私たちは、自然体験と対話を通じて、人と人、人と自然をつなぐコミュニケーションコンサルタントです。自然への畏敬の念を持ち、自分の頭で考え、判断、行動できる人を育むことを使命とします。
「人と自然が和する未来へ」。
これが、2008年の創業以来掲げる、私たち「をかしや」のキャッチフレーズです。私たちは2016年1月に一般社団法人として新たなスタートラインに立ちましたが、その思いは変わりません。
現代社会はとても豊かで便利になりました。
でも私たちは、人間だけが幸せならそれで良いとは思いません。
私たちが目指すのは、野生動物や虫や植物、生きとし生けるもの全てが豊かに暮らせる社会、経済だけではなく、心の豊かさを育む社会。
それはとりもなおさず、人間の多様性も尊重する社会です。年齢や性別、肌や目の色、ちょっと変わった個性や、障害のあるなしに関わらず、皆が尊重される社会を実現したい。
少しくらいヘンだって良い、他人と違ってもいいじゃないか。
そんな社会に一歩でも近づくために、四国愛媛の豊かな自然を舞台に、私たちはこれからも人と自然、人と人をつないでいきます。
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愛媛や四国の豊かな自然や文化を体験できる
プログラム -
地域の魅力を再発見し
人を呼び込む仕組みづくり -
地域の魅力を伝える人材の育成
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いろんな人が一緒に
学んだり何かを産み出したりするお手伝い
人生は楽しい、世の中は悪くない、人間て悪くないかも
菊間 彰
「誰もがありのままでいられる世の中というよりも
「人と違った個性が尊重される世の中」を求めたい。
「ラクしてカンタンに生きていける」ほど世の中は甘くない。
自然界の野生動物たちもそんな生ぬるい世界で生きてはいない。
でも、生きものたちは全て、その個性を生かし、自分の生きるべきフィールドで必死に生きている。常に競争に明け暮れているわけではなく、うまく棲み分けをして時に助け合って生きている。人間社会も一緒ではないか。厳しいこともある。ありのままでいられないこともある。
けど自分を信じ、自分の個性や適性を生かして、勇気を持ってチャレンジすれば、なんとかなる世の中であってほしい。たとえ失敗したとしても、そのチャレンジを讃え、プロセスを尊重できる人を増やしたい。自己肯定感を高め、「自分には価値がある」と誰もが思えるようにしたい。
そんな人生を提案する 伴走者 道場
それが、をかしやです。
1974年千葉県船橋市に生まれる。3歳の時に千葉市に引っ越す。それ以来小学校卒業まで千葉市の稲毛で過ごすが、埋め立て地の団地に住んでいたため、田んぼも山もなく、常に自然への憧れを抱いて過ごす。この自然への「欠乏体験」が私の原点。それでも小学校5年の学活の時間に「野草をとって食おうの会」を主催するほどの自然好きの少年だった。
中学一年の時に神奈川県横須賀市に引っ越す。それ以来25歳まで横須賀で過ごし、現在も家族親族が全て横須賀にいるため、横須賀出身とうそぶいている。横須賀は良かった。山も海も当時は田んぼも結構あり、憧れだった自然体験を思いっきりすることができた。中学時代は一人で山に行き、野草を採ったりヤマイモを掘ったり火を焚いて缶詰を温めて食べたりと、かなりマニアックな放課後を過ごす。ちなみに部活は科学部。
けっこう成績は良かったが、高校はあえて工業高校の電気科を選ぶ。それは「総合レジャーランド」とも揶揄される、日本の大学制度への反発から。なお部活は茶道部。このころから日本の伝統文化が好きだったらしい。そして高校3年になった時、氣志團のような格好をした学校の連中が「就職、就職」などと言って丸くなっていくのを見て、またこれに反発する。「さんざん社会に歯向かってきたくせに18かそこらで人生にレール敷いちまっていいのか!?」そして自分自身が本当は何をしたいのか考え、自然のことを学び、自然に関わる職業をめざすために大学進学を決意する。専攻は林学、特に森林昆虫学。サークルは雄弁会に所属し「できるだけ短いコトバで誰にでもわかりやすく話すこと」を常に意識するようになる。
大学卒業後は、猿岩石に影響されバックパッカーとして東南アジアを旅する。ニューギニア高地人の村々を一週間かけてトレッキングしていた時のこと。村では民家(といっても掘っ立て小屋だが)に泊めてもらうのだが、ある村で現地人のじいちゃんにいきなり「ワシッ!」と足を掴まれた。何をされるのかおののいていると、なんと丁寧に足をマッサージしてくれた。言葉もわからない異国の地での、その優しさが身にしみた。そして人種や言葉の違いは本質的な違いではないと確信。また別の村でのこと、昼食後突如として涙が溢れ、感情が湧き上がって来るのを体験。その感情は「今まで自分一人で生きてきたつもりでいたけど違う。実はまわりに生かされていたんだ!」という気づきだった。これを機に「地に足つけて生きよう」と決心する。
帰国後、プロの自然案内人を育成する講座を受講し、25歳の時、富士山の麓でデビュー。それからは沖縄、愛知、新潟など、全国各地でプロの自然案内人、環境教育事業者、人材育成研修講師として仕事を続ける。その20代の頃はまるで刀を研ぐような日々で、ひたすらプロとしての技術を身につけて行った。この修行時代があるから今の私があると、自信を持って言える。
2007年に結婚し、長男を授かる(2011年には次男も)。そして2008年、妻の故郷である愛媛県今治市にIターン移住し、「よろず体験事務所をかしや」を開業。愛媛に移住した理由は、はじめてしまなみ海道を通った時、あまりに美しくて感動のあまり泣いたから。そして愛媛は世界に誇れる自然体験の聖地になると確信したから。でも地元の人にとって地元の自然は「当たり前」のもの。だからこそ私は「ヨソ者」の目線を忘れずに愛媛の魅力、四国の魅力を常に発信し続けている。
こうして振り返ってみると、思えば遠くへ来たもんだ。紆余曲折の人生で、挫折もたくさん味わった。が、その結果今の私は趣味と仕事が一緒になって、子どもの頃から憧れていた、自然と共にある暮らしができるようになった。仕事でキャンプ指導やガイド養成研修をし、プライベートでもキャンプや釣りをし、子どもたちと一緒に釣った魚を握り寿司にして食べたりする日々を過ごしている。
- 名称
- 一般社団法人 をかしや
- 設立年月日
- 平成28年1月5日
- 役員・社員等 ※平成28年11月現在
- 代表理事 菊間 彰
理事 2名(代表理事含む) - 事業内容
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- (1) 自治体、企業、個人や団体に対する、主体的な学びと成長のための研修事業
- (2) 体験を通じて自己の成長と気づきを促す、自然体験活動および環境教育事業
- (3) エコツーリズム、グリーンツーリズム、地域活性化に関する事業
- (4) 生涯教育、国際交流、市民活動に関する事業
- (5) 就労支援やキャリア教育に関する業務およびコンサルタント業務
- (6) 地域資源を活用した商品開発と人材育成およびコンサルタント業務
- (7) 古民家や空き家を活用した事業
- (8) 宿泊に関する事業
- (9) 飲食店の経営および食料品や物品の販売事業
- (10) その他、当法人の目的を達成するために必要な事業
- 今治事務所
- 〒794-0101 愛媛県今治市玉川町三反地甲217?28
電話・FAX 0898-52-7476
〒794-0101 愛媛県今治市玉川町三反地甲217-28
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