クラウドファンディングに挑戦中!自然学校エイド基金
こんにちは。一般社団法人をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。
昨日7月7日は七夕の日。しかしこちら愛媛今治では、ものすごい大雨が降りしきっていました。そして深夜1時すぎには避難準備の指示も出ていました。
私たちをかしや家は山の側に立つ、築100年の古民家です。あまりの降水量に溝を掘ったり排水作業に追われながら、荷物をまとめいつでも避難できるように準備していました。が、深夜2時すぎには雨足が弱まり、翌朝にはすっかり雨は上がっていました。
今回の大雨は九州に甚大な被害をもたらしました。でもこの状況では日本中どこが被災してもおかしくありません。
もはや何十年に一回レベルの災害が毎年起こるようになっています。
防災を十分意識するとともに、気候危機を回避すべくきちんと考えて行動しなければなりませんね。
さて、今日は「自然学校エイド基金」のお知らせ。一種のクラウドファンディングの試みです。
新型コロナウイルスの影響により、飲食業や観光業を始め、さまざまな分野に甚大な被害が出ています。
そしてそれは、私たち「自然学校業界」も例外ではありません。
4月には、自然体験や環境教育プログラム、エコツアーなどを提供する全国の「自然学校」への、コロナウイルス影響調査がありました。
結果は、6割強の自然学校が廃業の危機に瀕しているとのことでした。
私たち をかしやは自然体験だけを生業にしているわけではありませんが、それでもやはり大きな打撃を受けました。
直接体験とコミュニケーションを基本とする業態だけに、全ての仕事がキャンセルとなりました。
今は少しづつ戻ってきていますが、相変わらず厳しい状況です。
そして、自然体験そのものを生業にする全国の仲間たちは、本当に存続の危機に瀕しています。
本来であれば、自然体験やアウトドアのスキルは災害対策として有効であり、こんな時期にこそ必要とされるはず。そして夏休みは繁忙期にあたり、書き入れ時であるはずです。しかし、自粛とステイホームが長く続いた影響で、まだまだお客さんが戻らないところが大半です。
自然学校はただお金儲けをしているわけではなく、自然から学び「生きる力」を育んだり、「生きる智慧」を身につけるために活動を展開しています。もし全国の自然学校が廃業になれば、そんな「学びの場」そのものがなくなってしまい、智慧の伝承もできなくなってしまいます。これはまずい。
そんな事態を受け、日本環境教育フォーラム(JEEF)、自然体験活動推進協議会(CONE)、日本アウトドアネットワーク(JON)の三つネットワーク団体が取りまとめを行い「自然学校エイド基金」を立ち上げました。私たち をかしやも賛同団体に加わっています。詳しくは下記JEEFの趣意書をお読みいただきたいのですが、ともかくいまこそ自然体験の価値を伝え、学びの場を守るためのアクションを起こす必要があると思っています。
ぜひ多くの皆さんにこの状況を知っていただき、ご支援いただければと思います。
みなさま、ご支援や情報拡散のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
1日も早く、みんなで火を囲める日が来るのを願って。
以下、詳細です。
子どもたちの自然体験を支える自然学校を応援してください「自然学校エイド基金」
子どもたちの自然体験を支える自然学校を応援してください!
