新たな取り組み、平野薬局とCLT建築。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
もう2月になろうというのに、なんと今年初のブログ更新。
サボってしまってすみません、、、。
今年の正月は久々にのんびり過ごし、とても豊かなおやすみを過ごさせてもらったのですが、なんと3連休明けの15日頃より体調悪化。子どもたちは二人ともインフルエンザにかかり、私は大きな仕事がいくつかあったので事務所に避難。
そこから隔離生活を送ったりして、私はなんとかインフルエンザは免れたものの、それからずっと体調が優れず1月いっぱい過ごす、というなんとも不甲斐ない日々を送っておりました。
あ、でも徳島でワークショップやったり高知で仕事したり、つい先日は沖縄に行ったり、それでも色々と活動はしておりましたよ。
なんと言っても体が資本ですので、みなさんもどうぞご自愛くださいませ!
さて、今日は昨年から始まった一般社団法人をかしやの新しい取り組みについてご紹介します。
昨年9月から私たち をかしやは、今治市内に7店舗を持つ保険調剤薬局「平野薬局」の環境経営事業部の立ち上げのお手伝いをさせてもらっています。
平野薬局では現在、新店舗の建築を進めており、5月の連休明けに営業開始予定です。
その新店舗を舞台に、これから様々な体験プログラムやワークショップを実施していくのです!!
そして新店舗は、すごい建築方法で建てられています。
「 CLT工法」というもので、薬局としてはおそらく日本で初の試みです。
CLTとは、CLTとは、Cross Laminated Timber (クロス・ラミネイティッド・ティンバー=直行集成版)の略称で、幅のせまい板(ひき板)を、繊維方向が直行するように重ねて接着した幅広いパネルを示す用語です。
CLTは厚みのある大きな板で、軽量で防火性にも優れており、建築の構造材の他、土木用材、家具などにも使用されています。大きなパネル状にすることで、今までは不可能だった大きな建造物も木造で作ることができます。
大型建築が木造で作られることによって、国産材の利用が一気に進み、山の整備が一気に進むのではないかと期待されているのです。外国産の材木ではなく地元の材木を大量に使えば、それによって林業進行と地域の活性化につながる。
そんな理由から平野薬局は、まだまだ一般的ではないCLTを、あえて新店舗に採用しています。そのくらい、平野薬局は環境への取り組みに力を入れているのです。ほんとすごいと思います。お手伝いさせていただく私としても、身が引き締まる思いです。
パネルを作ってそれを組み合わせていく構造のため、下の写真でも分かる通り、壁やブロックが立ち並んだ感じの、ちょっと面白いビジュアルです。でも強度がとても高く、木造でありながら耐火性もすごく高いそうです。
さらにCLTのいいところのひとつは、木の香りがすごくすること。合板だとこうはいきません。
平野薬局の新店舗にも高知産と岡山産の杉材がふんだんに使われており、周りにふわっとスギのいい香りが漂っています。
設計の自由度も高いので、オシャレな店舗もできてしまうのです。
ということで、ただいま着々と新店舗ができあがりつつあります。ちなみに場所は今治駅のすぐ近く。駅から徒歩3分ほどです。めちゃアクセスがいい!!
