連載記事「ガイドはできるだけしゃべらず、体験を通じて伝えよう。」
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
暑い日が続きますが、みなさま、いかがおすごしでしょうか?
先週は台風12号の襲来で、しかも東からやってくるというパターンでヒヤヒヤしましたが、今回はどこも大した被害はなく、ほっと一安心です。
異常な暑さが続きますので、熱中症にはくれぐれもお気をつけて。
そしてせっかくの夏ですので、海や川に出かけてやぜひ夏を満喫しましょう!
さて、先月より「観光Re:デザイン」という観光系のWEBサイトにて、ガイド技術、インタープリテーションに関する連載記事を書かせてもらっていることは以前お伝えしました。
連載タイトルは
「小さなまちのどこにでもある資源を魅力あるストーリーに変え、伝えるための12のコツ 」
そして先日、新しい記事が掲載されました。今回のテーマは「まち独自の魅力のみつけかた」。
どこの地域にでもその地域「ならでは」の魅力があります。
しかし、地元であればあるほどその良さは見つけにくいものです。
そんなときにどうしたら良いか?とうことを書きました。
こちらでご覧になれますので、よろしければぜひご覧ください。
そして本ブログでは、先月の記事を掲載してみたいと思います。
連載第一回目の記事です。どうぞお楽しみください。
連載 小さなまちのどこにでもある資源を魅力あるストーリーに変え、伝えるための12のコツ ~ステップ1
まちの印象は、ガイドさんで決まります!
観光まちづくりの現場の方が実践するための「ノウハウ」と「あり方、心構え」に関する連載記事です。知識ばかりでずっとしゃべっているガイドではなく、参加者がのびのびと楽しみながら、そのまちを好きになっていくためのガイド手法をお伝えしていきます。ガイドがどうやって参加者にまちを楽しんでもらうか。そのためにやるべきことはどのようなことかについて、12ステップで解説します。
はじめに 〜目指すべきガイド像〜
みなさんこんにちは、はじめまして。愛媛県今治市を拠点に、自然やまちなみや歴史、文化などさまざまな分野のガイド活動や、ガイド養成研修を生業にしている菊間と申します。今回より12回にわたって、ガイド手法やガイドの心構えに関する記事を書かせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
なお、私がお伝えするガイド法は、よくある「しゃべり倒す」ガイドではなく、大人も子どもも、自然やまちなみや文化や歴史にまったく興味のない人も楽しめる、非常に応用範囲の広い方法です。初めて聞くこと、目からウロコのことなどもあるかと思います。できるだけわかりやすく、具体例をまじえて紹介していきますので、どうぞゆるりとお付き合いください。
まちの印象は、ガイドさんで決まる!
みなさんはどこかのまちでガイドさんに案内してもらったことはありますか?
初めて訪れたまちで、気さくで優秀なガイドさんに出会えるのはとてもラッキーなことです。全然知らなかったまちの歴史や面白いエピソード、オススメの場所やおいしい食べ物など、そのまちの魅力をコンパクトに伝えてくれるでしょう。その出会いによってあなたはきっとその町のことを「好き」になるはずです。優れたガイドさんは、今まで知らなかった新しい世界の扉を開いてくれます。
では反対に、こんな経験はないでしょうか? あるまちに行って、ガイドさんをお願いしたとします。
そのガイドさんはとても詳しくなんでも知っています。そしてまちの歴史やまちゆかりの偉人のことなどを、こと細かに立板に水のごとく話し続けます。細かい年号や人物の名前がポンポン飛び出しますが、そのまちに初めて来たあなたにはまったくなんのことだかわかりません。
おまけにちっとも面白くないのですが、なかなかそうも言えず「はあそうですか・・・。」などと相槌を打つのが精いっぱい。そしてあふれる情報でお腹いっぱい、何も記憶に残りません。ガイドはあなたの気持ちなどおかまいナシで、いつまでも気持ちよさそうにしゃべり続けています。参加者は辟易して曲がり角を曲がるたびに一人減り、二人減り、最後にはほとんど誰もいなくなっています。しかし、ガイドは参加者の様子など気にとめる様子もなく、ひたすらしゃべり続け・・・。
これは、観光地で実によくある光景です。「ガイドあるある」といっても良いでしょう。ガイド自身が「知識が命」「伝えなければならない」と思い込んでしまうとついついしゃべりすぎてしまうのです。しかし、参加したみなさんはどのように感じるでしょうか? まちを訪れる多くの人は、お勉強をしに来ているわけではありません。それなのに知識や情報を押し付けられたら、おそらくうんざりしてしまうことでしょう。
場合によっては、そのまちのことを嫌いになってしまい「二度と来るもんか!」と思ってしまうかもしれません。
このように、ガイドの質によってまちの印象はガラリとかわってしまいます。そしてこれは観光にかかわる上でとても大切なことです。お客さんがそのまちを好きになるのも嫌いになるのもガイド次第、というわけです。であれば、お客さんも自分もハッピーになる、そんなガイドを目指しましょう。そしてお客さんがまちのファンになり、リピーターになってくれることでまちも潤う。本連載では、そんな好循環を生み出せるようなガイド術をお伝えしていこうと思います。
雰囲気の良いガイドを目指しましょう!
