自分の地域をよくする企て。
こんにちは。一般社団法人をかしや「マロ」こと菊間 彰です。
私は今、高知から大分佐伯に向かう船上の人。
今日明日はキャリア教育で高知と大分の小中学校へ、明後日はガイド養成講座で三原へ向かいます。
さて、昨日の本ブログで、愛媛鬼北町で行われる「コミュニケーション講座」について書きました。
様々なワークを通じて、ビジネスや婚活に必要なコミュニケーション力、特に「聞く力」を身につける講座です。
今日は、その講座がどのように企画されたのかについて少し書きたいと思います。
講座を企画したのは、鬼北町在住のSさん。
Sさんは、をかしやの看板事業「しまなみインタープリター講座」通称「しまプリ」の6期生。
しまなみインタープリター講座は自然体験の企画実施を通じて「企画力」「コミュニケーション力」「伝える力」の三つを身につけていく講座です。
http://gigax.jp/blog/wokasiya/categn1-171/
Sさんは自分の地元 鬼北町を愛しており、しまプリの時もいつも鬼北町名産の「キジ肉」や「柚子胡椒」をお土産に買ってきてくれる優しい男です。
Sさんの仕事は理学療法士。
地元鬼北町で訪問看護ステーションを経営しており、地域のお年寄りが元気に暮らせるよう、自宅を訪問し、リハビリをするという仕事をしています。
しかし、そんな日々の中でSさんは思うようになります。
地域の人口はどんどん減っている。そして高齢化が進んでいる。
このままだとヤバイ!
地域のために何かできないものか?
しまプリに参加したのも、講座で企画力を身につけ、地域で何かを企てられないか、と考えてのこと。
そして企画されたのが今回の講座。自分で企画を立て、町の助成金を申請し実行することとしたのです。
講座に参加するだけでなく、自ら実行してしまうところが素晴らしい。
以下はフェイスブックにつづられたSさんの思いです。
「このまま予測通りに人口減が進むと様々な問題が推測され、既に何かしらの課題に悩みを抱えている方もおられるかも知れません。
ただ、漠然と地域課題があって、何かしないと・・・と個人が思い悩むのではなく、ソーシャル・ビジネスという考え方を持って、話し合いの場を持ち、課題を1つ1つ明確にして、解決する方法を検討する仕組みを作ることが必要ではないか?と考えております。
そのために今回、『ソーシャル・ビジネス・ネットワーク講座』と題して、研修会を開催することを考えました。」
今後地域の人口が減っていくのは確実。
でも一人で思い悩んでいても解決しない。
講座でいろんな講師から様々なノウハウや技術を吸収しつつ、なかまとどんどん繋がっていこう!
そんな趣旨で企画されたのがこの講座。
一人で考えてもなかなか解決しないことはみんなで考えればいい。
全5回のシリーズで、今週末に行われるのは第一回目。
いろんな人に来ていただいて、いろんな人がつながれる場になればいいなと。
そして、企画したSさんの熱い思いも感じてみてください。
講座の内容は、以下の通り。
詳細はフェイスブックページをご参照ください。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしております。
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ソーシャルビジネス・ネットワーク講座 @鬼北町
本講座は平成28年度鬼の町まちづくりプロジェクト支援
第1回は一般社団法人をかしやの代表である菊間 彰さんに講師をお願いして、コミュニケーションワークを
定員30名
参加費 1、000円 (当日会場にてお支払いください。)
*本講座は事前申込制です
参加を希望される方はフェイスブックページの申込フォームを利用していただくか
https://www.facebook.com/shiozaki.kihoku/?fref=nf&pnref=story.unseen-section
①氏名(ふりがな)
②所属
③メールアドレス
④電話番号
⑤参加を希望する講座(○月○日の講座希望)
とご明記の上
michita@miracle.ocn.ne.jp
*@を小文字に変更してください。
コミュニケーション講座@鬼北町
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、今週末鬼北町で講座を実施するのでお知らせいたします。
https://www.facebook.com/events/251274021956268/
「ソーシャルビジネス・ネットワーク講座」というもので、まちづくりや、地域の今後を考えたい、あるいはなにか面白い人たちと繋がりたい!という人たちが対象の、全5回シリーズの講座です。
今回はその第一回目。「コミュニケーション」をテーマに私が講師を努めさせていただきます。
今回の講座では、さまざまなコミュニケーションワークを通じ「コミュニケーション力」を高めることをめざしていきます。なのでこんな方にオススメです!
