新入生オリエンテーション。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、今日の仕事は、某専門学校の新入生オリエンテーション。
昨年に引き続きの仕事で、専門学校4クラスを対象に、新入生が仲良くなるためのお手伝い。
場所は松山、いや砥部か?
とある青少年教育施設。
体育館を使って、二時間半のワークをしました。
新入生なので相手は基本的に皆18歳、やっぱり若い!
みんなが仲良くなれるように幾つかのワークをしました。
二部構成で、最初はクラスを超えた学年全体で、体を動かすワーク。
第二部ではクラスの仲間のことを知って仲良くなるための対話と交流のワーク。
かなり盛り上がって、私としては嬉しかった。
どうか、二年間の学園生活がより良きものになりますように。
鯉のぼり。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて今日は、OFFの日。
かねてから気になっていた、鯉のぼりを立てることにしました。
私は今年1月に引っ越したのですが、その集落には小学生はゼロ。
我がをかしや家の子どもが唯一の小学生です。
ということで張り切って鯉のぼりを立てなければなりません。
なんせ、集落で唯一ですから。
鯉のぼりを立てるためには、柱とする竹を立てなければなりません。
長さは約8メートル。
竹を立てるために、支柱を庭に埋めます。
イヌツゲとツツジの間を掘りました。
そして掘ること1時間?くらいかな。
根っこが多くて苦戦しました。
70センチも掘ったぜ!
そして、掘った穴に柱を立て、埋め戻します
石を入れ、水を入れ、どんどこ突き固めながら。
そうしてようやく、鯉のぼり用の支柱がたちました。
地面をがっちりさせるため、今日は柱を立てず。
明日は鯉のぼりが鍋地集落に泳ぎます!
実に楽しみなのです。
やまプリ講座第一回!
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
昨日は、をかしや新年度初の主催事業「やまなみインタープリター講座」通称やまプリの第一回でした。
講座の様子をレポートしてみようと思います。
メイン会場は、今治市玉川町鍋地集落の集会所。
のどかな地域の小さな集会所を、地域にお願いして使わせてもらっています。
快く使うことができましたが、地域行事以外で使うのは初の試みだそうです。
ありがたいことです。
さて、やまプリ講座をはじめ私たちをかしやの講座には、全国からメンバーが集まります。
今回も、徳島や大阪から来たメンバーがいました。
顔合わせをしてかんたんな挨拶のあと、車座になり講座スタート。
まずはオリエンテーションで講座の趣旨を確認し、講師紹介をします
講師はもちろんこのお三方。
仕事がめちゃくちゃ早いスーパーサイヤ人です。
そしてお互いを知り合う時間。
20代の学生から60代の方まで多様なメンバーがいるので、体を動かしたり話しあったりするワークを行います。
遠方からわざわざこういう講座に参加してくださるメンバーはみな熱意があり、話はとても盛り上がりました。
休憩を取った後は森についての小講義。
日本には森がたくさんあることや(森林率67%)、間伐が遅れていること、材木価格がめちゃくちゃ安くて林業がなかなかなりたたなくなっていることなど、山や森にまつわる基本的なことを学びました。
その後、それぞれが感じたことを共有する時間を設けます。
聞いて聞きっぱなしではなく、それをアウトプットすることが大事なのです。
お昼ご飯を食べて、午後からはいよいよ間伐に出発!