できるだけしゃべらず、「体験」を通じて伝えよう
では具体的にはどのようなガイドになれば良いのでしょうか? 何をどのように伝えていけば良いのでしょうか? それには二つの大事なポイントがあります。
1.できるだけしゃべらない 〜「盛る」のではなく「削ぐ」ことを考える〜
ガイドというと、とにかくなんでも知っていて、聞けば全て答えてくれる人、というイメージがあるかもしれません。しかしほんとうは、全てを知らなくても優れたガイドになることはできるのです。もちろん知っているに越したことはありませんが、それよりもっと大事なことがあります。それは「できるだけしゃべらない」ということです。
「しゃべる」という行為は、実はお客さんが自由に見たり、聞いたり、感じたりする時間を奪うことです。これはとても重要なことなので覚えておいてください。ガイドがしゃべっている間は、お客さんが主体ではなくガイドが主体になってしまいます。だからガイドがしゃべる内容は、お客さんの時間を奪ってでも伝えなければならないことに限るべきです。そしてそれほどまでに重要なことはさほど多くはないはずです。
少なくとも人物の名前や年号や、植物や地質の名前などに、そこまで価値があるとは思えません。
以上の理由から、ガイドが伝える内容は、徹底的に削ぎ落とす必要があります。そのまちやその場所、その時「ならでは」の、かつ本質的な内容のみに絞り込むべきです。とかくガイドは多くのことを伝えたがりますが、それは逆効果です。多すぎる情報は、決して伝わることはありません。「盛るのではなく、削ぐ」。これが、良いガイドになるための第一のポイントです。
2.「体験」を通じて伝える
もう一点は、そうして絞り込んだ情報をただしゃべるのではなく「体験」を通じて伝える、ということです。参加者自身が見たり、聞いたり、触ったり、感じたりして、自らの体験を通じて理解する、そういうガイド手法を用いるのです。現段階では意味がよくわからないかもしれませんが、今はそれでかまいません。一般的にガイドさんは知識を重視しがちですが、積みあげた知識や情報がまったく通用しないパターンも存在します。
例えばまちなみや自然や歴史にまったく興味のない人や、子どもグループや親子連れがお客さんの場合です。こういった場合は、知識ではなく誰もが楽しめる「楽しい体験」や「素敵な時間」を提供することが大切です。そしてまちなみや自然や歴史の魅力を、体験を通じて楽しく伝えるには、知識だけではない専門的な「伝え方」を身に付ける必要があります。これが第二のポイントです。
体験の一例、空の広さを感じるために、参加者自身が寝ころがって空を見上げています
武蔵と小次郎 〜「知識」という名の大剣を振りかざすのではなく、「知識」と「伝え方」の二刀流でいこう
佐々木小次郎(左)と宮本武蔵(右) ©下関市観光政策課
最後に、これから私たちが目指すガイド像についての例え話をしましょう。私が研修でよく使う話に「武蔵と小次郎」があります。みなさんは、かつて巌流島で戦った二人の剣豪「宮本武蔵」と「佐々木小次郎」をご存知でしょうか? 宮本武蔵は「二天一流」という流派で二本の刀を使います。いわゆる二刀流です。それに対し佐々木小次郎は「巌流(がんりゅう)」という流派で、1mにも及ぶ長大な剣を使って戦ったといわれています(諸説あり)。
これをガイドに置き換えてみましょう。従来の知識伝達型のガイドさんは「佐々木小次郎」です。積み上げた知識や情報という一本の大きな刀を使います。しかしこれでは、先に挙げたような状況に対応できません。どんなに積み上げ研ぎ上げた知識という名の「大剣」をもってしても、興味のない人や子ども達には通用しないのです。
これに対して私たちが目指すのは「宮本武蔵」です。「知識」という刀に加え、体験を通じて伝える「伝え方」というもう一振りの刀を使い、どんな人にもその場所の魅力を伝えていきます。二刀流で戦うことでどんなお客さんが来ても満足してもらうことができるのです。この場合「知識」は相手のニーズと必要性に応じて小出しにする「引き出し」であり、知識を全面に出すことはありません。そのためガイドも「全てを知らなければいけない、伝えなければいけない」というプレッシャーから解放されることになります。
ただし、体験を通じて伝える手法は、知識を積み重ねる今までのやり方の延長線上にはありません。これから学ぶことは、今まで振ったことのない新しい刀の振り方を覚えることにほかならないのです。それは多くの人にとって初めてのことで、時に難しく感じることもあるかもしれません。しかし、もしその刀を上手に振ることができるようになれば、興味のない人が来ても、子どもが来ても、親子連れのグループの中にカップルがいても恐れる必要はありません。どんな相手にも満足していただける、まさに「天下無双」のガイドになれることでしょう。
そんなガイドを目指して、これから一年間一緒に学んでいきましょう。
WEB連載、はじめました。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、今月よりガイド技術、インタープリテーションに関する連載記事を、WEB上で持たせてもらうことになりました。
サイトは「観光Re:デザイン」という観光系のWEBサイトです。
連載タイトルは
「小さなまちのどこにでもある資源を魅力あるストーリーに変え、伝えるための12のコツ 」
まちの印象は、ガイドさんで決まります!