・営業や販売など、対人ビジネスに携わっている方
・地域に関わる活動をしている方
・婚活男性
・職場の人間関係をよくしたい方。
・仕事を超えて面白い人と繋がりたい方
コミュニケーションは大事です!
人と関わる上でコミュニケーションは必須。
特に対人ビジネスにおいては、コミュニケーションをうまくとれるかどうかで、その仕事がうまく行くかどうかが決まります。
また、「コミュニケーション力」がものずごく重要だよなあと、常々私が感じていることがあります。
それは「婚活」です。
私たち をかしやは、2009年から婚活イベントをたくさん実施してきました。
そしてここ数年は、行政や民間から依頼を受けて、婚活イベントのコーディネートをすることも多くなってきています。
http://gigax.jp/blog/wokasiya/categn1-359/
そこで感じるのは、婚活においてカップリングを成立させるためには、コミュニケーション力が極めて重要だということです。特に男性。婚活で苦労している男性の多くは、コミュニケーション下手です。
はっきりといいます。
婚活で人気があるのは、イケメンでも話が面白い人でもありません。
それは「恋愛マーケット」での話。「婚活マーケット」はまた別なのです。
婚活でカップリングに至るのは「地味だけどしっかりしている人」です。
もう少し言うと「コミュニケーション力があり、相手の話をしっかり聞くことのできる人」です。
イケメンだとか、話が面白いとかもそれはそれで重要ですが、最も大事なのは「話を聞けること」です。そしてこの「話を聞く力」は婚活に限らずコミュニケーションの要であり、トレーニングで身につけていけるものです。
今回の講座では、実践的なワークを通じて、婚活にもビジネスにも役立つ、ホンモノのコミュニケーション力を身につけていきたいと思います。コミュニケーションに関する法則も学ぶことができますよ!
ちなみにこのコミュニケーション講座は、普段企業研修として実施しているものです。
実施した企業さんからは「いつも顔を合わせてるメンバーだけど、いつもと違う深い話ができた」「人間関係がよくなった」などのコメントをいただいています。
職場の人間関係改善にも最適なので、職場のメンバー何人かで参加いただくのもオススメです。
下記の要領で開催しますので、ぜひぜひふるってご参加くださいませ。
申し込みは下記フェイスブックページからお願いします。
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ソーシャルビジネス・ネットワーク講座 @鬼北町
本講座は平成28年度鬼の町まちづくりプロジェクト支援
第1回は一般社団法人をかしやの代表である菊間 彰さんに講師をお願いして、コミュニケーションワークを
定員30名
参加費 1、000円 (当日会場にてお支払いください。)
*本講座は事前申込制です
参加を希望される方はフェイスブックページの申込フォームを利用していただくか
https://www.facebook.com/events/251274021956268/
①氏名(ふりがな)
②所属
③メールアドレス
④電話番号
⑤参加を希望する講座(○月○日の講座希望)
とご明記の上
michita@miracle.ocn.ne.jp
*@を小文字に変更してください。
美しきしまなみ海道
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事『マロ』こと菊間です。
今日は、突発的にしまなみ海道の写真をアップしてみようと思います。
皆さんはしまなみ海道をご存知でしょうか?
広島県尾道市から愛媛県今治市まで、いくつもある島々に橋をかけて本州と四国をつないだ「海の上の高速道路」です。
高速道路といいつつも、各橋には人が通れる歩道も、自転車道も整備されており、瀬戸内の島嶼美と橋を通る時の浮遊感(まるで空を飛んでいるよう!)から、近年人気が高まっています。
特に自転車乗りに人気で、「サイクリストの聖地」とも呼ばれています。
ここ数年海外からのお客さんもすごく多いです。
思い起こせば12年前、私は初めて四国今治に来て、しまなみ海道をわたりました。
それまで沖縄や富士山麓や、さまざまな場所で私はプロガイドとして仕事をしてきました。
自然の美しい場所はたくさん見てきました。
しかし、しまなみ海道を通って、私は感動のあまり泣きました。
それくらい綺麗だったのです。
そして2年後、私はしまなみへの移住を決め「をかしや」を起業することとなります。
そんな、私の人生の転機となったしまなみ海道の写真をアップしてみたいと思います。
ぜひご覧くださいませ。
いやー、きれいですね。
自分であげてて、やっぱり私はこのしまなみ海道に惚れ込んで移住してきたんだなーと、改めて思いました。みなさんもいつかぜひ、しまなみに遊びに来てください。ほんとうに美しいところです。
それでは、また!
