ただいまインターンシップ実施中!
こんにちは。一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
昨日より西日本では台風が猛威を振るっていますが、みなさんの地域では大丈夫でしょうか?
どうぞ無事に通り過ぎてくれますように。
さて、ただいま をかしやに、インターンの女子大学生Yさんが来てくれています。
全部で五日間で、今日が四日目。本来であればシャワートレッキングや、アウトドアプログラムのスタッフをしてもらう予定だったのですが、今年は新型コロナウイルスの影響でもともと申込が少ない上に、この台風・・・・。
現場仕事がなくなってしまい、もろもろの作業をしてもらっています。
せっかくなので、今日のブログはYさんに書いてもらおうと思います。
それではYさん、どうぞよろしくー!!
こんにちは。そしてはじめまして!
一般社団法人をかしやにて、インターンシップ研修中のYです。
このインターンシップは授業の一環として行われており、将来やりたい仕事の概要等を参考にこちらで受け入れていただきました。
将来やりたい仕事と言っても、観光を通じて自分が育った場所を盛り上げたいというぼんやりとした夢なのですが。
私は今治市が出身ですが、外から客観的に見て学びたいと思い県外の大学へ通っています。
そしてだんだんと就職活動が始まる中、夏休みを利用して愛媛でインターンシップをすることにしました。
観光業界でできたらいいなと考えていたのですが、このコロナ禍において観光業界は大きなダメージを受けているためインターンシップを開催する企業が減ってしまっています。
希望する仕事も具体的に見つけられていない中、この地域がもともと持つ魅力を伝えるお仕事をされているをかしやさんに興味を持ち、インターンシップを希望しました。
冒頭に観光を通じて地域を盛り上げたいとお話しましたが、より詳細にすると私がしたい事とは新しく娯楽施設を生み出すような観光開発ではなく、もともとある魅力を最大限に生かして住民が誇れるような街にすることだったのです。
をかしやさんが行っていることは私の夢に通じるものがあると感じたことが研修を希望した一番の理由です。
今回の研修では、普段お客さんと行っているようなアクティビティと他の事業のための事前準備のようなお仕事を体験させていただいています。
薪割りやシャワートレッキングの下見では体を最大限に使いました。
鈍川に下見に行った時には人と自然が共に生きていることを改めて実感しつつ、綺麗な水が流れる川に人が捨てたであろうゴミがいくつか落ちていることが残念に感じました。
自然の恵みを与えられて、自然の中で遊ぶからこそ、自然を大切にしていきたいです。
また、タープを張ったり焚火を自分でおこしたりもしました。
初めは苦戦しましたが、方法が理解できれば初心者でもできるのだとわかりました。
覚えておくとアウトドアだけでなく災害時にもきっと役に立つでしょう。
個人的にロープワークの結び方次第で役割が違うことがとても興味深かったので、他にも調べて実践してみようと思います!
こうしたアクティビティやワークショップを行う上で必要な資材の点検・確認、案内文のメール送信も行いました。
何か一つの取り組みをする際にはその前後にもやることがあり、その一連の流れすべてで一つの仕事が完了するのだと学びました。
こうした仕事の流れは大きな企業では分担して行われることも多いため、全体が見えにくいということもお話いただきました。
私は大学を卒業後はある程度大きな企業に就職するというありきたりな人生しか思い描くことが出来ずにいましたが、ここで学んだ仕事のかたちや生き方はそんな固定概念を崩し、今後のヒントを与えてくれました。
あともう一日、張り切って学んでいきたいと思います!
Yさんは自分のしたいことが明確で、若いのにぶれずに芯があると感じました。素晴らしい。
あと1日も、よろしくお願いしますねー!!
それでは、また!
