちら。
このブログ記事の中でガビーさんに抱っこされて蜘蛛の巣をくぐっているのが、今は高校2年生になった長男のショーゴ君。うーん、時の経つのは早いものです。
ガビーさんと小さいショーゴくん
ガビーさんご一家は関東在住なのですが、毎年毎年30年以上も夏休みに今治に遊びに来られています。
小学生の頃から毎年来ているので、今治の自然やその変化にもすごく詳しいです。特に趣味であるクワガタの生態に関してはすごいものがあり、ブログで情報発信もしてくださっています。
そしてガビーさんご一家はとても素敵なご家族で、以前お父様にこんなお話を伺ったことがあります。
「世の中には、休みには外国に行ったりする方もいらっしゃるけど、ここに毎年来て、一週間くらい滞在して、のんびりして夕方にテニスする。そういうのが私たちにとって最高の贅沢なんです。」
なんて優雅な時間の過ごし方。大人です。欧米人の休暇みたいです。
その時の記事がこちら。ガビーさんとの衝撃の出会いの様子も綴ってあります!
2010年の写真。うーむ、二人とも若い!!
さて、そんなお馴染みのガビーさんご一家を釣りにご案内しました。
去年に引き続いてのご用命です。
夏のしまなみエリアは暑すぎて条件的にキビシイ場合も多いのですが、一週間ほど前に予備調査を行い、一番良いと思われるとある島に釣り場を決定しました。
その時のこと。いろんな場所や仕掛けを試したのですが、その一環としてサビキ釣りで釣れた小魚を生き餌にして放り込んでおきました。
運とタイミングが良ければ大物がかかることがあるのです。
そしてその時がやって来ました!竿につけてあった鈴がリンリンなり、竿先が強烈に引き込まれます!!
「よっしゃー!」と竿をとり、やり取り開始です。強烈な引きで、糸がどんどん引き出されていきます。
こういう時には無理にあげようとせず、ある程度魚を走らせて弱らせるのがコツです。
しかしいくら時間が経ってもこの魚は一向に弱った気配を見せません。
少しづつ糸を巻いてもすぐに引き出され、一進一退の攻防が続きます。
私の釣り人生の中でも、間違いなく最大級の大物です。タイか、ヒラメか、青物か。
期待に胸が膨らみます。
そしてファイト開始から30分がたち、ようやく魚が浮いて来ました。
白い巨大な魚体が見えます!
「でかい!タイか!!」
少しづつ寄せて来て、いよいよ魚の姿があらわになります。
でかい!1メートルくらいあります。
そして、その姿は座布団のよう!
「ヒラメか!」
・・・・しかし、どうも様子が違います。
なんかひらひらしてる・・・。
そして形が普通の魚っぽくない。広い。
・・・その正体はこいつでした。
「エイかよ!!!」
この時のがっかり感ときたらありません。
エイやサメなどの軟骨魚類は食べられないこともありませんが、アンモニア臭があり、美味しくないのです、、、。
第一重すぎであげられないし・・・。
結局そのままリリースし、海にお帰りいただきました。
渡船の都合で2時間しかいられないのに、巨大エイに30分も取られてしまった、、、。
無念。
とまあ、下見でこんなこともあったのですが、気を取り直して本番です。
今日は大物が釣れることを信じて。自然豊かなしまなみに来たからには、ぜひ大物を釣っていただきたい。
港から船に乗り、みんなで島を目指します。
船からはしまなみ海道がよく見えます。
いつ見てもしまなみは美しい。
そしていよいよ島に上陸。釣り場である波止(防波堤)へ急ぎます。
波止についたら釣り開始!
