明日のために。
みなさんこんばんは。
一般社団法人をかしや 代表理事 「マロ」こと菊間です。
今日は、というより昨日、今日にかけての二日間は、助成金の申請作業をしていました。
そしてつい先ほど、郵便局で申請書を出してきました。
私たちは経営上それほど助成金に頼っているわけではないのですが、それでも年間に1〜2本くらいは申請しています。私たちの事業にはきっちりビジネスとして成り立つ事業と、社会貢献的な事業があります。自然や環境分野の事業は、結構社会貢献的な要素が強いです。
昨日のブログでお伝えした「やまプリ講座」などその最たるもの。
「やまプリ」ことやまなみインタープリター講座は、森林分野の指導者、とくにやまや森のことを「伝える」力を持った指導者を育成しようという事業。参加者を募集し、いくばくかの参加費をいただいて実施しますが、とてもとてもそれだけで「食える」ものではありません。そうではなく、より良い社会になることを願って実施しようとしています。
こういった事業を行うとき、公の助成金は強い味方です。
必要な備品や消耗品、講師謝金などをまかなうことができ、とても助かります。
本当にありがたいものです。
ただ、助成金は「出せば通る」というわけでないのも事実。
私としては精一杯書きましたが、さて、今回は採択されるでしょうか?
無事採択され、来年度の事業につながることを祈りつつ、今日は眠りにつこうと思います。
それではみなさま、おやすみなさい。
しまプリ講座、やまプリ講座。
こんばんは。
一般社団法人をかしや 代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
師走に入り、今年も残すところあとわずかですが、みなさん慌ただしく過ごされてるのでしょうか?
忙しいという字は「心」を「亡くす」と書きますが、忙しくても心をなくさない程度でいたいものです。
私も結構慌ただしくしております。というのも、来年度、つまり4月以降のスケジューリングや助成金の申請作業をするのが、ちょうどこの時期なのです。
ということで、ちょっと気が早いですが、をかしやの来年度予定を少しご紹介したいと思います。
まず、をかしやの看板事業といえば「しまなみインタープリター講座」通称「しまプリ」。
中四国、いや全国的に見ても数少ない、プロレベルのガイドを養成する講座です。
しかも、自然関係やガイド関係の人だけでなく、ぜんっぜんガイドに関係のない様々な職種、年齢層のメンバーが全国から集うという、ちょっと面白い講座です。
しまプリやガイド養成に関して詳しくはこちら↓
さらに興味がある方は過去ブログをどうぞ!↓
http://gigax.jp/blog/wokasiya/categn1-171/
さて過去8期8年にわたって、しまプリ講座はここ愛媛しまなみを舞台に実施してきました。
しかし来年度は愛媛開催をやめ、なんと、全国三都市で「出張講座」を開催します!
愛媛まで来ていただくのはとてもうれしいし、愛媛にはそれだけの魅力があると思うのですが、参加者の皆さんにとって金銭的にも時間的にも負担が大きいのも事実。そこで、来年度は私たちが全国に出向いて「出張しまプリ講座」を開くことにしました。
開催する場所は、山形、横須賀、名古屋の3箇所。
それぞれ9月、10月、2月の三連休に三日間の連続講座として実施予定です!
興味のある方は、今からぜひスケジュールを空けておいてくださいませ。
しまプリ講座は、OBOGが全国に150人以上もいるという講座。
仲間が一気に増えること間違いなし!です。
しまプリ講座の講師はもちろん、私マロこと菊間と、広島の「環境教育事務所leaf」代表 河野宏樹さんのコンビでお届けします。
なんと二人とも、野外活動を通じた人材育成をしている人物を表彰する「ジャパンアウトドアリーダーズアワード2017」のファイナリスト10名に選ばれております!これには私も驚きました。
そしてそして、来年度は、久々に新規事業をはじめます!
それは、林業や山や森林のことを伝える人を養成する講座。
このブログでもお伝えしているとおり、私は冬の時期、時間をみつけて林業に従事しています。
山の仕事は魅力的です。そして、今切実に必要とされている仕事でもあります。
戦後にたくさん植えられたスギやヒノキの人工林が、とっくに時期を過ぎてるのにぜんぜん間伐されていないのです。人工林は野菜を育てる畑といっしょ。野菜は植えてしばらくしたら「間引き」をして成長を促進させてあげます。
同じように、人工林も木がある程度大きくなったら間伐して間引いてやらなければ大きくなれないのです。そしてそういった森では土地の保水力がなくなり、土砂崩れなどの災害の原因になってしまいます。
竹害もひどいですね。さまざまな用途に使うため、かつて日本全国に植えられた孟宗竹。
孟宗竹は日本在来種ではなく、中国の江南地方が原産で、中国からの移入された種なのです。竹はしゃもじやザルなどの調理器具、竹小舞などの建築材料など、いろんなことに活用できるため、日本各地に植えられたのです。
でも、今は竹も使われなくなり竹林は放置されるようになってしまいました。成長の早い孟宗竹は、どんどん範囲を広げ、今では日本中の山が竹に覆い尽くされようとしているのです。
いま、日本の森や山にはこう言った大きな問題が起こっています。
でも地方は高齢化が進み、手を入れる人がいなくなっているのです。
そして都市部の多くの人は、こう言った現実をあまり知らない。
これはいかん、なんとかしないと。
ということで、山や森林の問題を多くの人に「伝える」人を育成する講座を始めます。
題して「やまなみインタープリター講座」略して「やまプリ」。
来年5月開講予定です。
ということで、来年度はいままでとは一味違う をかしやの魅力をお届けしたいと思います。
どうぞご期待くださいませ。