とても良い天気で、田園風景の中を気持ちよく進みます。
現地についたら、講師陣によるレクチャー。
本気を出した講師 村瀬さんは、スーパーサイヤ人オレンジ。
伐採は、まず切り倒す方向に「受け口」をいれ、その後反対側から「追い口」を入れます。
フリップを使い、わかりやすくレクチャー。
その後、山に入るための儀式を執り行います。
山には山の神様がいます。
山の神様は女性で、嫉妬深いと言われています。
その神様に、山に入る挨拶と、作業の安全を祈願します。
けんちゃんとみさちゃんがいつもやっている方法で、御神酒をささげ、二礼二拍手一礼をもって、神に祈りを捧げます。
ちゃんと山に関わる人たちは、このように昔からの言い伝えやしきたりをとても大事にします。
けんちゃんの話では、この儀式を怠っていきなり山に入ると、怪我をしたり、なにか作業がうまくいかなかったり、ということが起こるそうです。
やはり、昔からの言い伝えは大事ですね。
この後はいよいよ間伐です。
3グループにわかれ、それぞれに講師がつき、以後各グループごとに進めていきます。
今回の作業内容は手鋸による伐採です。
木を切るときにはまずまわりを見て、どこに倒したい方向を考えます。
そして木を下から見て、木の重心と枝の張り方をみて、伐倒方向を決めます。
そんなプロセスを、実際に講師みさちゃんがレクチャー。
伐倒木と伐倒方向をきめたら、いよいよ切っていきます。
この森は20年生くらいのヒノキ林。
ヒノキは枝が強く、枝を張っているためなかなか倒れないこともしばしば。
そんなときはみんなで力を合わせて引っ張ったり、ロープを使って倒していきます。
倒すことができたら、枝を払っていきます。
けんちゃんにやり方をおしえてもらい、みんなでガシガシ切ります。
このヒノキ林のとなりには竹林があり、とても綺麗に手入れされています。
地主さんに許可をいただき、たけのこ掘りも体験することができました。
たけのこ掘りは、実は竹林を管理する上で大切な作業。
たけのこを掘らないとそのまま竹になり、混み合った竹林となってしまいます。
みんなでせっせと掘りました。
たけのこを初めて掘る人もいて、お土産もできて、皆大満足でした。
このように作業を終えて、集会所に戻り、ひとやすみ。
その後、ふりかえりを行いました。
体験して感じたことをフリップに書き、車座になり、それをみんなで共有していきます。
斜面での間伐作業は大変ではあるのですが、またやりがいもある。
参加者それぞれがいろんなことを感じた1日となりました。
最後に集会所前で記念写真をパチリ。
山の新緑が綺麗です。
ということで第1期第一回の記念すべきやまプリ講座が無事終了しました。
次回は6月4日(日)。
チェーンソーを思い切り使い倒します!
次回はどんなドラマが生まれるのでしょうか?
楽しみです!
やまプリ講師の紅一点
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、いよいよ明日から「やまなみインタープリター講座」略して「やまプリ」が始まります。
そんなわけで一昨日から講師の紹介をしてきていますが、今日はその最終回。
紅一点の、みさちゃんこと 江崎 美沙さんを紹介します。
まずはプロフィールをご覧ください。
江崎 美沙
幼い頃から田舎暮らしに憧れ、林業の現場で働こうと決めて大阪から高知に来てその道に入りました。
収入間伐で重機オペレーターを6年の後、地ごしらえ植え付けから切り込み間伐までの育林作業こそやりたくなって、さらに山奥の師匠に弟子入り。
ステキな夫とも巡り会えて、2人で独立。林業13年目、山暮らし満喫中。
そう、みさちゃんは生粋の林業女子。
大坂生まれ、大坂育ちなのに、林学を学ぶために高知大学に入り、そのまま高知できこりになってしまったのです。そして現在、林業キャリア13年め。
前回紹介したけんちゃんよりも、実はみさちゃんの方が先輩。
プロフィールをよくご覧ください。
収入間伐で重機オペレーターを6年の後、地ごしらえ植え付けから切り込み間伐までの育林作業こそやりたくなって、さらに山奥の師匠に弟子入り。
林業用語が多くてわかりにくいかもしれませんが、これって実は、すごい経験なんです。
まずは重機オペレーターですよ?すごくないですか?
重機ですよ、じゅうき。
重機といえば「はたらくくるま」の代表格、ちびっこなら誰もが憧れるアレですよ。
こんなん運転できるなんですごい。
憧れます。
みさちゃんは見た目華奢な感じなんですけどねえ、すごいよなあ。
そして、
さらに山奥の師匠に弟子入り。
みさちゃんは当初、高知県西部の四万十地域で仕事をしていたとのこと。
すでに十分山奥です!
