おかげさまで10周年を迎えることができました!!
みなさんこんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
いつの間にか夏が去り、めっきり秋めいて来ましたがいかがお過ごしでしょうか。
今年は本当に異常気象と災害が多いですね。
愛媛でも大変な被害があった7月豪雨にはじまり、つい先日の台風21号の襲来。
関西空港が海水に浸かるなんて、誰が予想できたでしょう?
関西方面の皆さんは大丈夫だったでしょうか?
そして今日は北海道で震度7の地震、、、。
なんだか、自然の猛威の前に、ただ立ち尽くすしかないような気持ちになります。
やはり、人間は自然にはかなわない。
謙虚になって、人間の活動が地球温暖化や異常気象に影響を与えてることを、そろそろ本気で考えた方が良いのではないでしょうか。
ともかく、どうか皆さんが無事でありますように。
さて、昨日9月5日をもちまして、私たちをかしやは設立10周年を迎えることができました。この場を借りてご報告いたします。
いやー、長かった。本当に長かった。
10年はやはり長いです。
私は10年前の2月、右も左もわからない愛媛にIターン移住者としてやって来ました。そして半年間の準備期間を経て、現在の一般社団法人のもととなる「よろず体験事務所をかしや」を立ち上げました。
個人事業として8年間経営し、2年前に現在の「一般社団法人をかしや」として法人化しました。
こう書くと簡単ですが、じっさいにはそれほど簡単ではありませんでした。なんせ、愛媛ではほとんど誰もやっていない業態なので、何度も何度も経営の危機がありました。
それでもその度になんとか歯を食いしばり、そして影になり日向になり支えてくださるみなさまの助けもあり、ここまで生き延びることができました。
まさに「生き延びる」「サバイブする」という表現がぴったりだと感じます。
それだけに、10周年は私にとって感慨深いものがあります。
「おれを変えたのは周年だ!」
全然関係ありませんが、この京浜急行の固定観念にとらわれない柔軟性はすごいと思います。これはまず地方では出ない発想ですね、、、。
10年のうちに、業務内容もかなり変遷して来ました。
一番最初に手がけた事業は「森のてらこや」。
月に一回というイベントスタイルで、毎月毎月実施してきた「森のようちえん」です。
その頃に参加してくれた子達は、今や中学生や高校生になっています。
すごく優しく、気遣いのできる人に育っているのがとても嬉しいですね。
詳しい内容はをかしや旧ブログをどうぞ!
http://gigax.jp/blog/wokasiya/categn2-165/
この子達が今や中高生。
そして真ん中の子は、今は五年生になったをかしや家の長男です。
時の経つのは早い!
その後をかしやの看板事業である「しまなみインタープリター講座」を立ち上げました。
この事業は現在まで続いておりOBOGは全国に160人以上、昨年は出張編として遠く山形や愛知でも実施しました。
開業当初は自然体験やエコツアーなど「自然体験系」の仕事が多かったのですが、婚活イベントや地域活性化プログムなどが増え、そして研修が増えていきました。今では自然体験よりも、研修が主なコンテンツになっています。
特にここ数年は自然だけではない、ジオパークや歴史、まちなみなどのガイド養成研修に加え、企業研修や企画研修、ファシリテーションの仕事が増えて来ました。
少しづつ、仕事の範囲が広がっていき、それに伴いさまざまな場所に呼んでいただけるようになりました。
現在では四国全域はもちろん、中国地方や九州からもお声がけいただいています。
本当にありがたいことです。
私たちはこれからも、状況やニーズに合わせて業務内容を変化させる柔軟性を持ち、多くの場所で多くの方のお役に立ちたいと思っています。
そして同時に大事なことは、私たちをかしやの専門家としてのベースは「自然体験型環境教育」であるということです。
自然体験の仕事は少なくなり、屋内で行う研修やファシリテーションも増えて来ましたが、私たちのベースはあくまで「自然」や「環境」や「アウトドア」に根ざしたものです。
ホームページにも掲げていますが、私たちをかしやの経営理念は
「私たちは、自然体験と対話を通じて、人と人、人と自然をつなぐコミュニケーションコンサルタントです。自然への畏敬の念を持ち、自分の頭で考え、判断、行動できる人を育むことを使命とします。」
というもの。
異常気象が日常になり、災害が頻発するいまだからこそ、「自然から学ぶ」というスタンスや「畏敬の念」を忘れてはいけないと思っています。
私たちは、次の10年をめざしてこれからも活動を続けていきます。
今後とも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
をかしや夏レポート 自然体験&ガイド養成研修
残暑お見舞い申し上げます。 菊間たまです。
みなさまお元気でお過ごしですか。
昨日から二十四節気の 「処暑」
毎年感じますが、
お盆過ぎたら暑さがやわらぎ、秋の気配がぐっと増してきますね。
夜には秋の虫たちがコーラスを始め、
緑の“いが栗”がころころ落ちてるのを見つける。
団体で渡りの準備しているようなツバメたち。
秋の風の匂いが待ち遠しくなる。
みなさんはどんな秋の気配を感じますか^^?