地域に関わるということ。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事 「マロ」こと菊間 彰です。
さてさて、本日の仕事は、徳島県は三好市。
「三好」というの地域のこれからを考えるワークショップ。
「ワークショップ」というと難しい感じがしますが、そんなことはありません。
要は、特定の誰かが一方的に決めるのではなく「みんなで一緒に何かを創りだそう!」という「場」のことです。
具体的な今日の内容は、集会場で机を挟んだ座談会。ま、スタンダードな感じです。
で、結果。いやー、とても良かった。
何がいいって、ワークショップにきてくださったみなさんは、みな自由な発想を持っていました。
これって素晴らしい。
そして、それを超えて余りある、いろんな意見を出してくださいました。
例えば・・・。以下、地域のみなさんの意見メモです。
・病院までタクシーで5,000円かかる。高い!
・地域住民が送迎する仕組みが作れないか?
・近所の人が20人くらいでボランティアグループをつくり、交代で運転手をするのはどうか?運賃500円くらいで。
・広い地域では日替わりで地域を決めたらどうか?1日でいろんなところを回ると効率が悪い。
他にも、、、。
「地域をよくするのは地域住民。何か欲しければまず地域自身が動かなければ!
アイデアを出すだけじゃなく、実際に住民が動くことが大事。企業とのコラボにしても、住民が動いて素材、食材を提供したり、汗を流して「自分たちが動くからきてくれ!」と言わなければ企業は動いてくれない
とか、、、
いやー、良いですねえ。
いろんな意見が出るのが、ワークショップの特徴、
この後は昼食兼交流会で盛り上がりました!!
私も飲みたかったのですが、運転あるしね、、、、。
次回はぜひ加りたいものです。
では、また明日」!
明日のために。
みなさんこんばんは。
一般社団法人をかしや 代表理事 「マロ」こと菊間です。
今日は、というより昨日、今日にかけての二日間は、助成金の申請作業をしていました。
そしてつい先ほど、郵便局で申請書を出してきました。
私たちは経営上それほど助成金に頼っているわけではないのですが、それでも年間に1〜2本くらいは申請しています。私たちの事業にはきっちりビジネスとして成り立つ事業と、社会貢献的な事業があります。自然や環境分野の事業は、結構社会貢献的な要素が強いです。
昨日のブログでお伝えした「やまプリ講座」などその最たるもの。
「やまプリ」ことやまなみインタープリター講座は、森林分野の指導者、とくにやまや森のことを「伝える」力を持った指導者を育成しようという事業。参加者を募集し、いくばくかの参加費をいただいて実施しますが、とてもとてもそれだけで「食える」ものではありません。そうではなく、より良い社会になることを願って実施しようとしています。
こういった事業を行うとき、公の助成金は強い味方です。
必要な備品や消耗品、講師謝金などをまかなうことができ、とても助かります。
本当にありがたいものです。
ただ、助成金は「出せば通る」というわけでないのも事実。
私としては精一杯書きましたが、さて、今回は採択されるでしょうか?
無事採択され、来年度の事業につながることを祈りつつ、今日は眠りにつこうと思います。
それではみなさま、おやすみなさい。
しまプリ講座、やまプリ講座。
こんばんは。
一般社団法人をかしや 代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
師走に入り、今年も残すところあとわずかですが、みなさん慌ただしく過ごされてるのでしょうか?
忙しいという字は「心」を「亡くす」と書きますが、忙しくても心をなくさない程度でいたいものです。
私も結構慌ただしくしております。というのも、来年度、つまり4月以降のスケジューリングや助成金の申請作業をするのが、ちょうどこの時期なのです。
ということで、ちょっと気が早いですが、をかしやの来年度予定を少しご紹介したいと思います。
まず、をかしやの看板事業といえば「しまなみインタープリター講座」通称「しまプリ」。
中四国、いや全国的に見ても数少ない、プロレベルのガイドを養成する講座です。
しかも、自然関係やガイド関係の人だけでなく、ぜんっぜんガイドに関係のない様々な職種、年齢層のメンバーが全国から集うという、ちょっと面白い講座です。
しまプリやガイド養成に関して詳しくはこちら↓
さらに興味がある方は過去ブログをどうぞ!↓
http://gigax.jp/blog/wokasiya/categn1-171/
さて過去8期8年にわたって、しまプリ講座はここ愛媛しまなみを舞台に実施してきました。
しかし来年度は愛媛開催をやめ、なんと、全国三都市で「出張講座」を開催します!