だって四万十は、「日本で一番東京から遠い場所」と言われてるくらいですから、、、。
そこからさらに山奥に移住して、師匠に弟子入り。
実際に私はけんちゃんみさちゃんのお宅にお邪魔したことがありますが、
・・・すごい山奥でした。
そんな、さらに不便な山奥にいってまでもっともっと学んで、自分の技術を高めたいという向上心がすごいと思います。
重機を使った伐採と搬出から、植林、下草刈りや除伐、つるきりなどの保育作業、そして間伐から主伐採まで、林業のすべてをトータルで経験していて、全部できるという人は、男性でも多くはないと思います。
林業やっている人は、だいたい間伐や搬出に関わる人が多く、それ加えて育林まで全てできる!という人は実は稀なんです。
そのくらい、みさちゃんの経験値はすごいのです。
さすが、スーパー林業女子。
キャリア13年なので当たり前の話ですが、みさちゃんもめちゃくちゃ仕事が早いです。
冬の間、林業の現場で一緒に仕事しますが、やはりこの人たちと仕事すると、
「悟空やベジータと一緒に戦わなければならなくなったクリリンの気持ち」
になります。
ハイ、このくだり、もう3回目ですね、、、。
そして、みさちゃんを語るときに外せないのが、けんちゃんとの夫婦仲の良さでしょうね。
いつも一緒にいて、仲がいい。
見ていて微笑ましくなりますし、こちらまで幸せな気分になってきます。
それもこれもひっくるめて、みさちゃんは今の人生に満足し、日々の仕事や暮らしを満喫している感じがすごくします。これって素晴らしい。
だって、今の時代、便利な都会に住んでも、モノをたくさん持っていても、幸せじゃない人っていっぱいいます。
自分の仕事に喜びや楽しみや価値を見いだせない人もたくさんいます。
みさちゃんは、田舎の不便な所にあえて住んで、体力的にもキツい林業をあえてしながら、生きることそのものを全力で楽しんでいます。
そんな、生粋の林業女子、そして自分の人生を主体的に選んでいる一人の自立した大人女子、みさちゃんに、ぜひ会いに来てください。
都会の生活に疑問を感じたり、今の人生に迷っていたり、田舎への移住を考えたりしている全ての人におすすめします。
以下、やまプリ講座のご案内です。
単発参加も大丈夫なので、よろしければぜひどうぞ!
やまプリ講座 〜やまなみインタープリター講座〜
「やまプリ講座」は、森林や林業、そして山と関わるライフスタイルについて学ぶ講座です。
例えば、薪ストーブを使うと、少し人生って豊かになります。
あるいは、焚き火を囲むだけで心が穏やかになります。
そんな、山や森と関わる第一歩を、伐採体験やチェーンソー体験、そしてさまざまなメンバーとの交流を通じてやってみよう!という講座です。
日時:第一回・・・・平成29年4月29日(土・祝)9:30~17:00
第二回・・・・ 6月4日(日)9:30~17:00
第三回(一泊二日)・・・7月8日(土)9:30~ 9日(日)17:00
定員:20名
会場:愛媛県今治市玉川町鍋地集落および集会場
テーマ:第一回・・・きこり入門
第二回・・・チェンソーワーク
第三回・・・森を伝える人になる
こんな人にオススメ!:
中学生以上の
・森林や林業にちょっと興味のある人
・木を伐採して、その木で何かを作りたい人
・チェーンソーの扱い方、選び方を知りたい人
・チェーンソーの目立て(刃の研ぎ方)の仕方、目立てに超便利!な道具の選び方を知りたい人
・薪ストーブや、薪の扱い方を学びたい人
・多様なひとびととの交流を楽しみたい人 ・・・などなど
参加費:連続参加:9,800円(三回一括料金、三回目の食費別途)
単発参加:初回・二回目、3,000円/回、最終回5,000円(食費別途)
※ガク割、あります! 中高大学生の参加費は上記料金の半額!!
講師:村瀬 宏之氏、江崎 賢二氏、江崎 美沙氏
申し込み方法:下記申し込みフォームからお申し込みください
※本事業はセブンイレブン記念財団の助成を受けて実施します。
2017年04月26日
格闘技チャンピオンとやまプリ講座
おはようございます。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
珍しく連投します。
さてさて本日は、昨日に引き続き、「山プリ講座」の講師紹介第二弾です。
今日ご紹介するのは「けんちゃん」こと江崎 健二さん。
まずはプロフィールをどうぞ!
江崎 賢二(えざき育林代表)
各地放浪、総合格闘技に青春を燃やす。
東北震災のボランティアにて妻と出会い、高知県旧本川村に移住。妻とその師匠から林業を学び6年目になる。厳しさと豊かさにあふれる人力の育林業の素晴らしさを実感する日々です。
趣味−読書、格闘技、描画、作文、穴掘り
このプロフィール見る限りとても普通に思えますが、実はけんちゃん、とんでもなく面白い人です!
