絵が下手なのです。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さてさて、本日の話題。
私は、「絵」と「字」がものすごく下手なのですが、そのことについて書いてみたいと思います。
まーとにかく、下手なんです。
超絶下手です。
私が「この人絵が下手だねー」と思ったのは、元SMAPの中居くんくらいでしょうか。
同じ神奈川県横須賀氏出身ということで、妙に親近感を抱いてしまいます。
でも、そんな私でもたまに絵を描いて説明せねばならない時があります。
先日も、今度小学4年生になる長男と話をしていました。
そして、こんな説明をしました。
「南極と北極の氷は根本的に違う。
南極は大陸なので陸地の上に氷が乗っておりそれを南極氷床という。
南極の氷が溶けると地球上の水位が上がり、例えば南太平洋に浮かぶツバルなどの島国は大変なことになる。ことによっては沈んでしまうかもしれない。
しかし、北極は海に浮かぶただの氷なのでそういうことはない。北極の氷が溶けるとホッキョクグマやホッキョクキツネなどの生き物は困るし環境問題としては大変なことだが、海水面が上昇することはない」
という話をしていました。
私は言語の人なので、言葉は得意です。
しかし!
しかし!
それを私のイラストで図示したのがこちら。
いかがですかね?
結構本気で書いてこれです。
若い頃は、絵や字が下手なことに相当悩みました。
どうして俺は絵が描けないんだろう?と悩みました。
でも。
でも。
そんなのは、生まれ持った才能だから、考えてもしょうがない。
俺より絵が下手な奴はいない。
、、、ということは、たくさんの絵が下手な人に、俺は勇気を与えられるじゃないか!
と思えるようになったのは、まあここ10年くらいですかね。
そんな私の絵、いかがだったでしょうか?
こんな私の絵が、何かの役に立てば幸いです。
自給自足の野草クッキング。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さてさて、昨日は珍しくのんびりした休日を過ごした私ですが、夜は地元の食材を使って夕食作りをしました。私は料理も好きですし、いつも作ってます。
今は初春なので、私の住む里山には食べるものがいくらでもあります。
山菜の時期には少し早いのですが、それでもふきのとう、ノビル、ヨモギなどなど、野草には事欠きません。
昨日は家のすぐ近くの田んぼの畔で、ノビルをとりました。
みなさんノビルって知ってますか?
野生のネギの一種です。
葉も青ネギ(万能ネギ)のように使えるし、地下には小ぶりの玉ねぎのような鱗茎(りんけい)=球根があります。
これを焼いて味噌などつけて食べるとうまいのです。
昨夜はノビルをいろいろとアレンジしていただきました。
まずはシンプルに網焼き。
生ワカメと葉ノビルの炒め物。
ちなみにワカメは大潮の朝に今治の海で採取しておいたもの。
とりたて生ワカメは抜群にうまい!
他には、冷蔵庫に手羽があったので、唐揚げにして南蛮漬けに。
トッピングは人参とノビル。
ちょっと開いてしまったけどふきのとうもあったので、これはフキ味噌に。
ちなみに、当たり前ですが材料費は0円。
0円食堂が、毎日できてしまいます!
いやー、田舎暮らし万歳!