愛媛まで来ていただくのはとてもうれしいし、愛媛にはそれだけの魅力があると思うのですが、参加者の皆さんにとって金銭的にも時間的にも負担が大きいのも事実。そこで、来年度は私たちが全国に出向いて「出張しまプリ講座」を開くことにしました。
開催する場所は、山形、横須賀、名古屋の3箇所。
それぞれ9月、10月、2月の三連休に三日間の連続講座として実施予定です!
興味のある方は、今からぜひスケジュールを空けておいてくださいませ。
しまプリ講座は、OBOGが全国に150人以上もいるという講座。
仲間が一気に増えること間違いなし!です。
しまプリ講座の講師はもちろん、私マロこと菊間と、広島の「環境教育事務所leaf」代表 河野宏樹さんのコンビでお届けします。
なんと二人とも、野外活動を通じた人材育成をしている人物を表彰する「ジャパンアウトドアリーダーズアワード2017」のファイナリスト10名に選ばれております!これには私も驚きました。
そしてそして、来年度は、久々に新規事業をはじめます!
それは、林業や山や森林のことを伝える人を養成する講座。
このブログでもお伝えしているとおり、私は冬の時期、時間をみつけて林業に従事しています。
山の仕事は魅力的です。そして、今切実に必要とされている仕事でもあります。
戦後にたくさん植えられたスギやヒノキの人工林が、とっくに時期を過ぎてるのにぜんぜん間伐されていないのです。人工林は野菜を育てる畑といっしょ。野菜は植えてしばらくしたら「間引き」をして成長を促進させてあげます。
同じように、人工林も木がある程度大きくなったら間伐して間引いてやらなければ大きくなれないのです。そしてそういった森では土地の保水力がなくなり、土砂崩れなどの災害の原因になってしまいます。
竹害もひどいですね。さまざまな用途に使うため、かつて日本全国に植えられた孟宗竹。
孟宗竹は日本在来種ではなく、中国の江南地方が原産で、中国からの移入された種なのです。竹はしゃもじやザルなどの調理器具、竹小舞などの建築材料など、いろんなことに活用できるため、日本各地に植えられたのです。
でも、今は竹も使われなくなり竹林は放置されるようになってしまいました。成長の早い孟宗竹は、どんどん範囲を広げ、今では日本中の山が竹に覆い尽くされようとしているのです。
いま、日本の森や山にはこう言った大きな問題が起こっています。
でも地方は高齢化が進み、手を入れる人がいなくなっているのです。
そして都市部の多くの人は、こう言った現実をあまり知らない。
これはいかん、なんとかしないと。
ということで、山や森林の問題を多くの人に「伝える」人を育成する講座を始めます。
題して「やまなみインタープリター講座」略して「やまプリ」。
来年5月開講予定です。
ということで、来年度はいままでとは一味違う をかしやの魅力をお届けしたいと思います。
どうぞご期待くださいませ。
日本のアウトドアリーダー、ファイナリスト10人に選ばれました!
こんばんは。
一般社団法人をかしや 代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
ビッグニュースです!
なんと、本日、不肖私めが、日本を代表するアウトドアリーダー10傑に選ばれてしまいました、、、。
「ジャパンアウトドアリーダーズアワード=JOLA」というアウトドアの指導者の表彰制度で、ファイナリスト10名に選ばれてしまいました、、、、!
10傑ってすごいですよ!
私は「少年ジャンプ世代」なので比較基準がアレですが、ドラゴンボールの「天下一武道会」の本戦に出られるのが8名。
・・・そんな例を出すまでもなく、非常にありがたいこと。
日本の中の、アウトドア指導者10名に選ばれたってこと。
しかもしかも。
しまなみインタープリター講座をここ7年ほどずっと一緒にやっている、広島の「ヒロキチ」こと河野宏樹氏も同じくファイナリストって、すごくないですか?
なんだか今日は興奮しすぎました。、
でもとても嬉しかった1日なのでした。
WOOD JOB! その2
こんばんは。
一般社団法人をかしや 代表理事 「マロ」こと菊間 彰です。
今日の仕事はまたもや きこり。植林地の切り捨て間伐。
バリバリ木を切ってましたよ。
、、、とはいえ、今日の現場はちょっと厄介なところで、スギやヒノキを植林したところに孟宗竹が入ってきてしまい、今では竹林と化してしまっていた場所でした。
間伐の仕事は基本的にヒノキやスギの植林地を間伐するのですが、今回は例外。竹林になってしまった植林地の竹を、ひたすらバリバリと切っていくのです。竹は木より硬いので、チェーンソーの刃はボロボロになるし、大量にある竹を倒したところは、まるで「竹の海」となり、急斜面と相まって歩けません。
そこを必死になってエンヤコラと泳ぐようにして進み、竹を細かく刻んでゆくのでした。
でもその甲斐あって、切った後は見違えるように綺麗になりましたよ。
そして幸いなことにここは日当たりの良い場所だったので、お弁当の時間は実に気持ち良く過ごすことができました。山で働くと、本当に食事が美味しいんです!