まず、林業について。
けんちゃんも、昨日の村瀬さんと同様、めちゃくちゃに仕事が早い!
冬の間、林業の現場で一緒に仕事しますが、やはりこの人たちと仕事すると、
「悟空やベジータと一緒に戦わなければならなくなったクリリンの気持ち」
になります。
「あ、俺死んじゃうかも・・・。」
みたいな。
そしてやはり趣味が多い。
「趣味−読書、格闘技、描画、作文、穴掘り」
・・・ん?? 穴掘り?
・・・意味がよくわかりません。
でも、とにかくひたすら「穴を掘る」というのがいいんだそうです。
読書と格闘技と描画、作文が並んでるのもすごい。
文武両道なんですね。
けんちゃんには、走ってお遍路したとか、「あんたは弘法大師の化身だ!」って言われたとか、北陸のとある場所でひたすら穴を掘り続けたら通報されたとか、面白エピソードがそれこそたくさんあるのですが、象徴的なのはやっぱり格闘技にまつわる話でしょう。
けんちゃんは若い時(今でも若いけど)、プロ格闘家を目指していました。
とある総合格闘技団体に所属し、デビュー目指して精進していたそうです。
そんな日々の中、若きけんちゃんは思います。
「どうせやるなら、世界でいっちゃん強いチャンピオンに教えてもらったほうが、最短でつよくなれるのではないか?」
そのチャンピオンとは、格闘技をちょっと好きな人なら知らぬものはいない
「J.Z. カルバン選手」です。
カルバン選手は、ブラジルの総合格闘家で、筋骨隆々の肉体から破壊力抜群の打撃を繰り出すパワーファイター。当時圧倒的な強さを誇っていました。
「よし、チャンピオンに会いに行こう!」と決意したけんちゃんは、なんとカルバン選手のジムの住所だけ調べて
アポなしで単身アメリカに渡ってしまうのです!!!
英語もできないのに・・・。
そしてジムに行ったところ、カルバン選手は不在!!だったらしいのですが、それでもジムで練習できるようになったり、他のプロ選手とルームシェアすることになったり、やがてはカルバン選手と出会えたりと、
まあ、いろいろあったらしい、、、。
詳しくは、ぜひけんちゃん本人から聞いてみてください。
けんちゃんはとにかく行動力がすごすぎます。
というか「いっちゃん強いやつに会いたい!」という発想自体が
ほとんどドラゴンボールですよね、、、。
突き抜けてる。
しかも行動力だけではなく、実際に会ってみると非常に礼儀正しく謙虚で、話は面白いし文章もかけるし、とにかくいろんな魅力に溢れた人。
そんなけんちゃんに、ぜひ会いに来てくださいませ。
以下、やまプリ講座のご案内です。
単発参加も大丈夫なので、よろしければぜひどうぞ!
やまプリ講座 〜やまなみインタープリター講座〜
「やまプリ講座」は、森林や林業、そして山と関わるライフスタイルについて学ぶ講座です。
例えば、薪ストーブを使うと、少し人生って豊かになります。
あるいは、焚き火を囲むだけで心が穏やかになります。
そんな、山や森と関わる第一歩を、伐採体験やチェーンソー体験、そしてさまざまなメンバーとの交流を通じてやってみよう!という講座です。
日時:第一回・・・・平成29年4月29日(土・祝)9:30~17:00
第二回・・・・ 6月4日(日)9:30~17:00
第三回(一泊二日)・・・7月8日(土)9:30~ 9日(日)17:00
定員:20名
会場:愛媛県今治市玉川町鍋地集落および集会場
テーマ:第一回・・・きこり入門
第二回・・・チェンソーワーク
第三回・・・森を伝える人になる
こんな人にオススメ!:
中学生以上の
・森林や林業にちょっと興味のある人
・木を伐採して、その木で何かを作りたい人
・チェーンソーの扱い方、選び方を知りたい人
・チェーンソーの目立て(刃の研ぎ方)の仕方、目立てに超便利!な道具の選び方を知りたい人
・薪ストーブや、薪の扱い方を学びたい人
・多様なひとびととの交流を楽しみたい人 ・・・などなど
参加費:連続参加:9,800円(三回一括料金、三回目の食費別途)
単発参加:初回・二回目、3,000円/回、最終回5,000円(食費別途)
※ガク割、あります! 中高大学生の参加費は上記料金の半額!!