ということで、昨夜はシンプルだけど、大変美味しい食卓を囲むことができたのでした。
ちゃんとした食材を使ってちゃんとした料理を作って食べるのは、やっぱり楽しいものです。
以上、自給自足の食卓レポートでした。
優雅な休日。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、今日は日曜日。
そして珍しく仕事がありません。
私たちの仕事は基本的に土日が忙しいのですが、この時期はオフシーズンに当たるので、土日に休むことができるのです。
昨日も休みをとることができました。
なので、家族で近くの公園に行ってみました。
とても広い芝生のある公園で、多くの家族連れがボール遊びをしていました。
このような普通の光景を目にすることって、私には珍しいことなのです。
基本、土日は仕事ですから、、、。
私たちもひとしきりボール遊びに興じた後、ティータイム。
コーヒーやココアを入れて飲むことにしました。
ガソリンストーブ(コンロ)でお湯を沸かします。
いつでもティータイムができるように、私の車にはこういった道具を積んであります。
ちなみにこのガソリンストーブはとても珍しいもの。
ドイツ製の「JEWEL 34」というストーブ。
ジュエルとかいて「ユベール」と読むらしい。
私はアウトドアの仕事をしていますが、いわゆる「最先端のギア」には全く興味がありません。
登山など、必要性がある場合は別ですが、私はそういった「新しい道具」ではなく、古くて味わいのあるものが好きです。
例えばこのJEWEL 34は数十年前に作られたもの。
東西統一前のドイツの製品だと思います。
こういった古い道具をメンテナンスして使うのが好きなのです。
そもそも、私たちの「をかしや」という屋号も「日本的なものや、古いものを大切にしたい」という思いから古語の「をかし」をとって名付けたのです。
さて、このストーブの形そのものは、現在でも生産されているスウェーデンの名機オプティマス123R、通称「スヴェア」とほぼ同じです。
しかし素材とデザインは全く違います。
スヴェアは金色に輝く真鍮製ですが、JEWEL34は鉄に美しい塗装が施されています。
特にこの、クラシックなハイキングのイラストにはしびれてしまいます。
古き良き時代を思い起こさせます。
五徳を兼ねるケースの中にはストーブ本体が。
本体は青く塗装されており、これがまた美しい!
まさにJEWEL=宝石。
350mℓ缶と比べると、そのコンパクトさがわかりますね。
それでいて結構な火力なのです。
ということで、このストーブでお湯を沸かしコーヒーを淹れ、一人悦に入るのでした。
いやー、実に優雅な休日。
こういった、お金では計れない楽しみが、田舎ぐらしやアウトドアにはありますね。
私はこれからも、仕事やプライベートを通じて、そんな魅力を伝え続けていこうと思っています。
ちなみに、今は自宅である古民家前でこれを書いています。
天気が良いので、庭にテーブルをだして。
こういうのどかな景色を眺めながら仕事できるのも、田舎暮らしのシアワセなところです。
それでは、今日はこのへんで!
今宵もまた、薪ストーブ。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、新章に突入し、田舎暮らしを綴っているこのブログ。
昨日おとといと「薪ストーブ」のことを綴ってきましたが、今宵も懲りずに薪ストーブネタ。
三日連続薪ストーブ祭り! です!!
今日は、かねてより気になっていた「ガスケットロープ」を交換することにしました。
ガスケットロープとは、薪ストーブ本体と、ドアやガラスとの隙間を埋める「パッキン」のことです。
このガスケットが隙間をうめてくれることで、良好な燃焼状態が保てるのです。
しかし、ガスケットは消耗品。
数年に一度は変えなければなりません。
をかしやの薪ストーブはご厚意で譲って頂いた品。ありがたく使わせていただきもう二年になるのですが、それなりにパッキンも弱ってきており。
今までは強目の火を焚くと正面のガラスがカタカタと音を立てていたのでした。
これはいかん!これでは煙が逆流するし、燃費もよくない!
ということで、交換に踏み切りました。
交換すべきガスケットは、まずはガラスの隙間。
正面から見えるガラス窓です。
このガラス窓、正面から見ると綺麗に収まっているように見えますが、さにあらず。
実はパッキンもスカスカで、空気が漏れ放題なのです、、、
横から見るとよくわかる。
隙間だらけです。
しかも本来、鉄板→ガラス→ガスケット の順なのに(外側から)、これは
鉄板→ガスケット→ガラス になってる!
そうか、だからこの薪ストーブ焚くと、煙くさかったのね。
そして静かにしんしんと、ススが積もるのね。
、、、納得。
ということで、戦闘開始!