「自然学校エイド基金」
自然学校とは地域の自然を舞台に自然体験やエコツアー等を提供する事業体です。新型コロナウイルスの影響により、子どもたち向けの自然体験やキャンプが延期・中止となりました。
4月の調査では、6割強の自然学校が廃業の危機に直面していると回答しています。
子どもたちは自然のなかで遊ぶことを通して、生きていくのに必要なたくさんのことを学びます。自然の大切さ、友達との付き合い方、自分のことを自分で決定する力、試行錯誤する力。自然学校等はその機会を守っている場所です。
そのため、子どもたちと自然をつなぐ重要な役割を担っている自然学校の存続のために「自然学校エイド基金」を立ち上げ、寄付金を集めることとしました。
子どもたちの自然体験を支える自然学校への応援をお願いいたします。
〔プロジェクト期間: 7/1 〜 10/16〕
■すべての子どもたちが心から自然とふれあえる社会を目指して
1980年代前半に日本で最初の自然学校が誕生し、2011年の全国調査では約3,700校が活動されていることが報告されました。最近では地域振興に向けた取り組みにも活動の幅を広げていることから、持続可能な地域づくりの拠点としての役割も期待されています。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響について調査を実施したところ、緊急事態宣言の発令や学校の一斉休校等の理由により、多くの団体が廃業
の危機に直面していることが明らかになりました。
自然体験は子どもたちの「生きる力」を育む基盤です。自然学校の廃業によって子どもたちが自然とふれあう場や機会が失われてしまうことは、子どもたちの「生きる力」の低下にもつながってしまいます。
■被害総額は約18億円、自然学校が経営窮地
全国の自然学校を対象に新型コロナウイルスの影響を調査したところ、活動の中止や延期により売り上げの損失見込み額が少なくとも総額約18億円に上ることが分かりました。これにより6割超の団体が法人の経営に影響が出ていると回答しています。
そのため、関係省庁に対して子どもたちが自然とふれあう場や機会の維持継続を求めて要望書を提出しました。また、活動の再開に向けてガイドラインの策定も進めてきました。
さらに、地域振興、里山保全、国際協力など多くのSDGs目標にも取り組んでいます。地震や台風による自然災害時には全国ネットワークを活用していち早く災害支援を行ってきました。そうした活動も危機に瀕しているのです。
多くの方々からの自然学校へのご支援が、持続可能な未来への力になることを願っています。
■寄付金の使い道
皆様からいただいたご支援は、手数料及び管理費を除く全額を賛同団体に加わっている自然学校に対して配分予定です。なお、寄付する自然学校を指定することも可能です。その場合は、手数料及び管理費を除いた金額を指定した自然学校に対して配分します。
緊急事態宣言の解除により、人々の生活は徐々に日常に戻りはじめました。しかし、夏休み期間の短縮や集団行動に対する忌避感等により、自然学校等では繁忙期である夏のプログラムは十分に実施できないと思われます。
そのため、皆様からいただいたご支援は自然学校の存続を目的に、人件費や活動費などに使用させていただきます。
◆ 問い合わせ先
公益社団法人日本環境教育フォーラム 事務局長 加藤超大
E-MAIL:nature-school-aid★jeef.or.jp(★を@に変更)
そのへんにある野草を採って食べてみようの会 in Zoom
こんにちは。をかしや代表理事「マロ」こと菊間 彰です。久々の投稿です。
新型コロナウイルスもだいぶ落ち着いてきた今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?
私は研修仕事がメインなので、ほぼほぼ仕事はキャンセルとなりました、とほほ。でも時間ができたので、ここ何年来の課題であるインタープリテーション(ガイド技術)の本を執筆しています。
現時点でほぼ原稿は完成し、これからカットを入れたり修正したり、諸々の作業に入るところです。今回はじめて知りましたが、本一冊作るって、膨大な手間がかかるものなんですねえ、、、。
10月出版予定なのでどうぞ楽しみにしていてください。
さて、そんなわけでコロナ時代には新しい仕事のスタイルが必要なことを痛感したので、かねてより準備していた新事業を始めることにしました。リモートで参加できるオンライン事業です。
私自身もZoomで開催される様々な催しに参加してきました。みなさん知恵をしぼって、とても魅力なものをたくさん実施されてますね。でもワタシ、いまだにどうしても解決されてないと感じる課題があるんですよね。
それは、オンラインの事業は基本的に「聞くだけ、見るだけ、話すだけ」ということ。自分自身が体験することができない。
ならば自然体験とアウトドアを専門にしている私たちも、いっちょやったるか!言うことで企画しました。
「オンラインでその辺にある野草を採って食べてみようの会inZoom!」
野草はどんなところにも生えているし、大抵食べられるもの。もちろん毒のあるものや美味しくないものもあるのですが、基本を抑えれば楽しく美味しくいただけるものです。それをオンラインで実施することにしました。オンラインで実際に「採って食う」って初めての試みじゃないかな?