5月のオープン後は、ここを拠点に食育、木育、防災、さらには環境教育やESDプログラムなど、一般の方を対象にさまざまなプログラムを展開していきます。通常の調剤薬局は、処方箋を持つ人が来る場所ですが、平野薬局ではその枠を超え、多くの人が集う拠点となる
「処方箋なしで来る薬局」をめざしているのです。
そのお手伝いができることに、私自身もワクワクしています。
どうぞご期待くださいませ。
以上新たな取り組みのお知らせでした。
他にもまだあるのですが、おいおいお伝えしていきまーす。
KP法講座、実施しました。おかげさまで大盛況。
こんにちは。一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、今年も残すところあと数日となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今年は比較的暖かい日が続いておりますが、明日くらいから全国的に寒波が襲ってくるようです。
どうぞみなさまご用心を。
さて、先日お知らせした「KP法講座」ですが、おかげさまで無事実施でき、たくさんの方にお越しいただきました。今回は私たち一般社団法人をかしやの主催ではなく、「愛媛県中小企業家同友会」の今治支部例会として行いました。
中小企業家同友会は、経営者の勉強会、異業種交流会なのですが、どなたでも参加することができます。今回もいろんなゲストの方にお越しいただき、賑やかな会となりました。
簡単にレポートしてみたいとおもいます。
KP法(紙芝居プレゼンテーション法)とは、 A4 の紙に伝えたいキーワードを書き、その紙をペ タペタと貼りながらプレゼンする手法です。 道具がいらず紙とペンだけで実践でき、あらゆる用途に用いることができます。
私は研修の冒頭のオリエンテーションなどによく使っています。
さて、当日のはじまりもまずオリエンテーションから。
KP法とは何か?今日のスケジュール、KP法のやり方、綺麗に見えるコツ!などを実際にKP法を用いてテンポよく紹介していきます。
ペンの使い方練習と緊張を解きほぐす「アイスブレイク」を兼ねて、グループで自己紹介タイムも設けました。
これだけでぐっと雰囲気がよくなるんですねえ。
そのあとは「見てみようKP法」と題して、私マロと、をかしやの理事である「たま」によるKP法でのプレゼンタイム。私は婚活イベントにおけるKPの活用事例、たまは大好きな動物についてのプレゼンをしました。
それぞれわずか3分、4分という短い時間で、楽しく、わかりやすくお伝えすることができたかと思います。
それぞれのKPシートを見ると個性が出ているのがよくわかります。
私は字も下手で、絵も下手。
なので絵は使わず、極力シンプルな言葉に絞り込み、わかりやすく伝えることをモットーにしています。見やすいように、字数も極力少なくしています。
対する「たま」は字も絵もとても上手。
なので上手にイラストを取り入れかわいらしい紙芝居となっています。
こんな風に個性を生かしたプレゼンテーションにしやすいのもKP法の良いところですね。
パワーポイントでは綺麗に見せることはできますが、そんなに個性は出ませんからねえ、、、。
字が下手でも、絵が下手でも、KP法ならできちゃうんです!しかも手書きの良さがある!!なので私は、字が下手、苦手な人にこそKP法を使って欲しいと思っています
さて、その後はみなさんがKPシートを作り込む時間。
みなさん真剣そのものの表情で、40分間の作業に挑みます!
そしていよいよ発表の時間。
それぞれの思いを込め、手書きで仕上げたKPシートを手にプレゼンテーションです。
などなど、どなたも個性あふれる素晴らしいプレゼンテーションでした。
絵が得意な人は絵を使っていますね。それだけでグッとわかりやすくなる。
内容も、自分の好きなことや子育てに関することから、実に同友会らしい企業の環境経営に関することまで多岐に渡っていました。
ただ話すだけでは趣旨がまとまらず、伝わりにくい話題も、KP法はキーワードに落とし込む段階で「絞り込み」「削ぎ落とす」というが入るため、シンプルに、伝わりやすくなるのです。
しかも、プレゼンする本人もキーワードを見ながら話すことができるため、内容を忘れない!といういいことづくめ。
よくありますよね、自分でも何言おうと思ってんだかわからなくなって、しどろもどろになってしまうこと、、、。
KP法を用いいれば、自ずとそれがが防げるのです。
このようにしてあっという間の2時間半がすぎ、楽しい時間は終了しました。
その後の懇親会では、全参加者のおよそ半分の方が参加するという参加率の高さ。
通常よりはるかに多い人数で、これも今回のみなさんの満足度を物語っていたと思います。
以上中小企業家同友会のKP法例会レポートでした。
KP法に興味のある方は、私たちの師匠である川島 直さんの書かれた本がオススメです!
めちゃくちゃわかりやすく、必要な道具の選び方や進め方、紙芝居の構成の仕方、プレゼンテーションのコツなど実施必要な事柄が全て網羅されています。
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また中小企業家同友会に興味ある方は下記サイトをぜひご覧ください。
私も会員でーす。