まずは、扉を開き、分解します。
ネジがあるので、それを全て外し、内側鉄板を取り外します。
ススが溜まってるので、スクレーパーで綺麗にします。
それだけでは綺麗にならないので、、ケミカルを使って掃除します。
バイク用のパーツクリーナー使ったけど、ススは結構手ごわいねえ。
キャブクリーナーが必要だな。
綺麗にした鉄板の内側に、隙間を埋めるためのガスケットロープを貼りつけます。
専用のセメントを使って。
ちなみにこの薪ストーブは、ホンマ製作所の薪・ペレットハイブリッドストーブ、
DR-600という機種。
ガラス用のガスケットは8mm。
正面扉は12mm。
・・・この辺の情報はマニアックになってきますので、ご興味のある方は直接メールにてご質問くださいませ。
以上の作業を終了し、良好な燃焼を保てるようになりました。
いやー、全く違うね、今までなんだったんだろ。
やっぱり一手間かけること、メンテナンスすることは大事。
それこそが田舎暮らしの醍醐味だと思うのです。
ということで今夜はこの辺で!
薪ストーブの煙突そうじ。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、昨日より本ブログは新章突入。
「をかしやの、をかしな田舎暮らし編」を展開しております。
昨日は、田舎暮らしのマストアイテム、薪ストーブについて書きました。
今日も薪ストーブについて。
薪ストーブは、本体も大事ですが、実は煙突が命です。
車に例えると、ストーブ本体は車体、そして煙突は「エンジン」に相当します。
いくら車体が立派でも、エンジンが貧弱だったら車は走らないですよね。
薪ストーブもそれと一緒で、煙突がしっかりしてないと燃焼してくれないのです。
なので大事になってくるのが煙突そうじ。
煙突が詰まると、上昇気流(ドラフトという)が発生しないし、詰まったタールに引火して、最悪の場合、煙突火災を起こしたりします。
だから、煙突そうじをして、煙突の内部をいつも綺麗にしてあげなければいけません。
昨日も書きましたが、今年は薪の在庫が不足しており、当初はやむなく乾燥の足りない薪を燃やしていました。薪ストーブの薪は、1年以上乾燥させてから燃やさないと、大量のススが出るのです。
なので、ものすごくすすがたまっているであろうと予測し、先日煙突を開けて掃除をしました。
その写真がコレ。
・・・うーん、ヤバイです、これはヤバイ。
こんなに煙突が詰まってたら、燃えるわけがありません。
煙突の掃除は、専用のブラシを煙突に突っ込んでゴシゴシします。
この日は協力な助っ人も参上しました。我が家の次男です。
をかしや家の子どもたちは、煙突掃除だろうが畑仕事だろうがなんでもやります。というかやらせます。
そのほかにも、釣りや料理や刃物研ぎ車のタイヤ交換に至るまで、あらゆることを経験させています。
無理やりやらせる、というよりも「楽しいよ〜!」とそそのかして、一緒にやる感じ。
それが将来の「生きる力」になると、私は信じているからです。
ちなみに、我が家の必修科目は3つあります。
ひとつ、火おこし。
ひとつ、ロープワーク。
ひとつ、刃物研ぎ。
これだけできれば、とりあえず生きていけるだろうと。
なので私は父として、この三つは子ども達に伝えていきたいと思っています。
ともあれ。
すべての煙突をゴシゴシし、煙突掃除が無事、終了すると思えたその時!
アクシデント発生・・・。
煙突の仕上がり具合を確かめるために、下から覗いた瞬間、大量のススが降ってきたのです。
そして顔面直撃!
その写真がこちら。
ああ、キャプテン・ジャック・スパロウになってもーた・・・。
・・・というトラブルがありながらも、無事煙突掃除は終了したのでした。
やっぱり綺麗に燃える炎を眺めるのは気分が良いものです。
トラブルがあったり、手間がかかったりする田舎暮らしですが、その分ヨロコビも大きいのです。
ということで、今日は煙突そうじの巻、でした。
それではまた!
をかしやの、をかしな田舎暮らし。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて。
前回お伝えした通り、本ブログは今日から新章突入です。
前回までは「怒涛の出張編」でしたが、出張の日々もひと段落したので、今日からは
「をかしやの、をかしな田舎暮らし編」です。
どうぞお楽しみください。
さてさて、私マロは、愛媛県今治市の、とある里山に暮らしています。
住居は築100年の古民家。
大変立派な家です。
しかししかし。
暮らしてみて改めて分かったのですが、古民家はとても寒いのです、、、。
そりゃそうです。
現代の「高断熱、高気密」な住宅と真逆で、とにかくすきま風がすごい!