講師:村瀬 宏之氏、江崎 賢二氏、江崎 美沙氏
申し込み方法:下記申し込みフォームからお申し込みください
※本事業はセブンイレブン記念財団の助成を受けて実施します。
ついに100記事!
おはようございます。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、昨年8月にはじまり、12月から本格的に書き始めた本ブログ、この記事を持ってついに100記事となりました!
やりましたー!
「ほぼ毎日更新」を掲げてきた本ブログ、2〜3日しまうこともありましたが(汗)、とにかく頑張って書き続けてまいりました。
約5ヶ月で100記事なので、一月あたり20記事ほど書いてきたことになります。
まだまだこれからですが、とりあえずひと段落といったところでしょうか。
けっこう頑張りました!
ここまで続けてこれたのも、読んでくださるみなさんのおかげです。
最近ではアクセスもだいぶ増えてきました。
本当にありがとうございます!
これからも、自然と共にある暮らし、そして自然と人、人と人をつなぐ仕事について綴っていこうと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
愛媛しまなみより愛を込めて。
ベビーメタルと山プリ講座。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
いよいよ今週末の29日から やまなみインタープリター講座、略して「山プリ」が始まります。
林業技術だけではなく、山や森に関わるライフスタイルを学ぶこの講座、年齢も職業も様々な人がエントリーしてくれています。
さて今日からは、そんなやまプリ講座の講師を紹介したいと思います。
3名の講師がいて、どの方もいずれ劣らぬ魅力の持ち主なのですが、まずトップバッターは最年長の
村瀬 宏之さん から。
まずはプロフィールをご覧ください。
村瀬 宏之(さくら組代表)
岐阜生まれ名古屋育ち、32才より、全く未経験の林業会社(愛媛県砥部町)に就職、13年勤めて退職、現在独立4年目。体力に合わせて半林半Xを模索、“話の聴ける木こり”を目指し、カウンセラーの勉強を7年前より始める。電話相談ボランティア5年目。4月よりハローワークにて週イチ、キャリアコンサルタントを務める予定。極真系の高見空手の有段者でもあるが、楽しみは妻と飲みに行くことと、娘との長電話。趣味は料理とオペラ、映画鑑賞、そして「ももクロ」ことももいろクローバーZのライブ鑑賞。
「”話の聴ける木こり”を目指し、カウンセラーの勉強を7年前より始める」
「極真系の高見空手の有段者でもあるが、楽しみは妻と飲みに行くことと、娘との長電話」
「趣味は料理とオペラ、映画鑑賞、そしてももいろクローバーZのライブ鑑賞」
・・・このプロフィールだけでも、すでにすごくないですか?
つーかギャップがありすぎる・・・。
そう、村瀬さんの魅力はギャップがものすごくあることだと思います。
先日、こんなことがありました。
村瀬さんの木こり仕事を手伝いに、愛媛県の内子町に行きました。
このことは、本ブログでもお伝えしました。
二日間の仕事の予定で行ったのですが、雪が降ってしまい初日は林業ができなくなってしまいました。
そこで、村瀬さんに案内していただいて小田深山や内子のいろんな場所を巡ることになったのです。
内子町に、しだれ桜が有名な「野村」という地域があります。
美しい石垣や田畑、そして桜をはじめとしていろんな花々が咲き乱れる桃源郷のようなところです。
その時のことです。
野村への道すがら、村瀬さんがおもむろに「これ見てみる?」と一枚のDVDを取り出し、軽トラのプレイヤーに入れ再生し始めました。
軽トラでDVD再生できるところがすでにすごいのですが、そのDVDは、「ベビーメタル」のライブDVDでした。
『え?ベビーメタル』
みなさんはベビーメタルを知っていますか?