そのへんにある野草を採って食べてみた。
こんにちは。一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間彰です。
新型コロナウイルスの影響により、世の中はリモート、オンラインが当たり前の時代になりました。私たちは自然体験や集合研修、ファシリテーションが仕事なので、基本的にはダイレクトなコミュニケーションの仕事。そのために影響は大きく、一時は全ての仕事がキャンセルになるという事態になりました。
しかし、そのまま手をこまねいていたわけではありません。私たちに今できることは何か?ここ数ヶ月考え続け、チャレンジしてきました。
その一つが先月実施した「そのへんにある野草を採って食べてみようの会 in Zoom」。
これはオンラインアプリZoomを使い、全国から参加した方々と一緒に野草を採って食べる!というかなりチャレンジングな試みです。
進行はファシリテーターの青木マーキー。私は講師という位置付けでした。
パートナーの京ちゃんも事務局としてサポートしてくれました。とても心強い布陣です。
展開はこんな感じです。
最初に、野草にまつわるエピソードや身近にある食べられる野草について解説。私は根っからの野草好きで、小学校5年の学級活動で「野草をとって食おうの会」を企画実施したほどです。なんせ野草は、身近にあってとても美味しいのです。そして図鑑の選び方やおすすめ図鑑の紹介もしました。私は小5の時に買った図鑑をいまだに愛用しています。
「山菜」は山に行かないとなかなか良いものには巡り会えませんが、野草は田舎だけでなく街中でも結構生えていて、だいたい食べられるのです。
その後、これだけは「食べてはいけない」7種類の毒草を紹介。名付けて「毒7(どくセブン)」。AKB48の「神7」みたいなもんですね。
その後、全国にいるみなさんが、実際に自分の家の周りにある野草を採ってくるタイム。よくわからない野草があればそれをスマホで撮影し、チャット機能を使って質問。それに私が答える、という流れでした。
ひとしきり採ったらもう一度みんなで集まり、取れたもの紹介&同定タイム。ここで美味しくない野草や怪しいものは外し、いよいよお待ちかねの調理タイム!
調理法にもいろいろあり、野草の種類によって使い分けます。アクの少ないものはおひたしや汁の実に、少しアクのあるものは水に晒すか油炒めに。もっとアクの強いものは天ぷらにするとだいたい食べられます。というか、野草の天ぷらはアクがある方が美味しい。
それぞれめいめいに調理をし、そして食べる!ほうぼうから「美味しい〜!!」の声が上がりました。そうなのです、野草って美味しいのですよ。それが伝わってうれしい。
ただし、野草の個性と特徴を見極め、ふさわしい調理法で食べることが大事。野菜は基本的にどんな調理をしても食べられるように品種改良されいていますが、野草は野生そのもの。それぞれ個性があります。その個性を生かしてあげることが大事なのです。
食べ終わったら感想の共有。みんな身近にあるものが食べられてびっくりしたとのことでした。植物にかなり詳しい方もいたのですが、セイタカアワダチソウやクズのツルの天ぷらがあんなに美味しいとは!と驚いていました。
このようにして2時間のオンライン野草採りは無事終了したのでした。あっという間の2時間でした。
やってみってわかったのですが、オンラインの事業は、リアルのそれとは全く勝手が違います。私はインタープリターになって今年で丸20年ですが、準備にものすごく時間をかけましたし、すごい緊張感を味わいました。まるでガイド1年目に戻ったみたい。
でもそうやってチャレンジすることで、大きな収穫を得られた気がしています。うん、これでだいたいどんなオンライン事業でもいけますね。
もし興味がありましたら、をかしやまでぜひお声かけください。「オンラインロープワーク教室」とか、「オンライン火おこし」とかいけるかもしれません。あ、自分でハードルあげちゃった、、、。
以上「そのへんにある野草を採って食べてみようの会 in Zoom」のレポートでした。
お・ま・け
最近買ったおすすめ図鑑の紹介。食べられる野草がたーくさんのってます。畑にはびこる厄介者ヤブカラシまで食べられるとはー。グリル厄介!この本はオススメですよ。
「世界文化社 【新版】美味しく食べる山菜・野草」