そして断熱材など皆無!
いやー寒い。
もう清々しいほどの寒さ。
そんな古民家暮らしの強力な助っ人が「薪ストーブ」。
広い範囲を遠赤外線でじんわりと温めてくれます。
しかし、これも運用し始めて初めてわかるのですが、薪の消費量がすごい!
本来であれば冬になる前に薪を割り、冬のシーズンに備えておくのですが、私たちがこの家に入居したのは、一年で一番寒い今年1月!
薪の備えが全然足りぬまま厳寒の冬に突入となったのです。
なので、しょっちゅう薪を手配する必要があります。
乾いた薪材を入手し(これがなかなか難しいのですが、、、)、使いやすい大きさに刻んで、割ります。
幸い近所に大工さんがいるので、現場で出る廃材をいただくことが多いです。
ちなみに奥にある丸太もご近所からのいただきもの。カシ材で最高の薪になりますが、ついこないだ切った生木なので、使うのはまた来年!
手前の建材を手頃な大きさに切り、必要であれば割っていきます。
ちなみに今回切ったこの材木の量で、みかんコンテナ7杯分くらい。
しかし、1週間もちません、、、、。
なので、冬の間じゅう、これを繰り返していきます。
田舎暮らしって、ヒマそうにみえて実は忙しいんです。
でも、自分で材を集めチェンソーで刻んで割るのは、とても楽しい作業でもあります。
昔から、「木は3回人を温める」と言われているそうです。
最初は、立っている木を「伐るとき」。
二度目は木をきざんで「割るとき」。
そして最後は薪として「燃やすとき」。
そんなプロセスを実感できるのが、田舎暮らしの良いところです。
・・・と、こんな感じで、少しづつ田舎暮らしのようすを綴っていきたいと思っています。
今後もどうぞご期待くださいませ。
それでは今日はこのへんで!
佐世保での研修最終日「プログラム企画」。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
大変久しぶりのブログ更新となります。
楽しみにしてくださった皆さん、すみません。
ここしばらく経理経理で、事務作業に明け暮れていました。
そう、私たちをかしやが一般社団法人化してから初の決算だったのです。
いや〜、やはり法人の決算は難しい。
特に、今年は初の決算だったため、どうしても個人事業の口座への振込があったりして、その辺の処理がたいへんでした、、、。
でも、こういった複雑なプロセスをへて決算するからこそ、法人は社会的な信頼度が高いのだなあと、しみじみと深く納得したのでした。
さて、二週間もたってしまいましたが、佐世保で行われた研修の最終日4日めのレポートです。
全四日間の研修を締めくくる内容は「プログラム企画」。
企画の立て方って、なかなか習う機会がないと思います。
なのに、仕事や地域ごとなどで突如として企画しなければならない局面がやってくる。
でも一体どのようにしたら良い企画を立てられるのかわからない、、、、。
このようなことって多いと思います。
私たちをかしやの企画講座は、このようなニーズから非常に人気の高い講座です。
今回は、自然体験プログラムの企画作業を「通じて」企画の立て方を学ぶ内容。
扱うものは自然体験ですが、企画に関する基本的な考え方は全て共通しているので、イベントごとから商品開発まで、あらゆることに応用が可能です。
さて、研修のはじめは「アイスブレイク」から。
打ちとけ合いの遊びです。
今回も参加メンバーが実施してくださいました。
朝からストレッチをして、気持ち良く研修スタート!