要は私の専門分野であるガイド技術「インタープリテーション」の手法と、インタープリターとしての「あり方」に関する記事なのですが、まちづくりやさまざまな観光業に関わるみなさんが読者なので、今回あえて「インタープリター」「インタプリテーション」という言葉を使わずに書いてみました。
全くガイドのことをしらなくてもインタープリターをしらなくても読めるように書きました。
今回は第一話で、今後月一のペースで12回連載します。
ちょうど一年間ですね。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思っています。
今回の記事もぜひ読んでいただきたいのですが、以前に同じ「観光Re:デザイン」さんで読み切りの記事も書かせていただいたので本記事後半ではその記事を掲載してみたいと思います。
ぜひお楽しみください。連載の方を先に読みたい方は、こちらをご覧くださいませ。
それではどうぞお楽しみください。
小さなまちのどこにでもある資源を魅力あるストーリーに変える伝え方とは
自然を対象にしたガイド風景。しかしインタープリターの活躍の場はそれだけではありません
インタープリターとは?
寺社仏閣でのガイド風景。インタープリターの活躍の場はさまざまです
私の仕事はプロのインタープリターです。インタープリターとは、自然や歴史や文化などの案内人のこと。平たくいえば「ガイド」です。しかし、一般的なガイドとは少し異なります。みなさんは「ガイド」と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか? 自然や歴史や文化などにすごく詳しくて、聞けばなんでも答えてくれる人?
ガイドの中にはそんな方もたくさんいらっしゃいますが、私たちインタープリターは必ずしもそうではありません。「知識」や「情報」を伝える一般的なイメージのガイドとは異なり、知識を伝えることを主な目的としていないのです。時には、知っていてもわざと答えなかったりします。
またインタープリターは「自然案内人」と訳されることもありますが、案内する場所は自然の中に限りません。お城などの豊かな歴史や文化を持つスポットや、一見何気なく見えるまちなみ、地球の歴史に迫るジオパークだったりもします。あらゆる場所を案内するのです。お客様は子どもやカップルも含めあらゆる人を対象とします。
あらゆる場所であらゆるお客様に満足していただくためには、知識や情報を一方的に喋り倒すことは得策ではありません。なぜならば、多くのお客様は、勉強ではなく楽しみのためにその場所に来ているからです。それなのに、ガイドが一方的にマシンガンのように喋ってしまったら、楽しむどころかその場所のことを嫌いになってしまうかもしれません。
そこで私たちは喋るのではなく「体験」を通じて伝える仕掛けをします。その場所の魅力が伝わる「アクティビティ」と呼ばれる体験をつくるのです。参加者が自ら魅力を発見し、気づくことのできるような「体験=アクティビティ」をデザインし、それを通じて「伝える」のがインタープリターの仕事なのです。私はいろんな場所でそのようなガイドをし、そしてガイドさんの育成研修をしています。
体験をデザインする
三原城駅前からツアースタート。三原城主の小早川隆景公の銅像前にてフリップを用いて解説
では具体的には、インタープリターはどのように体験をデザインし、魅力を伝えていくのでしょうか? まずは、その場「ならでは」の魅力を探すことからはじめます。よそでもできる体験はその場所でする意味がありません。どんな場所にも、その時にその場所にしかないものがあります。インタープリターはそんな「今、ここ」にしかない魅力を見出し、それを体験化するのです。
具体的に例をあげてみましょう。
以前関わった仕事に、広島県三原(みはら)市のガイド育成研修があります。三原というまちの魅力を伝えることのできる「おもてなしガイド」を育成する仕事です。私が研修を行う場合、知識や情報提供をメインとすることはまずありません。知識や情報も大事ですが、それは必要に応じて出す「引き出し」にすぎず、後からでも独学で身につけることができるからです。それよりも大事なことは、徹底して「伝え方」の技術を訓練することだと考えています。つまり知識を体験化することのトレーニングです。そのためにまちの魅力を調べ、それを伝えるにふさわしい「アクティビティ」を考えます。
研修に先立ち、1日かけて打ち合わせと調査を行いました。三原には450年ほど前、「三原城」という、海に面した広大なお城がありました。しかし戦後、城の本丸の真上を東海道本線と新幹線が貫通します。そして長大な石垣も今ではごく一部を残すのみとなり、かつての城の敷地はまちの中心部となり、現在ではパッと見ただけではそこに城があったことさえわからないほどです。
三原城天守台からの景色。かつての城の天守台と同じ高さに新幹線三原駅のホームが見えます
しかしこういうまちにこそ秘められた面白さがあります。例えば新幹線三原駅のホームの真下にはかつての三原城の石垣があり、そのすぐ横には自転車置き場があります。極めて現代的な新幹線が、450年前の石垣に支えられているのです。このギャップは面白い! ところが、かつてこのまちに城があったという事実と、石垣が新幹線ホームの土台に使われているという事実を知らない限り、一般の人がその面白さに気付くことはありません。そこでこれを体験化することにしました。ギャップに気付くアクティビティを実践することにしたのです。
450年前につくられた石垣の一部を現在でも見ることができます
いざ、体験!
