KP法講座、実施しました。おかげさまで大盛況。
こんにちは。一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、今年も残すところあと数日となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今年は比較的暖かい日が続いておりますが、明日くらいから全国的に寒波が襲ってくるようです。
どうぞみなさまご用心を。
さて、先日お知らせした「KP法講座」ですが、おかげさまで無事実施でき、たくさんの方にお越しいただきました。今回は私たち一般社団法人をかしやの主催ではなく、「愛媛県中小企業家同友会」の今治支部例会として行いました。
中小企業家同友会は、経営者の勉強会、異業種交流会なのですが、どなたでも参加することができます。今回もいろんなゲストの方にお越しいただき、賑やかな会となりました。
簡単にレポートしてみたいとおもいます。
KP法(紙芝居プレゼンテーション法)とは、 A4 の紙に伝えたいキーワードを書き、その紙をペ タペタと貼りながらプレゼンする手法です。 道具がいらず紙とペンだけで実践でき、あらゆる用途に用いることができます。
私は研修の冒頭のオリエンテーションなどによく使っています。
さて、当日のはじまりもまずオリエンテーションから。
KP法とは何か?今日のスケジュール、KP法のやり方、綺麗に見えるコツ!などを実際にKP法を用いてテンポよく紹介していきます。
ペンの使い方練習と緊張を解きほぐす「アイスブレイク」を兼ねて、グループで自己紹介タイムも設けました。
これだけでぐっと雰囲気がよくなるんですねえ。
そのあとは「見てみようKP法」と題して、私マロと、をかしやの理事である「たま」によるKP法でのプレゼンタイム。私は婚活イベントにおけるKPの活用事例、たまは大好きな動物についてのプレゼンをしました。
それぞれわずか3分、4分という短い時間で、楽しく、わかりやすくお伝えすることができたかと思います。
それぞれのKPシートを見ると個性が出ているのがよくわかります。
私は字も下手で、絵も下手。
なので絵は使わず、極力シンプルな言葉に絞り込み、わかりやすく伝えることをモットーにしています。見やすいように、字数も極力少なくしています。
対する「たま」は字も絵もとても上手。
なので上手にイラストを取り入れかわいらしい紙芝居となっています。
こんな風に個性を生かしたプレゼンテーションにしやすいのもKP法の良いところですね。
パワーポイントでは綺麗に見せることはできますが、そんなに個性は出ませんからねえ、、、。
字が下手でも、絵が下手でも、KP法ならできちゃうんです!しかも手書きの良さがある!!なので私は、字が下手、苦手な人にこそKP法を使って欲しいと思っています
さて、その後はみなさんがKPシートを作り込む時間。
みなさん真剣そのものの表情で、40分間の作業に挑みます!
そしていよいよ発表の時間。
それぞれの思いを込め、手書きで仕上げたKPシートを手にプレゼンテーションです。
などなど、どなたも個性あふれる素晴らしいプレゼンテーションでした。
絵が得意な人は絵を使っていますね。それだけでグッとわかりやすくなる。
内容も、自分の好きなことや子育てに関することから、実に同友会らしい企業の環境経営に関することまで多岐に渡っていました。
ただ話すだけでは趣旨がまとまらず、伝わりにくい話題も、KP法はキーワードに落とし込む段階で「絞り込み」「削ぎ落とす」というが入るため、シンプルに、伝わりやすくなるのです。
しかも、プレゼンする本人もキーワードを見ながら話すことができるため、内容を忘れない!といういいことづくめ。
よくありますよね、自分でも何言おうと思ってんだかわからなくなって、しどろもどろになってしまうこと、、、。
KP法を用いいれば、自ずとそれがが防げるのです。
このようにしてあっという間の2時間半がすぎ、楽しい時間は終了しました。
その後の懇親会では、全参加者のおよそ半分の方が参加するという参加率の高さ。
通常よりはるかに多い人数で、これも今回のみなさんの満足度を物語っていたと思います。
以上中小企業家同友会のKP法例会レポートでした。
KP法に興味のある方は、私たちの師匠である川島 直さんの書かれた本がオススメです!
めちゃくちゃわかりやすく、必要な道具の選び方や進め方、紙芝居の構成の仕方、プレゼンテーションのコツなど実施必要な事柄が全て網羅されています。
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また中小企業家同友会に興味ある方は下記サイトをぜひご覧ください。
私も会員でーす。
おかげさまで10周年を迎えることができました!!
みなさんこんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
いつの間にか夏が去り、めっきり秋めいて来ましたがいかがお過ごしでしょうか。
今年は本当に異常気象と災害が多いですね。
愛媛でも大変な被害があった7月豪雨にはじまり、つい先日の台風21号の襲来。
関西空港が海水に浸かるなんて、誰が予想できたでしょう?
関西方面の皆さんは大丈夫だったでしょうか?
そして今日は北海道で震度7の地震、、、。
なんだか、自然の猛威の前に、ただ立ち尽くすしかないような気持ちになります。
やはり、人間は自然にはかなわない。
謙虚になって、人間の活動が地球温暖化や異常気象に影響を与えてることを、そろそろ本気で考えた方が良いのではないでしょうか。
ともかく、どうか皆さんが無事でありますように。
さて、昨日9月5日をもちまして、私たちをかしやは設立10周年を迎えることができました。この場を借りてご報告いたします。
いやー、長かった。本当に長かった。
10年はやはり長いです。
私は10年前の2月、右も左もわからない愛媛にIターン移住者としてやって来ました。そして半年間の準備期間を経て、現在の一般社団法人のもととなる「よろず体験事務所をかしや」を立ち上げました。
個人事業として8年間経営し、2年前に現在の「一般社団法人をかしや」として法人化しました。
こう書くと簡単ですが、じっさいにはそれほど簡単ではありませんでした。なんせ、愛媛ではほとんど誰もやっていない業態なので、何度も何度も経営の危機がありました。
それでもその度になんとか歯を食いしばり、そして影になり日向になり支えてくださるみなさまの助けもあり、ここまで生き延びることができました。
まさに「生き延びる」「サバイブする」という表現がぴったりだと感じます。
それだけに、10周年は私にとって感慨深いものがあります。
「おれを変えたのは周年だ!」
全然関係ありませんが、この京浜急行の固定観念にとらわれない柔軟性はすごいと思います。これはまず地方では出ない発想ですね、、、。
10年のうちに、業務内容もかなり変遷して来ました。
一番最初に手がけた事業は「森のてらこや」。
月に一回というイベントスタイルで、毎月毎月実施してきた「森のようちえん」です。
その頃に参加してくれた子達は、今や中学生や高校生になっています。
すごく優しく、気遣いのできる人に育っているのがとても嬉しいですね。
詳しい内容はをかしや旧ブログをどうぞ!
http://gigax.jp/blog/wokasiya/categn2-165/
この子達が今や中高生。
そして真ん中の子は、今は五年生になったをかしや家の長男です。
時の経つのは早い!
その後をかしやの看板事業である「しまなみインタープリター講座」を立ち上げました。
この事業は現在まで続いておりOBOGは全国に160人以上、昨年は出張編として遠く山形や愛知でも実施しました。
開業当初は自然体験やエコツアーなど「自然体験系」の仕事が多かったのですが、婚活イベントや地域活性化プログムなどが増え、そして研修が増えていきました。今では自然体験よりも、研修が主なコンテンツになっています。
特にここ数年は自然だけではない、ジオパークや歴史、まちなみなどのガイド養成研修に加え、企業研修や企画研修、ファシリテーションの仕事が増えて来ました。
少しづつ、仕事の範囲が広がっていき、それに伴いさまざまな場所に呼んでいただけるようになりました。
現在では四国全域はもちろん、中国地方や九州からもお声がけいただいています。
本当にありがたいことです。
私たちはこれからも、状況やニーズに合わせて業務内容を変化させる柔軟性を持ち、多くの場所で多くの方のお役に立ちたいと思っています。
そして同時に大事なことは、私たちをかしやの専門家としてのベースは「自然体験型環境教育」であるということです。
自然体験の仕事は少なくなり、屋内で行う研修やファシリテーションも増えて来ましたが、私たちのベースはあくまで「自然」や「環境」や「アウトドア」に根ざしたものです。
ホームページにも掲げていますが、私たちをかしやの経営理念は
「私たちは、自然体験と対話を通じて、人と人、人と自然をつなぐコミュニケーションコンサルタントです。自然への畏敬の念を持ち、自分の頭で考え、判断、行動できる人を育むことを使命とします。」
というもの。
異常気象が日常になり、災害が頻発するいまだからこそ、「自然から学ぶ」というスタンスや「畏敬の念」を忘れてはいけないと思っています。
私たちは、次の10年をめざしてこれからも活動を続けていきます。
今後とも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。