しまなみを眺めながらの釣りはロケーションもよく、気分最高です。
しまなみの海は潮がとても早く、刻一刻と変化します。
潮の流れや動きが見る見るうちに変わっていくのです。
そして魚たちの動きも潮によって変わります。
この日の潮は若潮。
釣り初めから2時間ほどで干潮を迎え、午後はどんどん潮が満ちてくるパターン。
どのタイミングで釣れるかは、やって見なければわかりません。
最初はあまり釣れなかったのですが、1時間した頃からポツポツと釣れ始めました。
干潮に近づいて潮が動かなくなってから釣れるパターンです。
この釣り場には、どこにでも群れているスズメダイはあまり多くなく、メバルがとても多い。
そのほかにもアジやベラの仲間、ホゴ(カサゴ)やグレ(メジナ)なんかもポツポツ釣れます。
その釣れたアジを餌にしてやはり投げ込んで見ることにしました。
大物はくるでしょうか?
しばらくしてまたその時はやって来ました。
ガビーさんの竿が海に引き込まれそうになっています!
「キター!!!」
私は竿に猛然とダッシュし、なんとか海に落ちる前に確保することができました。
態勢を整えてガビーさんに渡します。そしてファイト開始!
ガビーさんの竿から糸が勢いよく引き出されています。
こういう時は竿を立て、竿の弾力を使って魚の引きを吸収します。
竿をのされて(倒されて)糸が一直線になったらすぐに糸は切れてしまうのです。
ドラグ(糸出し装置)は、魚が強く引いた時にジリジリと出るくらいにしておいて、魚をしばらく走らせます。
そして引きが弱まった時に竿をじわーっと持ち上げ、竿を下げながらその分を巻き取ります。
これをポンピングと言います。釣りの基本的な技術の一つです。
※ただし、ポンピングには釣り糸のテンションが変化するのでバレやすい(はずれやすい)という弱点もあるようです。なので釣り具も釣り糸も進化している現代では竿を一定の角度で保ち、魚の引きが弱った時だけ巻くという「クレーン巻き」という方法が主流になっている模様。
ガビーさんにそんなことをお伝えしながらやり取りを見守ります。
糸がジージーと音を立てて出ていきます。かなりの大物!
その後しばらくやりとりしたのですが、、、残念ながらバレて(はずれて)しまいました。
あの魚はなんだったんだろう?
かなりの引きでした。
そうこうしていると、私の竿も大きなアタリが!!
すぐに竿を取りファイト開始。
それほど大きくはないのですが、ゴンゴンとよく首を振ります。
「タイか?」
期待に胸踊ります。
やりとししつつ順調に糸をまき魚を寄せます
そして魚体が見えました!
「白い、タイか!?」
しかし、またなんか違う・・・。
なんかくねくねしてるし。
さらに糸を巻いて、タモ網を使って無事ランディング。
その魚がこいつでした。
「サメかよ!!!」
「また軟骨魚類かよ!」
もう笑うしかないですね・・・。サメも笑ってるよ・・・。
もちろん、この後サメさんには海におかえりいただきました。
※この写真だと小さく見えますが、このサメ60㎝以上あります。
これに前後してもう一回かかったのですが、残念ながらそれもバレてしまいました。
バレてはしまったものの、3連発での、大物の到来に興奮しっぱなし!!
しまなみの海には大物とロマンがいっぱいです!!
その後も適宜休憩をしながら釣りを続けました。
午後からは潮が満ちて来て、目の前の海が次第に川のような流れになっていきます。
潮のタイミングによって、さっきまで全く釣れなかったのが急に釣れ出したり、また釣れなくなったりします。
海は不思議です。
結局船の時間である16時まで釣りをして、この島を後にしました。
魚は釣れたり釣れなかったりを繰り返しつつも、30数匹を上げることができました。
最後に、港でみんなで記念写真を取りました。
日差しがめちゃ眩しくて、みな険しい顔になっております。
ちなみに一番背が高い黒い服の人は、高校二年生になったショーゴ君です。
このようにして、しまなみのアツい1日は終了しました。
昔からの友人を、このようにご案内できるのはガイド冥利につきます。
ガビーさん、お父さん、ショーゴ君、カンタ君、ありがとうございました。
またぜひ、一緒に釣りに行きましょう!
以上貸切釣りガイドツアーのレポートでした。
皆さんもいかがですか?