BABYMETAL(ベビーメタル)は、日本の女性3人組メタルダンスユニット。2010年に「アイドルとメタルの融合」をテーマに結成。新感覚のスタイルに国内のみならず海外からの支持も多く、ワールドワイドな活動を展開している。
日本はもちろん世界中で爆発的に人気のある「ヘビメタなのにアイドル」な3人組ガールズユニット。
3人の年齢は18〜19歳という若さだそうです。
私も、日本より世界で凄く人気があるということは知っていましたが、この瞬間までほとんど見たことありませんでした。
それよりなにより、、、。
なんで野村で、しかも軽トラの中でライブ見なきゃならないワケ?
想像してみてください。
「これぞ日本の原風景」ともいうべき棚田や石垣、そして菜の花咲く桃源郷のような景色の中を、おっさん二人が軽トラに乗って、大音量でベビーメタルのライブ見ながら走っているさまを、、、。
とにかくギャップありすぎ!
私にとってなかなか衝撃的な体験でした。
しかし、それ以来妙にベビーメタルが気になってしまい、家に帰ってからもユーチューブとかでみたりして、今ではすっかりハマってしまいました。
ヴォーカルはめちゃくちゃうまいし、パフォーマンスも完璧、演奏する「神バンド」は超絶技巧、歌詞も「和」な感じで巧みに童謡とか取り入れてるし、、、。
よかったらぜひ見てみてください、ベビーメタル。
ハマる人はハマると思います。
そんなワケで、そんなかつて知らない新たな世界に気づかせてくれたのが「やまプリ」講師の村瀬さん。
かといってオタク的な要素はみじんもなく、とにかく料理からカウンセリングからアイドルまで、趣味の幅が広いのDEATH!
そして一方で、きこりとしての技術もすごい。
私は昨年から、冬の時期に林業に携わっており、村瀬さんと一緒に仕事させてもらっています。
驚いたのが、とにかく、仕事が早い!
間伐の仕事をしていても、あっという間に切り倒してどんどん進んでいきます。
私も大学時代林学を学んでいましたし、実際に富士山麓で1年間林業に携わっていましたが、もはやそんなレベルではない。
村瀬さんと、次回紹介する江崎けんちゃん、みさちゃんと仕事をしているとまるで
「悟空やベジータと一緒に戦わなくてはならなくなったクリリンの気持ち」
になります。
わかりますかね?
到底かなわない戦いをしなければならない辛さ、ですかね。
「あ、俺死んじゃうかも、、、」
みたいな。
とにかくそんなすごい林業技術や体力をもちながら、ぜんぜん鼻にかけず、趣味も人間の幅も広い。
とんでもないギャップを持った人、それが村瀬 宏之さんです。
ぜひそんな、素敵な講師に会いに来てくださいませ。
以下、やまプリ講座のご案内です。
単発参加も大丈夫なので、よろしければぜひどうぞ!
やまプリ講座 〜やまなみインタープリター講座〜
「やまプリ講座」は、森林や林業、そして山と関わるライフスタイルについて学ぶ講座です。
例えば、薪ストーブを使うと、少し人生って豊かになります。
あるいは、焚き火を囲むだけで心が穏やかになります。
そんな、山や森と関わる第一歩を、伐採体験やチェーンソー体験、そしてさまざまなメンバーとの交流を通じてやってみよう!という講座です。
日時:第一回・・・・平成29年4月29日(土・祝)9:30~17:00
第二回・・・・ 6月4日(日)9:30~17:00
第三回(一泊二日)・・・7月8日(土)9:30~ 9日(日)17:00
定員:20名
会場:愛媛県今治市玉川町鍋地集落および集会場
テーマ:第一回・・・きこり入門
第二回・・・チェンソーワーク
第三回・・・森を伝える人になる
こんな人にオススメ!:
中学生以上の
・森林や林業にちょっと興味のある人
・木を伐採して、その木で何かを作りたい人
・チェーンソーの扱い方、選び方を知りたい人
・チェーンソーの目立て(刃の研ぎ方)の仕方、目立てに超便利!な道具の選び方を知りたい人
・薪ストーブや、薪の扱い方を学びたい人
・多様なひとびととの交流を楽しみたい人 ・・・などなど
参加費:連続参加:9,800円(三回一括料金、三回目の食費別途)
単発参加:初回・二回目、3,000円/回、最終回5,000円(食費別途)
※ガク割、あります! 中高大学生の参加費は上記料金の半額!!