弁当の後にはティータイム。
アウトドア用のストーブ(コンロ)でお湯を沸かし、コーヒーを入れて飲みました。
今日はベトナムコーヒーを淹れてちょっと優雅に。
淹れ方は普通のドリップでしたが、山で飲むコーヒーは格別に美味い!
この現場はすでに一週間ほど通っており、今日で完全に仕上げることができました。
綺麗になった山を見るのは本当にすがすがしいものです。
今日でひと現場終えたので、作業終了後仲間のみんなで温泉にいき、その後焼肉を食べに行きました。
こういったちょっとした「達成感」と「喜び」が味わえるのが山の仕事や現場仕事の良いところ。
「働く」とか「食べる」とか「生きる」という根源的なヨロコビを味わうことができて幸せなのです。
私の毎日は、林業やったり、キャリア教育やったり、ガイド養成やったり企業研修したり「一体何屋なんだ!?」と突っ込まれそうな 、ともすれば節操もないような「をかしな」日々です。
でも、こんなふうにいろんな人たちといろんな仕事ができるということは、とても幸せなことだなあとしみじみ思いながら、毎日仕事をしているのです。
キャリア教育というもの
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
今日は、高知県須崎市の小学校にキャリア教育の仕事に行ってきました。
片道3時間近くかかるなかなかの旅路です。
が、高知市内には私たちをかしやの高知事務所があるので高知には親しみがありますし、須崎も毎週のように通っているので通い慣れた感がありますね。
須崎は海が近く、カツオで有名な土佐久礼(くれ)にも近い場所であるので、魚屋に行くと新鮮な魚がめちゃ安く買えるのも魅力です。小ぶりなキハダマグロ一匹400円!とかですよ!
さて、キャリア教育について。
キャリア教育というとなにやら難しそうですが、定義としては
「キャリア教育(キャリアきょういく、英: career education)は、キャリア(経験)を活かして、現在や将来を見据えることなどを主眼として行われる教育のことである。」
、、、Wikipedia より
これだけだとなんのこっちゃですが、要は、机上の勉強をするだけではなく、実際にいろんな職場の体験をしたり、リアルに働く人たちの話を聞いて、「働く」ということについて若いうちから考えよう!
ということらしいです。昔は身近なところに畳屋さんや魚屋さんや八百屋さんや大工さんがいました。
そしてその仕事ぶりを見て感じることができました。
しかし今は、そういった「リアル」な仕事人に子ども達が触れる機会は減っています。
なので注目されてきてるんです。
ここ数年、コンビニやらスーパーやらで職業体験している中学生が多いのはその一環のようです。
「実際の体験から仕事を考えよう!」という動きは歓迎したいところですね!
さて、私は今年度、小中学生対象のキャリア教育プログラムに関わっています。
主に「船」にまつわる仕事のアレコレを体験する「ものづくり体験講座」というものです。
いろんな学校に行き、学校によって内容は若干違いますが、全十回くらいの時間を授業でもらい、船にまつわるエトセトラを体験する講座です。
私もやってみてわかったのですが、この授業、非常に面白いです!
授業内容としては、船の作り方を造船会社の社員さんにおしえてもらったり、造船会社を見学したり、進水式を見たり。ポンポン船やクレーンを自分たちで作って実習したり。はたまた実際の船長さんに学校にきてもらい、数ヶ月にわたる航海のリアルな話や裏話を聞いたり。
、、、航海中は結構アブナイこともあるらしいですよ。
マラッカ海峡で海賊に襲われたり、とかね。
そういう「リアル」な話が面白いんです。
そして船長さんはめちゃ給料いいらしいです。
⚪︎千万の年収になるとか。
船乗りは新卒でも30万円以上の給料をもらえるらしい。
その代わり、一年間のうち、7ヶ月は海の上、、、。
とまあ、そんな話聞いて私考えたのですが、船乗りって生き方もアリじゃないですかねと?