パートナーは、「南海道ネットワーク」でも一緒に活動している淡路島のファシリテーター、青木マーキー氏。
最近マーキーは「ファシリテーター廃業、オンラインファシリテーター開業」と謳っており、その一流のファシリテーション能力をオンラインで遺憾無く発揮しています。
ワタシはアウトドアの専門家なので、コラボしてどんな展開が生まれるのかとても楽しみです。
詳細は、マーキーの書いた下記案内文をご覧くださいませ。
オンラインは距離を超えます!全国の皆さんとお会いできるのを楽しみにしてまーす!
野外の達人と そのへんにある野草を採って食べてみようの会 in Zoom
みなさん、こんにちは。オンライン会議ファシリテーターの青木マーキーです。僕の釣りの師匠マロは、釣りだけじゃなくアウトドア全般にとっても詳しい自然案内人(インタープリター)です。
聞けば「皆の家の近くにある野草でも、けっこう採って喰えるのがあるんだよ」とのこと。おー、それ、面白そう! でも、ちょっと見分けが難しかったり、毒草食べちゃうのが怖かったりするなぁ、と二の足を踏んでいたところ、、、「オンラインで、採って喰らうをやってみようか?」って話になりました。
皆さんが、お住まいの地域にも、きっといろんな野草が生えているんだと思います。「こんな雑草、食べられるの?」と思うようなやつが、意外と美味だったりもするそうです。コロナのおかげで、あんまり遠出がしにくい今は、実は、身近な自然を見つめるチャンス!
僕は、そのへんにある野草で、ぱぱっと野草サラダがつくれるようになるってのが目標です。みなさんは、どんな野草料理にチャレンジしてみたいですか?
皆さん、一緒に食べられる野草を見つけて、採って、食べちゃいましょうー!
□とき:2020年6月21日(日曜日)朝10:00から12:30まで
□ところ:Zoomでのオンラインイベントです
□こんなことやります:
・自己紹介&みんなの家のまわりに、どんな草がありそうかな?
・野外の達人マロとマーキーの野草トーク!
・マロからお題「この草を見つけておいで〜、きっとあるし、食べられるから!」
・各自、野草をとりにゆく時間
・採ってきたものを、答え合わせしよう!
・食べられる野草の調理のポイント
・いただきます!<実際に調理して、食べてみよう>
□定員:20名
□参加にあたって
以下のフォームに必要事項を記入下さい
https://forms.gle/ATB6XQsJeErhd4P98
□参加費:1アカウント2,500円(お一人で参加も、親子で参加も、カップル参加もOK)
フォームに記入のうえ、以下の振込先に参加費をお送りくださった方にZoomのリンクとパスワードをお伝えします。
楽天銀行 ギター支店 普通 3521563 青木将幸
■講師:
菊間彰(きくま・あきら)
よろず体験事務所をかしや 代表
http://www.wokasiya.jp/
1974年生まれ。「一般社団法人をかしや」代表。環境教育と自然ガイド(インタープリテーション)が専門。エコツアー企画・実施、人材育成研修、各種ワークショップを手がける。富士山麓の「ホールアース自然学校」、沖縄のエコツアーガイド、愛知万博「森の自然学校」、「生態計画研究所」を経て、2008年より愛媛県今治市に移住、をかしやを設立。「まごころこめて、ほんものを提供する」がモットーのインタープリター(自然案内人)。人と自然が好き。日本中の観光ガイド、歴史ガイド、ジオパークガイド、インタープリターの育成を手掛けている。現在、ガイド術に関する著書を執筆中。
■世話人:
青木将幸(あおき・まさゆき)
青木将幸ファシリテーター事務所 代表
http://www.aokiworks.net/
1976年生まれ。熊野出身。環境NGO、企画会社などを経て、2003年に青木将幸ファシリテーター事務所を設立。年回100回近くの会議、研修、ワークショップの進行役として、全国を駆け巡る。2012年3月に淡路島に移住。最近は、釣りや料理、古民家の手入れ、山伏修行、馬合宿、瓦の音楽などで、マルチに活動を展開している。ひまを見つけては釣りにでかける44才。コロナのおかげですっかり出張がなくなって、身近な自然に目が向いている。