さて、研修本番。作成したアクティビティを参加者の皆さんに体験してもらいます。今回実施したアクティビティは、A4〜A5程度の厚紙で作った四角い枠をフォトフレームに見立て、まちにある魅力的な景色を写真に撮るというもの。名付けて「三原今昔写真館」。実施手順は以下の通りです。
①4~5人一組のグループに分かれ、グループで一つ四角い枠を持つ
②決められた範囲でまちを歩き、グループごとに「過去と現在が入り混じった」面白い場所を探す
③その場所を枠で「写真」として切り取る。構図や写真のタイトルもグループのみんなで考える
④各グループが撮影した今昔写真(風景)を全員で順番に見て回る
⑤参加メンバーの感想を聞き、みんなでシェアする
⑥インタープリターが「実はあの石垣は450年前のお城の石垣です」と伝える
この様な手順で実施します。時間は30分程度。すると何が起こるでしょうか?
まず、参加した皆さんはワイワイガヤガヤとおしゃべりしながら、グループごとに自由にまちを歩くことができます。ガイドと一緒に歩くわけではなく、あくまで自由に主体的にまちの雰囲気を感じ、音を聞き、眺めることができます。ああでもない、こうでもないと言いながら「過去と現在が入り混じった」場所を楽しく探すことになります。
そして写真に「切り取る」ために、より対象をじっくりと見ることになるでしょう。その後、グループごとに見つけた場所を紹介してもらいます。参加者自身が発言することで、自分たちが発見したことを再確認することにもなります。
ガイド中に参加者が自由に動けることで、みなさんいきいきした表情を見せてくれます
インタープリターがガイド中にすることは、安全管理と時間の管理、それからやることの説明をして、あとは参加者が自由に楽しみ、発見する過程を見守ることです。そして最後に「実は新幹線ホームを支えているあの石垣は、450年前のお城の石垣です」と伝えるだけ。
しかし、その時点で参加者の皆さんはすでにじっくりとまちを歩き、まちを感じ、その過程で古いものと新しいものが共存する風景をごく自然に「自分たちで」発見しています。したがって最後のインタープリターの一言だけで、
「そうか! このまちにはこんなにすごいギャップがあったのか! 面白い!」
と腑に落ちるのです。
自ら気づく重要性
このようにインタープリターは、自分が長々と喋って伝えることはしません。あくまで「体験」を通じて伝える、いや「伝わる」ことが大切なのです。インタープリターがすべき重要なことは、事前にその場の魅力を調査し、それが伝わる体験=アクティビティをデザインすることです。そして本番では、参加者が体験する時間をたっぷりとり、参加者が「自ら」発見し、気付くプロセスを保証すること。自分で体験するからこそ、余計なことを言わなくてもしっかりと「伝わる」のです。
またこの作業は、普段は気付くことのできないそのまちの魅力に光を与え、ストーリーを紡ぐことに他なりません。ともすると見落としてしまいそうな「何気ない」時間や空間の中に魅力を見出し、それを参加者自身に感じてもらう。これにより、多くの人が自分でも気付かなかった自分自身や地域の魅力を、自分で発見できるようになるのです。
そのためにはインタープリター自身が優れた感性を持っている必要があります。多くの場合、地元の人が自分たちの魅力に気付くのは難しいものです。いつも見聞きしている自分のまちは全てが「当たり前」になってしまうからです。しかし外から見れば、当たり前のものなどありません。どんな場所にもそこならではの良さがあり、それはどこにでもあるようなものではないのです。
「当たり前」ではなく「有り難い」。
そう感じることのできる鋭い感性を、インタープリターやガイドは自分の中にしっかりと育みたいものです。
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