まずは、企画に関する小講義から。
私たちをかしやの「自然体験型 婚活イベント」を例に、プログラムというものがどのように構成されているかを紐解いていきます。
プログラムは、ただ単におもしろいコンテンツを並べていけば良い、というものではありません。
一番大事なのは全体を貫く「串」となる「コンセプト」。
コンセプトが全体に刺さっているか否か、そしてその良し悪しで、企画の質はほとんど決まってしまいます。
そのことを、プログラムの構造を紐解きながら全員で確認していきます。
この研修に参加してくださる方は、
「はじめてコンセプトということばの意味が「腑に落ちた!」
と言ってくださる方が多いです。
そう、コンセプトってよく聞くけどイマイチ意味がわからないものの代名詞。
だからこそ具体的な婚活イベントの構造を紐解くことで、具体的にわかりやすく学ぶことができるのです。
そして講義が終わったら即実践。
興味や関心の近い4〜5人程度の小グループに分かれて、実際に企画していきます。
みなさんあーでもない、こーでもないと、いろんなアイデアを出し合ったり、激論を交わしたりしておりました。
この日はとても気持ちの良い天気でしたが、屋外には出ずひたすらカンズメ!で知恵をしぼりました。
ちなみに外はこんな感じ。
さて、3時間ほど考えに考えて、いよいよチームごとに発表です。
このグループのテーマは「キャンプ場のプランニング」。
グループメンバーには、実際に地域おこし協力隊として活動している隊員が複数名いました。
そこで、実際に業務として関わっているリアルな場所を舞台に、キャンプ場を通じた活性化案をいろいろと考え、プレゼン。
プレゼン後は、聞いていたメンバーからコメント(フィードバック)を貰います。
この時は「いろんなところですでに実施している案もあるから、もっと絞り込んだ方が良い」などのコメントが出ていました。
このように、企画するだけでなくそれを発表し、仲間からのコメントをもらうことで自分たちの企画を修正していくことができます。
こちらのグループは、婚活イベントを考えました。
野外活動を通じて仲良くなる婚活イベントです。
コンセプトは「婚活 de なかまづくり」。
焚き火やらクッキングやら様々なアウトドア活動を通じて、パートナーだけではなく仲間もつくっちゃおう!という内容です。
とても楽しそうですね!
きっと面白く、豊かな時間を過ごせるイベントになるでしょう。
でも、婚活に参加する人はあくまでパートナーが欲しくて参加しているはず。
仲間ができるのはとてもよいことだけど、それは副次的なものではないだろうか?
ということで、「なかまづくり de 婚活」の方がよいのではないか?
というフィードバックを、私からはさせてもらいました。
婚活は短時間のイベントなので、ルックスとか話が面白いとか、そういうわかりやすいところに目がいきがちです。
本当はそれぞれの人に、しみじみとした、味わい深い魅力があるはず。
でも少なくとも婚活イベントでは、それは伝わりにくいもの。
その結果、なかなかカップリングできない人もいる。
であれば、仲間を作ってお互いの人柄にふれあいながら、じっくりとパートナーを探していこう。
そんな婚活があっても良いじゃないか。
それが「なかまづくり de 婚活」というコンセプトが意味するところです。
言葉がちょっとかわるだけで、全体がすごく変わってくるものなんです、コンセプトって。
そしてそして「健康」をテーマにしたプログラムを考えたこのグループ。
日帰りの、健康増進プログラムを考えました。
企画のはじめの段階では、体に良いものを食べたり、体操をしたり、リラクゼーションしたりと、「健康」にまつわるいろんなことをしよう!
という意見が出ていました。
しかし、「いろんなことをする」という企画はだいたい良いものになりません。
そして、そうこうしているうちにコンセプトが決まりました。
そのコンセプトとは「デトックスして腸ハッピー!」
食べたりリラックスしたりというよりも、とにかく「出す」ということにフォーカスしたのです。
このコンセプトが決まったのち、とにかく「出す」ためにはどんな内容にしたら良いか、というところに議論が集中しました。そして結果として
「自宅にいる前日からプログラムは始まっている。その日は18時までに食事を終えてもらうことで、翌日まで自然に半日の断食を行うことができる。
翌日プログラムが始まったら排泄を促すようなストレッチ。そして、食物繊維を多く含んだ昼食をとる。
午後はじっくりゆったりと排泄を促す時間にあてる。
最後に玄米を炊き、玄米の炊き方を覚えると同時におにぎりをつくり、それを帰宅後18時までに食べることで翌日まで半日断食を行い、さらなるデトックス効果をめざす。」
というものになったのです。
とにかくデトックス一点集中。
プログラムタイトルは「DEL DEL パーティー」
これ、非常に優れた企画だと思います。
優れた企画はとにかくシンプルです。
そしてそれは「尖った」コンセプトを立てることで生まれます。
企画において大事なのは、「盛る」ことではなく「削ぐ」ことです。
これを容易にしてくれるのが他ならぬ「コンセプト」なのです。
ということで、それぞれの班の発表とフィードバックを終え、無事に研修は終了したのでした。
このようにして、佐世保での4日間の研修は終了しました。
佐世保は景色が美しく、食べ物が美味しく、そして魅力的な人がたくさん。
そんな、とても素敵な町です。
またぜひ、訪れたいですね。
以上佐世保研修のレポートでした。
・・・なお、今回の記事で「怒涛の出張編」はひとまず終了。
次回からは新章突入。
「をかしやの、をかしな田舎暮らし編」がはじまります。
絶対に見てくれよな!