といっても、日中はまだまだ陽射しが強いですね。
熱中症にもまだまだ気をつけてくださいね。
さて、本年の夏のプログラム、終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
今年は、主催事業は、
「鈍川渓谷シャワートレッキング」
「夜の海の宝探し いのちの輝き ウミホタル」を実施しました。
川も海も、やっぱり自然は奥深く美しい。
その中で、新たな世界を見つけたみなさん。
何度やってても、こちらも新鮮な発見に満ちた日々でした^^。
「シャワトレをきっかけに、愛媛の自然を満喫しています」
と、いただいたうれしいメッセージ。
自然の懐で、家族と過ごす喜びを見つけていただけました^^。
「夜の海の宝探し」では、次々出会ういろんなカニや生き物に驚き^^。
小さな虫も苦手だった子が、カニを自分でつかめるようになりました。
親御さんもびっくり。
“自然と友だちになれる”ドラマの2時間でした。
また、海では、7月の豪雨のため、
ウミホタルが激減するという事態が発生していました。
わずかに数匹のウミホタルに会うことができましたが、
彼らの青い光は、本当に懸命に生きる大切な「いのちの輝き」
命を繋ぎ、また戻ってきてくれることを願いました。
また、今年は夏休み前半、環境マイスターとして、
さまざまな団体さんの自然体験プログラムをオーダーいただきました。
今治市内、新居浜市内の愛護班さんの活動。
今治市たんぽぽ幼稚園さんのお泊り保育の中での活動。
東温市上林小学校さんの夏のキャンプでの活動。
鈍川渓谷や、竜岡・蒼社川上流の森のともだち農園さんのフィールド、
皿が嶺の上林森林公園 と、いろんな場所で、
自然を感じ関心を高められるよう、プログラムを実施させていただきました。
お泊り保育の翌日、園児さんが書いた絵日記には、
川へ入ったり、つるブランコで遊んだり、
プログラムで遊んだ自然との思い出がいーっぱいあふれ出てきたそうです。
先生方がビックリして喜んでおられたそうです^^。
リアルな自然との体験、心と体でめいっぱい感じられたからだと思います。
子どもたちと自然は、きっかけを通して磁石みたいにビビッと結びつくのです^^。
そして、電気のように、自然からのエネルギーが心と体に、ぎゅーん!と通るのですね。もちろん大人もですけどね。
素直でかわいい子どもたちと出会えて、私にとってもうれしいお仕事がいっぱいでした。
毎年お声掛けいただいている、
今治じばさんセンターさんの「バリバリものづくりおもしろフェスタ」にて
「水軍のびゅんびゅん弓矢づくり」も実施させていただきました。
毎年人気をいただきありがたいことです^^。
参加してくださったみなさん、朝早くから並んでいただきありがとうございました。
竹の弓矢と、弓矢筒(檀紙で作る袋)をじっくり作製しました。
みなさんのオリジナリティに感動しました!
貸切釣りプログラム。代表理事マロの愛する領域です^^。
こちらはすでに熱いレポートが上がっております。
また、代表理事マロ、ガイド養成等のお仕事も多数いただいていました。
河原学園さん 「観光系専門学校生のためのガイド&企画研修」
東温市にてガイドと企画の研修。古民家と地域をフィールドにした3日間の実践研修でした。
山口県萩市「萩ジオガイド養成講座」
~「知識を伝える」から「感動が伝わる」へ~ 8月と10月の3日間で講座を実施しています。
これまでもいろんな県でガイド養成講座に携わらせていただいてますが、
参加したガイドさんたち、目から鱗が落ちて「しゃべるだけではダメだ!」と、
講座をきっかけにガイド法の改善に意欲的に変わっていかれるそうです。
愛媛県東予地方局「TOYO歴史文化資源ガイド」養成講座
東予地域の産業遺産、歴史文化及び伝統産業等の地域資源を学び、
情報発信や観光ガイドなどを担う若い人材を育成するための講座。高校生たちが集い、学び合います。
今治城にて、若い豊かな感性で感じたことを、体験を通じて伝えるガイド法(インタープリテーション)を実践練習しました。
6月には、吉備中央町「日本版DMOスタッフのためのガイド&企画研修」にも行かせていただきました。
佐賀県伊万里市、広島県三原市など、これまでいろんな県で、みんながハッピーになるための、ガイド養成研修に携わらせていただいています。
すでに過去ブログにもありますが、
「観光Re:デザイン」という観光系のWEBサイトにて、ガイド技術、インタープリテーションに関する記事を6月より連載させていただいています。
タイトルは、「小さなまちのどこにでもある資源を魅力あるストーリーに変え、伝えるための12のコツ」
読みやすいと思いますのでよかったら覗いてみてください^^。
そしてそして、
「愛媛県中小企業家同友会 リーダーシップ研修」
7月から4回シリーズの研修講師をさせていただいておりました。
研修目的は、「ファシリテーションを学び、主体性と個性を引き出せるリーダーになる」
ファシリテーション初めて体験のみなさん、
とても生き生きとされていたそうです^^。
あんなことやったな~こんなことやったな~ と思い出しながら書いていたら、
長い長いレポートになってしまいました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました^^!
夏ももう少し。
どうぞお元気で楽しく過ごしてくださいね。