とくに若いうち。20歳くらいから30歳くらいまで船に乗って働く。
そして金を貯める。
船乗りは厳しい。
陸と隔たれた7ヶ月の航海では、どんなことがあって自分たちでなんとかしなければならない。つまり、きびしいからこそ「自分で解決する力」が自然と身につく。
船員はほとんどが外国人。フィリピン人が多く、ベトナム人とかも。
ってーことは、会話は英語がベース。航海しているうちに、自然に英語が身につく。
モジモジしてる暇なんてない。
そんなことを10年もやってごらんなさい!
自分の力で全てを解決でき、外国人と普通にコミュニケーションできる力が身につく。
しかもお金も貯まる!
船員になり力を蓄え、そして30になったら退職し、起業するのだ!
起業家にとって最も大切な、「自分でなんとかする力」はすでにあるし、資本たるお金もある。
おまけに英語も話せるとあらば、怖いもんないじゃないですかーーーー!
、、、これってどうですか?
個人的には、⚪︎クルートに変わる、新しい起業家養成機関になると思っています。
船乗りの世界が!
、、、そんな話しはともあれ、学校の授業で現場でガチに働いている人たちからナマの話を聞けるのはとても意義深い機会だと思います。
そして講座の最後には、その経験や学んだことを壁新聞にまとめて発表します。
今日の私の仕事は壁新聞作りのお手伝いでした。
みんな小学生ながら一生懸命調べて壁新聞を作っていきます。
その姿は感動的ですらあります。
そして完成した壁新聞がこちら、
今回は小学生でしたが、中学生と遜色ないんじゃない?
みんなすごいなー。
来週はいよいよ最後のコマ、発表会です。
みんな学んできたことを精一杯伝えられるようにがんばれー!!
WOOD JOB!
こんばんは。一般社団法人をかしや 代表理事「マロ」こと菊間です。
今日は、「wood job」について書いてみたいと思います。
wood job!とは、数年前に話題となった、「林業」に従事する若者が主人公の映画です。
私はまだ見てないのですが、そうとう面白いようですね。
そして私も、昨年より冬の時期は、時間を見つけて林業に従事しています。
もともと私は大学の専攻が林学で、特に森林動物や森林昆虫について研究していました。
大学卒業後も、チェーンソーワークや大径木の伐採技術を身につけたくて、一年間長野県に林業修行に通ったりしました。2004年の1年間は、富士山麓で林業に従事し、きこりとして「富士ヒノキ」を切っていました。愛媛に移住してきた2008年の冬には、今治の森林組合でバイトもさせてもらっていました。
なにせ、木と森と、林業とチェーンソーが好きなのですよ。
その後も木工や木が好きでしたが、林業の現場からは遠ざかっていました。
しかし、昨年の冬にひょんなことから「林業やらないか?」とお声がけいただき、本業の合間を縫っていそいそと山に通っています。ちなみにチェーンソーは北欧スウェーデンのハスクバーナ42という機種です。いつもこんな格好で木を切っています。
なぜ本業がありながら林業に従事しているのか?
それは、私たち自然体験に従事する者にとって冬の時期は比較的オフシーズンで時間があるから、というのが一つあります。その時期に林業に携わるのは、私としてはとても楽しいな、と。
しかしそれよりもっと大きな理由があります。
私は、今後地域にIターンやUターンの仲間を増やしていきたいと思っています。そしてそのためには「仕事」つくる必要があるのです。仕事がなければ、なかなか地域に移住することはできません。
仕事と言ってもいろいろあって、これからの働き方は、民間企業や行政に雇用されることがすべてではないと思っています。特に、IターンやUターンで移住してくる方は、都会の生活で身につけた「特技」を持っている人も多いです。そういう方はその特技を活かしてある程度のお金を稼ぎ、食料は畑や狩猟をやって得る、というライフスタイルととっている人もいます。
いわゆる「半農半X」です。
私は、そういう人たちや、地域に暮らす若い人たちが、地域で小金を稼ぐ仕組みを創りたいのです。月に何十万も専業で稼ぐのではなく、時間のあるときにいろんな人がすこしづつ働き、みんなが小金を稼げる仕組みを創りたい。
そうすれば、もうすこし移住者も増えるのではないかと。
今の私は、林業事業体の1メンバーとして働かせてもらっています。しかしいずれは自分たちで林業事業体をつくりたい。そして行政からの間伐事業を受託したりしながら、仲間で小金を造る仕組み、地域にお金を生み出す仕組みを作りたいと思っています。
そんなことを夢想しながら、日々森へと通っているのです。