ってドラゴンボールか!!
お楽しみに〜!!
確定申告!
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、年度末です。
そして年度末といえば確定深刻、じゃなかった申告。
事業主であれば避けては通れない作業ですね。
私たちをかしやも今、決算中。
領収書の束と格闘しております。
そのためカンズメ状態で何もできず、、、。
というわけで、ブログの更新がなかなかできずに滞っております。
楽しみにして頂いてるみなさん、申し訳ありません。
処理が終わり次第、またバリバリ書こうと思います。
ところで、、、、さっき領収証と格闘していたら、領収証の入っていた引き出しに、猫が入ってました。
それではまた!
佐世保での研修三日目「インタープリテーション実習」
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
今日は、先週末に佐世保で行われた研修のもようをレポートしたいと思います。
研修や講座のはじめに「チェックイン」という作業をします。
参加メンバーがお互いに知り合い、場になじめるよう、ひとことずつコメントしてもらいます。
そのあとは「アイスブレイク」。
打ちとけ合いの遊びです。
この研修も3日めなので、本来の意味ではアイスブレイクは必要ありません。
しかし、お互いにいろんな「ワザ」を披露し合い、学びを深めるために、参加メンバーに実施してもらいました。
若い二人は元気な体操を。
さわやかで楽しい内容です。
実際に仕事でストレッチを教えている方のストレッチのため、とても気持ちよく、体がすっきり目覚める内容となりました。
とくに、声がけと参加者への気遣いがすばらしい!
さすがプロ!
そのあとは、外に出て「インタープリテーション」というガイド手法の体験。
先週も体験していますが、今週は10分という短い時間でも体験を通じて「伝わる」手法を実践します。
先週は非常に寒〜い天候で、おまけに街中の児童公園で実施しました。
しかし今週は寒さも緩み、広い会場には自然がいっぱい。
なので、今回は小手先の技術を弄せず、その自然を体を使って思いっきり感じられる内容にしました。
一人になり、思い思いの場所に行き、シートを敷いて寝転がってもらいました。
天気がよく、とても気持ちがいい。
そのあと車座になって、それぞれの感想を言い合ったりしました。
いやー、楽しかった。
景色も最高でした!
体験のあとは、部屋に戻ってスライドを用いた小講義。
「インタープリテーション」という「体験を通じて伝わる」手法の解説です。
インタープリテーションはガイドの手法ですが、「しゃべって伝える」のではありません。
むしろできるだけしゃべらないことが大事です。
なぜならば、ガイドがしゃべるということは、お客さんが自分で主体的に見たり聞いたり感じたり、気づいたりする時間を「奪う」ことになるからです。
だから、ガイドがしゃべる時間はできるだけ短いほうが良い。
そのために私たちインタープリターは、「体験」を用意します。
インタープリテーションとは「伝わる」ための「体験」をデザインする技術なのです。
このように、私たちの研修は「実践」と「理論」の両方を大事にしています。
さて、講義のあとは昼食をとり、いよいよみなさんの番!
実際に「伝わる」体験を考え、10分間で実践してもらいます。
グループごとに野外に出て下見と調査をしたり、どんな体験にしようか考えたりします。
そしていよいよ実践!