講師:村瀬 宏之氏、江崎 賢二氏、江崎 美沙氏
申し込み方法:下記申し込みフォームからお申し込みください
※本事業はセブンイレブン記念財団の助成を受けて実施します。
木こりの森体験ツアー
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
昨日のお仕事は「木こりの森体験ツアー」のガイドおよびコーディネートでした。
主催は松山の「新日本建設株式会社」さん。
新日本建設さんは、愛媛県産の材にこだわり、自社で森林を持ち、葉枯らし、天然乾燥をさせた材で家を作る、ホンモノの木の家をつくる建設会社です。
家づくりは、その土地の気候風土に合った材で作るのが一番。
日本にはかつて植林されたスギやヒノキがたくさんあり、すでに伐採時期に達しています。
その人工林を切って使うことが、家づくりはもちろん、森林環境や日本の林業のことを考えた時、とても大事なのです。
しかし現在、家を作るためには外国産の材が多く使われています。
主にコストの問題から、外材が多く使われてしまうのです。
それによって海外の森林が荒れてしまっている状況もあります。
(すべての外材が悪いわけではない)
そんな状況に真っ向から立ち向かっているのが新日本建設さん。
中間コストをカットするために自社で森林を管理し、「愛媛の木で作る家づくり」を実現させています。
なかなか素晴らしい取り組みだと思います。
さて、木こりの森体験ツアーについて。
新日本建設さんは、家の木がどこから来たのか?を知るためのツアーを実施しています。
それが「木こりの森体験ツアー」。
私は二年ほど前からツアーのガイドとコーディネートをお手伝いさせてもらっており、今回は三回目の実施でした。
参加者は主にファミリー層で、基本的なメニューとして、伐採を見学し植林をする、というのは決まっています。
そこに毎回、新しい体験を入れています。
今回の目玉は「ツリーハウス」。
木の上に家を作るのです!
ツアーは、松山と今治の界あたりにある、新日本建設さんの自社林で行いました。
松山からバスで出発し、森の入り口で下車。
そこから40分ほど山の道をトレッキングし、いよいよ会場に到着です。
森林を管理している日野さんから、森林についての説明や森にかける思いを聞いた後、さっそく伐採の見学です。
見事に倒すことができました。
これだけ大きな木を切り倒すと、すごい地響きがします。
感動モノです。
その後は、切り株やおがくずを実際に触ってみます。
触るとみんなびっくりします。
だって、すごく湿っているんです。
「サラサラなのかと思った」という感想がよく聞かれます。
そうじゃないんです。
だって生きている木ですから。
春の時期は、水をたくさんあげるのです。
そんなことを実際に体験します。
その後は、いよいよツリーハウスづくりと、ロープワークを駆使したブランコ作り。2班に分けての実施です。
遊具作りといっても、ロープワークをやって楽しめるのは大人なので、子ども達はロープで思いっきり遊びます!
縄跳びしたり、
綱引きしたり。
ロープ一本で大盛り上がり!
私はロープワークの担当だったのですが、同時進行で、新日本建設の工務部の皆さんがツリーハウス作りを指導し、1時間半ほどでツリーハウスが完成!
ロープで作ったブランコも取り付けます。
そして完成したツリーハウスがこちら。
なかなか素晴らしい出来栄えです。
そりゃそうです、作ったのは子ども達ですが、新日本建設の工務部の皆さんが、事前にしっかりキット化してくれているのですから。
プロの仕事です。
ロープで作ったブランコも大人気!
おおいに盛り上がっていました。
この後はお弁当を食べ、火おこしをして自分で起こした火で焼きマシュマロをし、最後に植林をしました。
天気も良く、参加者のみなさんは非常に満足して帰られた様子。
私としても、とても充実した1日となりました。
やはり私は林学か出身なので、森のことを伝えられるのは嬉しいのです。
これからも、いろんなやり方で森のことを伝えていこうと思っています。
そうそう、今週末からいよいよ「やまなみインタープリター講座」が始まります。山と森林にかかわるライフスタイルを学ぶこの講座、いろんな背景を持ったメンバーがぞくぞくと集まっています。
まだ定員に余裕がありますので、興味のある方はぜひどうぞ!
