小田深山に行ってみた。
こんにちは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
私は一昨日からついさっきまで、内子町の小田にお邪魔していました。
宿泊できる古民家があるので、そこに泊まり込んで、久しぶりに二日間きこり作業をするのです!
ところが。
昨日の朝現場に行ってみるとまさかの雪。
うーん。・・・仕事できないし。
でも、現場は SOL-FA オダスキーゲレンデ に近い標高の高いところなので、まあ仕方ありません。
林業はできないけど、せっかく小田に来たので、小田深山(おだみやま)に行ってみることにしました。
小田深山は標高が高く、温暖な愛媛にあってもその平均気温は東北地方の平地部に近いそうです。
なので、生えている植物が他と全然違い、ブナ林もあるそうな。
そして小田深山渓谷付近は原生林も残っており大変美しいらしい。
考えてみると、愛媛に移住してから9年たち、県内ほとんどの地域に入ってみたものの、なぜかこの内子、小田エリアはほとんど行ったことがない。
では行ってみよう!
ということで、小田深山渓谷を訪ねてみました。
渓谷は、とても清らかな水が流れ、噂通りの美しい広葉樹林に囲まれていました。
この安芸貞淵には竜が住んでいるという伝説があるらしい。
その他にも小さな滝があったり。
深山七不思議なんてのもあるんだって。
河原にはかわいいネコヤナギの花芽も。
うーん、なかなか素晴らしい自然です、小田深山渓谷。
新緑や紅葉の時期にもぜひ来たいものです。
このあとは、きれいな湧き水があるところまで行こう、ということになりました。
しかし、行けども行けどもなかなか着かず、、、。
そして行けば行くほど雪がどんどん深くなります。
ついには積雪15センチほどに。
このままでは帰れなくなるかもしれないので、引き返すことになりました。
うーん、どうも行き過ぎたみたいです。
帰りがけに湧き水を探しながら進みました。
そしたらありました!
やっぱり通り過ぎてた、、、。
大きなカツラの木があり、その根元からこんこんと清らかな水が湧き出ています。
手ですくって飲んでみましたが、雑味のない、実に美味しい水でした。
そんなわけで、雪のおかげでおもいがけず素敵な時間を過ごすことができました。
みなさんも機会があったらぜひ、小田深山に足を運んでみてください。
本当に美しい広葉樹林を楽しむことができますよ。
以上小田深山のレポートでした。
新年度事業「やまプリ!」
こんばんは。
一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
さて、お待たせしました。
新年度事業のご案内です。
以前にも本ブログで予告しましたが、今年はいくつか新規事業を始めます。
その第一弾!がこれです。
「やまなみインタープリター講座」
略して「やまプリ!」
今まで をかしやの看板事業といえば「しまプリ」でした。
しまなみインタープリター講座は、瀬戸内の美しい島々と、そこにかかる橋が見事に調和した「しまなみ地域」を舞台に、「コミュニケーション力」「企画力」「伝える力」を持ったインタープリター=伝える人を育成する講座です。
しまプリ講座は昨年までに8期を数え、OBOGの数は150名を超えます。
そして東京、新潟、沖縄など参加メンバーのエリアは全国規模。
しかも職業は自然系に限らず、職業も年齢も極めて多様なメンバーが集う、異色の講座です。
この講座はをかしやの看板事業であり、そしてメンバーとのつながりは私にとってかけがえのない財産です。
そしてそしてこのたび。
新規事業です。
やまなみインタープリター講座。
略して「やまプリ」。
この「やまプリ講座」は、4月〜7月にかけ、月一回×2回、プラス最終回のみ一泊二日で実施する、森林や林業について学ぶ講座です。
ただ、本講座の目的は林業技術者を育成することではありません。
この講座の目的は、日本と世界の森林を知り、森林にまつわるさまざまな問題を世のひとびとに「伝える」ことのできる人を育てることです。
森林環境問題においてよく語られることは、木材供給地である「川上」、つまり山と、消費地である「川下」つまり都市部のつながりの欠如です。
なのでそのつながりが見えるような講座の展開にしたいと思っています。
な〜んていうとちょっと難しい感じがしますが、そんなことはありません。
要は、「まち」に住んでる人は、材木がどこからきてるか、「山」どんな風にそだってるか知る機会がないってことです。これって、とてももったいないこと。
だったら、体験してみよう!
という講座です。
山は楽しいです。
山仕事をしていると、何気ない日常の中にある、一瞬のヨロコビに触れることがあります。
それは神々しい朝日だったり、朝の空気の冷ややかさだったり、あるいは普通のおにぎりが格別に美味しかったり。
多分普段の暮らしの中にもそんなヨロコビはたくさんあると思うのですが、忙しい日常では感じにくい。
自然の中にいるからこそ、感覚が鋭敏になり、素直に喜ぶことができるんだと思います
そんな、山や森林のことを知る「やまプリ講座」。
具体的な講座の内容は、以下の通りです。
第一回:4月29日(土・祝)
「きこり入門!」
〜お互いを知り合うワークと森林の基礎講座、間伐体験〜
第二回:6月4日(日)
「チェンソーワーク」
〜思いっきりチェンソーぶん回して、とことんチェンソーを使い倒してみよう!〜
第三回:7月8日(土)〜9日(日) 一泊二日
「森を伝える人になる」
〜初日:お楽しみの1日と納涼会!〜
〜二日め:全体のふりかえりと森と人との関係を考えるワークショップ〜
ちなみに第三回の初日の内容は、全く決まっていません。
すべては参加者しだい。
皆さんと一緒に創り上げていきたいと思っています。
詳細は下記の通り。4月29日、開講。
興味のある方はぜひどうぞ!
初心者でも、山のプロでも経験は問いません。
中学生以上ならOK!です。
山の仕事は楽しいですよ〜!!!
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やまプリ講座 〜やまなみインタープリター講座〜
日時:第一回・・・・平成29年4月29日(土・祝)9:30~17:00
第二回・・・・ 6月4日(日)9:30~17:00
第三回(一泊二日)・・・7月8日(土)9:30~ 9日(日)17:00
定員:20名
会場:愛媛県今治市玉川町鍋地集落および集会場
テーマ:第一回・・・きこり入門
第二回・・・チェンソーワーク
第三回・・・森を伝える人になる
こんな人にオススメ!:
中学生以上の
・森林や林業に興味のある人
・木を伐採して、その木で何かを作りたい人
・チェーンソーの扱い方、選び方を知りたい人
・チェーンソーの目立て(刃の研ぎ方)の仕方、目立てに超便利!な道具の選び方を知りたい人
・薪ストーブや、薪の扱い方を学びたい人
・多様なひとびととの交流を楽しみたい人 ・・・などなど
参加費:連続参加:9,800円(三回一括料金、三回目の食費別途)
単発参加:初回・二回目、3,000円/回、最終回5,000円(食費別途)
※ガク割、あります! 中高大学生の参加費は上記料金の半額!!
講師:村瀬 宏之氏、江崎 賢二氏、江崎 美沙氏
申し込み方法:
または 名前、住所、電話番号、メールアドレス、年齢、生年月日、参加にあたって一言 を書いて
info@wokasiya.jp までお申し込みください。
※@を@に変えてください。
以上、やまプリのご案内でした。
たくさんの方の申し込み、お待ちしてますー!!