参加メンバーをお客さんに見立て、10分間の体験を実施します。
グループごとに様々な工夫を凝らした体験をするのですが、どのグループもとても面白かった!
例えばこのグループ。
三人組になり、真ん中の人は目をつぶり、両脇の二人がサポート。
そしてゆっくりと歩きながら、五感を使ってお日様の光を探す、というもの。
寒い冬だからこそ、お日様のありがたさが身にしみますね。
冬ならでの、とても良い体験でした。
実習が終わったらふりかえり。
参加メンバーからもらったコメントをグループメンバーで読み込み、次実施するとしたらどのように改善するかを考え、発表します。
そして最後は今日1日のふりかえり。
今日1日の感想や、気づきを一言で紙に書き、全員で共有します。
このようにして、研修三日目も無事終了となりました。
研修が終わったらやはり懇親会。
リラックスして交流を深められる、良い時間です。
佐世保は魚が美味しく、米軍基地があるため「外人バー」もあり、とても楽しい町でした。
それでは、また!
さらば小値賀島。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
昨日のブログでも書きましたが、一昨日から五島列島の小値賀島(おぢかじま)に行っていました。
いまは島を離れ、帰りの新幹線の中でこれを書いています。
昨日の午後は、とても興味深い場所を訪れました。
小値賀島で唯一の印刷所「晋弘舎活版印刷所(しんこうしゃかっぱんいんさつしょ)」さんです。
印刷所といっても、ただの印刷所ではありません。
約5世紀前にドイツのグーテンベルグによって発明された「活版印刷(かっぱんいんさつ)」を専門に扱う印刷所さんです。小値賀島唯一の印刷所として、100年の歴史があるそうです。
PCとプリンタが家庭にあるのが当たり前になり、ネットプリントの普及している現代にあっても、かたくなに活版印刷にこだわっています。
手間とコストがかかり、経営的には大変であるのは間違いないのですが、20代の若き四代目である横山桃子さんは、
「こんな時代だからこそ求められる魅力が活版印刷にはあると信じ、娘である私も今、活字と向き合う毎日です。」
とHPに綴っています。
なんでも、県外の大学でデザインを学んだ後、両親の反対を押し切って島に戻り、跡を継がれたそうです。
若いのになんという気骨。素晴らしいですね。
ちなみに活版印刷については下記のとおり.これも晋弘舎さんのHPからの抜粋。
「鉛でできた膨大な量の活字が壁一面に並び、その中から原稿に合わせて一字ずつ拾っていきます。その作業を「文選(ぶんせん)」と言い、文選した活字を、活字より高さの低い「込めもの」で行間や字間を埋めていき、版を組みます。
版が出来上がるとようやく印刷です。活版印刷は凸面にインキをのせて、圧をかけて印刷します。そのため、印刷面には指で触れるとわかるくらいの凸凹が生まれます。
活版印刷の良さをひと言で言い表すことはとても難しいのですが、手間ひまかけてようやく印刷できたものには間違いなく美しい表情が宿っています。
5世紀の間、職人の智恵と技術に支えられ印刷の文化を守り繋いでいったもの、それが活版印刷です。」
ぜひぜひ、晋弘舎さんのHPを覗いてみてください。
HPもとても素敵です。
http://ojikappan.com/
さて、昨日の夜は、晋弘舎の横山桃子さんや、小値賀アイランドツーリズムのスタッフのみなさんと楽しい懇親会でした。みんなアツい思いを持っていて、とても楽しい時間となりました。
そして今日、島から帰ってきました。
風が強いため船が出るか怪しかったのですが、なんとか出港することができました。
港で、今回島をアテンドしてくれたお二人が最後まで見送ってくれたのが、本当に嬉しかった!
ありがとう、もっさん、むっちゃん!
そして出港してしばらくして沖に出ると、、、。
もうすごい揺れ!
立ってられないほど。
これはもはや遊園地のアトラクションレベルでした。
ということで、二泊三日の小値賀島の旅は終わったのでした。
離島はやっぱりいいですね。
今回「六島」という人口4人の島に泊まる予定だったのですが、悪天候でいけませんでした。
なのでいつの日か必ずリベンジしたいと思っています。
それではまた!