以上、木こりの森体験ツアーのレポートでした。
太陽が育む森。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて今日の仕事は、太陽石油さんのCSR(企業の社会貢献)事業のお仕事。
今治市との協働で実施している「太陽が育む森」という事業でした。
この事業はすでに13年も実施している由緒あるイベントで、太陽石油の社員さんが今治市内の森に来て植林したり、さまざまな自然体験をする、という内容です
私が関わるのは今回で4回め。
全体のスケジュールとしては、午前中に植林を行い、私たちの出番は午後から。
私は太陽石油の社員さんを対象に、ロープワーク教室を実施させていただきました。
植林を終え、お弁当を食べて、いよいよロープワーク教室開始。
ロープは使い方次第で、とても役にたつ道具になります。
私が実施するロープワーク教室は、まず基本的な結び方を2つ3つ覚えます。
そして最後に、覚えたロープワークを実際に使って作業をします。
今回は、結びの王様と言われる「もやい結び」と、長さを自由自在に調整できる「自在結び」をマスターし、最後にブルーシート(白いけど、、、)を使ってタープ(布で作る屋根)をはる、という体験をしました。
まずは私が結び方のデモンストレーションをし、あとは実践あるのみ。
立木に結びつけたり、お互いの体をつかったり、とにかく結びを体で覚えていきます。
結びは難しいけど、やるととっても面白い。
うまくできたら、自然と笑みがこぼれます。
そうして幾つかの結びを覚えたら、いよいよ実践!
シートを使ってターピング。
屋根作りにチャレンジです!
現代的な日常生活では、ロープなど使う局面は少ないかもしれません。
しかしロープワークは、キャンプなどの野外活動でとても役立ちます。
さらに、ものすごく役立つ局面があります。
それが「災害」です。
私はかつて新潟に住んでおり、ちょうどその時に中越沖地震が起きました。
被災して三日間くらいは電気ガス水道などのインフラがストップしました。
夜は真っ暗、ガスもないから煮炊きもできません
そんな時に役立つのがアウトドアスキル。
一枚のシートがあり、ロープワークができれば雨風をしのぐことができます。
火を起こすことができれば、寒い夜も暖を取ることができます。
緊急時には、それが生死を分けることもあるのです。
実際に私は3年前の広島で起きた水害の際、被災地支援にも行き、それを実感しました。
不便な状況下では、アウトドアスキル、サバイバルスキルは何よりも頼りになるものです。
ということで、そんな状況を想定して、一枚のシートだけで屋根を作ります。
もちろんみなさん、こんなことするのは初めて。
1時間半前まで、ただ一つのロープワークさえ知りませんでした。
しかし今は少なくとも2つの結び方を知っています。
それを駆使して、タープ張りに挑みます!
タープを貼るためには「ポール」と呼ばれる柱が必要。
でもそんなものはありません。
だから山の木を切り、柱を作ります。
アウトドアの経験がなくても、そんなの関係ねー!
知恵を絞り、体をうごかします。
各自ができることを考え、やるべきことをやります。
するとどうでしょう。
人生で全くやったことのないことでも、幾つかのロープワークをしっているだけで、ちゃんとできてしまうのです。
このようにして、いまだかつてやったことのない未曾有の課題にチャレンジし、そして皆の力を合わせて見事に克服できたのでした。
最後に、完成したタープの前で記念写真。
達成間溢れる、いい顔をしています。
ということで、ロープワーク教室無事終了しました。
やはり、アウトドアはいいですね。
人間の「限界」を知ることができる。
自然は厳しいけど、誰にでも平等です。
そこから我々が学べることが、たくさんあるのではないかと、いつも思ってます。
古民家に咲く花。
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
古民家に春がやってきました!
厳しい冬をようやく越え、ついに春がやってきたのです。
をかしや古民家の周りは、この通り「日本の正しい田舎」といった田園風景が広がっています。
そして庭に、たくさんの花が咲き始めました。
いろんな種類のツツジが咲いています。
連休の頃には、満開でしょう。
裏山にはミツバツツジ。
そして。
シャクナゲが満開です。
私はそれほど花が好きな方ではないのですが、やはり厳しい冬を超えたからでしょうか。
今年は花々がやけに美しく見えます。
この日は天気がよかったので、古民家前には傘の花も。
青空がきれい。
こんなふうにのどかな景色を眺めながら、古民家の春はのどかに過ぎてゆくのでした。