絶好調!アラスカンMk.4!! その2
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、本日は昨日に引き続き「やまなみインタープリター講座」第二回のレポート。
この講座は、林業と森に関わるライフスタイルについて学ぶ講座です。
昨日は前編の間伐風景をお届けしましたが、今回はいよいよチェンソーによる製材です!!
今回の講座の午前は間伐でした。
切って切って切りまくった後、一度集会場に戻って昼食をとり、再び森へと出発!!
・・・ところが、梅雨の真っ只中のこの時期、午後からは雨が降り出してしまい、しかも本降りとなってしまいました。
そこで、をかしや古民家の納屋とタープ下で製材をすることとなりました。
タープ(布の屋根)を張ることができれば雨も恐るるに足りません。
アウトドアスキル万歳!!
簡易製材機「アラスカンMk.4」は、チェンソーに取り付けるアタッチメントです。
まずはみんなでチェンソーに取り付けます。
次に、製材の基準となる平面を出すために、レールを取り付けます。
このレールがなくても角材を打ち付けることで基準面を作ることができますが、レールがあった方がはるかに作業は早いです。レベル(水準器)を用い、水平にすることがポイントです。
次に、製材機をつけたチェンソーをレールにセットします。
といっても、ただ乗せるだけ。レールもアラスカンMk4も非常にシンプルな作りとなっています。
製材機をセットしたら、いよいよ製材開始!
保護具を身につけ安全管理をし、チェンソーのエンジンをかけ、少しづつ切り進めていきます。
さっきまで立木だった丸太が、「材木」にかわる瞬間です。
製材機には私たちスタッフ/講師が触るだけでなく、参加者のみなさんに実際に体験してもらいました。
切ったばかりの木の命を感じる瞬間です。
ということで、この製材も参加者の皆さんが力を合わせて実施してました。
そんな熱のこもった製材風景を動画でどうぞ!
林業女子も頑張って製材しました!!
ということで、雨ニモ負ケズ、製材作業は無事終了したのでした。
次回のやまなみインタープリター講座は最終回!
今回作成した板を使って工作したり、斧を使い比べながら薪割りしたり、思いっきり間伐したりします。
興味のある方は、是非是非ご参加くださいませーーー!!
人生変わっちゃうかもしれませんよ。
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やまプリ講座 〜やまなみインタープリター講座〜
日時:第一回(一泊二日、もしくは通い二日間)
・・・・平成29年5月12日、13(土・日)10:00~17:00
第二回(日帰り)・・・・6月10日(日)9:15~17:00
第三回(一泊二日、もしくは通い二日間)
・・・7月7日(土)9:30~ 8日(日)17:00
定員:20名
会場:愛媛県今治市玉川町鍋地集落および集会場
テーマ:第一回・・・きこり入門
第二回・・・木から材木へ 〜製材をしてみよう〜
第三回・・・徹底チェンソー&森を伝える人になる
こんな人にオススメ!:
高校生以上の
・森林や林業に興味のある人
・木を伐採して、その木で何かを作りたい人
・チェーンソーの扱い方、選び方を知りたい人
・チェーンソーの目立て(刃の研ぎ方)の仕方、目立てに超便利!な道具の選び方を知りたい人
・薪ストーブや、薪の扱い方を学びたい人
・多様なひとびととの交流を楽しみたい人 ・・・などなど
参加費:連続参加:12,800円(三回一括料金、一、三回目の食費別途(実費)
単発参加:初回・三回目、6,000円/回(食費実費)、二回め3,000円
※ガク割、あります! 高大学生の参加費は上記料金の半額!!
講師:村瀬 宏之氏、江崎 賢二氏、江崎 美沙氏
申し込み方法:
またはメールで 名前、住所、電話番号、メールアドレス、年齢、生年月日、参加にあたって一言 を書いて
info@wokasiya.jp までお申し込みください。
※@を@に変えてください。
以上、やまプリのご案内でした。
たくさんの方の申し込み、お待ちしてますー!!
絶好調!アラスカンMk.4!!
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
先々週末の日曜日、6月10日に「やまなみインタープリター講座」第二回を実施しました。
この講座は森林作業やざまざまなワークを通じて「山と森に関わるライフスタイル」について学ぶ講座です。第二回の様子をレポートしたいと思います。
第一回では鋸による間伐と、チェンソーによる間伐をしました。
今回は、チェンソー製材機による製材に挑戦!
そしてその簡易製材機の名前が今回のブログタイトル「アラスカンMk.4」なのです。
私はもともと大学で林学を専攻しており、「森林環境教育」が専門中の専門分野。
そして簡易製材機による製材プログラムは、実は学生時代からの私の悲願です。
なぜならば、丸太が材木になっていく様子を見ると、「山と町はつながっている」ということが一瞬で理解できるからなのです。
山に生える木々は、誰でも見たことがあります。
家の柱や、ホームセンターに売っている材木も、見たことがあると思います。
ところが、その中間は多くの人にとって未体験の世界。
森の木が材木になっていく瞬間、つまり「製材」のプロセスは未知の世界であり、そこがミッシングリンクになっています。林学の世界でよく言われる「川上と川下」、つまり木材生産地である山と、消費地である町のつながりがわかりにくくなっているのです。
食べ物においても「屠殺」のプロセスを経てはじめて「命」が「肉」になるのに、そこが見えてないのと一緒です。
だからこそ、自分たちで山の木を切ってそれをその場で製材する体験は、山のこと、森のことを身近に感じてもらうのに最高の体験なのです!
・・・ということで、講座開始。
今回初めての参加者も結構いたので、いきなり製材はせず、午前中はチェンソーによる間伐を体験してもらうことにしました。
自己紹介やスケジュールの確認をした後、さっそく山にむかって出発!!
本講座は女性の参加者が多いのも特徴です。
女性の方が比較的新しいことや面白いことに敏感なのだと思います。
山の現場に行く前に、まずはチェンソーの使い方を確認。
燃料の入れ方やエンジンの指導方法、安全にチェンソーを使う方法など、基本的なことを確認します。
そして森に入ります。
おっとその前に、きちんと挨拶。
山の神様におそなえをし、頭を垂れます。
この儀式をせずに山に入ると「だいたい一発目にちょっと危ない目にあう」というのは講師のけんちゃんの弁。
神様への挨拶もつつがなく済んだところでいよいよ作業開始。
チェンソーによる間伐です。
うまく切れると、参加者の皆さんから笑顔がこぼれます。
すごく爽快で気持ちいいんです、間伐って。
森が明るくなって、風が吹き抜けて、明らかに森が元気になるのがわかりますから。
そして午前中のハイライト。
見事に決まった伐採動画をご覧ください。
きこり女子が切る!!!!
いかがでしたか?
なかなかダイナミックな伐採風景ではないでしょうか?
気がつけば本記事も結構なボリュームになってしまったので、午後の製材作業は明日アップしたいと思います
乞うご期待!